なかよし6月号

 「プリキュア」は藤村に遊園地に誘われたなぎさが、大喜びしながら、何を着ていけばいいか悩む、という話でした。なかなかいい服がなくて悩み、「いっそデートを断ろうか」とまで言うなぎさに、「それは本末転倒」とほのかはキツめに言います。
 一方、前の日に風呂の中で店の事を考えているうちに3時間もたってしまうなど、相変わらず生真面目さと人間社会の不慣れを見せたひかりは、そのなぎさの悩みを聞いて、アカネに「カワイイ服」がどこにあるかを尋ねます。それを聞いたアカネは、彼女がカワイイ服を着たいのか、と思ってデパートへ連れて行きます。そこで、ひかりは自分が「カワイイ」と思った服を選んで、なぎさにプレゼントするのですが、それはウエディングドレスの無料レンタルサービスでした。
 当然ながら驚くなぎさに、ひかりはまた自分が外した事を知り、落ち込みます。それを見た二人がそれぞれの言い方でひかりをなぐさめました。

 基本的にはなぎさとひかりの話、という流れです。しかし、随所でほのかが彼女らしさを出しながら、なぎさを叱咤したりひかりをフォローしたりしています。その結果、三人にそれぞれの見せ場があり、しかも三人の個性が全て描かれています。特に最後にひかりをなぐさめる所など、「気持ち」の面を話すなぎさと、失敗の原因とそこにある美点を論理的に説明するほのか、というところに、二人の個性の描き方の上手さを感じました。
 雑誌発売のちょっと前に放映されたアニメMax第12話では、ひかりを主にしたら、なぎさとほのかの個性がほとんど描かれない話でした。これを見た時は、「やはりこれまでの主役二人に新キャラが加わる、三人をそれぞれ均等に描くのは難しいのか」とちょっと萎えました。その直後にこの作品を見ただけに、「こういう風に三人を描けばいい話は作れるんだ」と読んでいて非常に嬉しく思いました。

 「トモダチ」は「くるみ」が、そこそこ喧嘩なれしているやまとを、鞄の一撃で気絶させます。格闘ものでは定番の場面ですが、普通の女子高生がやるのは初めて見ました。もしかして彼女は何かの格闘技の達人なのでしょうか。
 「シュガシュガルーン」は魔法競争ネタは一休みで、学園ハート獲得ネタ。ピエールの魔法でストーカーもどきになったエリート少年が、ショコラの魔法で正気に戻る、という話でした。あそこで目が覚めずに大人になると、「ハッピーマニア」に出てきた、「究極のダメ男である自称小説家」みたいになってしまうのでしょうね。あと、ピエールがエリート少年について皮肉を込めて説明した時に、「じゃあピエールと同じじゃない」と突っ込んだバニラがいい味出していました。
 「入れカエル」は、前回詐欺まがいの契約をしていた男が、今度はストーカー宣言していました。次回はどんな違法行為をやらかすのか、今から非常に楽しみです。
 「キッチンのお姫様」はついにナジカの料理で茜の摂食障害が治ります。「子供の頃の忘れられない味」に「桃ではなくて桃缶」とするのは現実味があっていいです。
 「かみちゃまかりん」は、生徒会長の大金をかけたボケとか、和音が九条教授の息子ではなかった事が判明するとかなど、いろいろと見所のある話でした。しかしながら、個人的に特に印象に残ったのは、冒頭の縁日でいろいろな買い物をしている錦織でした。キュアホワイトの綿菓子袋・ヨーヨー・金魚といった縁日の定番と一緒に、目に黒線の入っていD社の鼠を持っています。同じ雑誌にはD社のキャラをふんだんに使える「きららプリンセス」が載っています。しかしながら、使用権が行使できるのは、雑誌ではなく、「きらら」のページ内だけのようだ、という事がこの絵によって判明しました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です