なかよし2017年6月号「プリキュアアラモード」

 昨日のアニメも名作ですが、今回の漫画も、日頃から質の高い「上北プリキュア」の新境地を感じさせられた名作でした。
 色々と忙しく、このブログを縮小運営せざるを得ないのですが、それにもどかしさを感じます。それほど、昨日のアニメも、今回の漫画も、その感想を延々と書き連ねたくなるような話でした。

 「無印」に代表されるように、上北さんの漫画プリキュアの特徴として、変身・戦闘シーンなしで、日常描写だけで非常に質の高い話を描ける、というのがありました。
 もちろん、変身・戦闘を巧く使って面白い話を作った事も多々ありました。とはいえ、メインは日常描写でしたし、自分もそれが大好きでした。
 しかし、今回の話は、変身後の設定を使って日常描写を行う、というこれまでになかった設定になっていました。

 その設定は、戦闘中に、剣城あきらの尻尾が親からはぐれた子猫に懐かれてしまった、というものでした。そのため、彼女だけは変身を解くことができずに、キラパティスリーの仕事を休んで、猫の相手をします。
 そして、猫の習性を知らない剣城あきらが、子猫をあやすのに四苦八苦し、一方で、「プロの猫」である琴爪ゆかりが、色々とアドバイスをする、という展開でした。
 さらに、子猫と再会した母猫に「誘拐犯」と誤解され、プリキュアたちは敵視されます。その「解決法」として残る四人も再び変身し、尻尾の動きで、敵意のなさを伝える、という事になりました。
 変身後のプリキュアの設定をここまで日常描写に活かしきったのは、この14年で初めてだと思います。これだけの人気と実績を持ちながら、さらなる高みを目指す上北さんと、そのような創作意欲をわかせる「アラモード」というシリーズに、深く感心させられました。

 ちなみに、途中で子猫が、剣城あきらに「頭突き」をします。これは、子猫の愛情表現とのことです。
 個人的な経験ですが、近所に住む猫が、子供の頃よく自分に頭突きをしてきました。それの意味が理論的に解明された事も嬉しく思いました。
 そして、オチで琴爪ゆかりが、剣城あきらに「頭突き」をし、中学生トリオに驚かれていました。
 これが、今後の展開にどのように影響するのか、非常に気になるところです。

 忙しいのでこの辺で終わります。繰り返しになりますが、昨日のアニメともども、本当に「名作」だと思いました。
 今の多忙から開放されたら、思い切り、このあたりについて飲み会でも開いて熱く語りたいものだ、と強く思いました。