魔法学校の面々が「ナシマホウカイ」のハロウィンに参加する、という話でした。
また、それとあわせて、結城かの子と校長が数十年ぶりに再会する、という以前描かれていた伏線の回収もありました。
二つの世界の人々が、協力して成果を成し遂げる事に尽力し、それが結実した時に最高の笑顔を見せた朝日奈みらいの描写が印象に残った話でした。
全体的に見れば、やや散漫な展開だという印象は否めませんでした。
冒頭の、カタツムリニアでの魔法学校団体旅行の意味および、その後、他の魔法学校生徒たちが消え去ってしまった、というのも何だかよく分かりませんでした。
また、ハロウィンの説明をする際に、ガイドブックを隠し持ってそれの受け売りの説明をする十六夜リコ、という描写も、これまでの、満足のいくまで予習をする性格との違和感がありました。
また、クレープ屋スタッフに、モブキャラを入れたのは、あそこに勝木かなと長瀬まゆみを入れると、勝木かなが魔法の存在に気づくから、というのがあったのだろうな、と思いました。
それは十分合理的な発想だと思います。しかし、どうせなら、じっくりと話を練り上げて、「魔法のように思われる事が行われるが、勝木かなに魔法つかいである事がバレない、というような展開があっても良かったのでは、というもったいなさを感じました。
というように、残念な部分もありましたが、前回のラストから一貫していた、朝日奈みらいの、「魔法界の人々と自分達の世界の人たちが、ハロウィンを通じて一緒に楽しむ姿を見たい」という想いは非常によく伝わってきました。
その願いを叶えるために、一度失敗したジュンたち三人を元気づけた場面や、帰り間際の校長に、今日の嬉しさを件名に表現した場面などは、その「想い」がにじみ出ていました。
その一貫した描写がしっかり描かれていたために、残念な点があったのも関わらず、見終わった後は、爽やかな気分になることができた話になりました。
次回は、十六夜リコの誕生日兼家族集合話とのことです。リコの複雑な心境がどう描かれるのか、また、将来像などに変化は生じるのか、など、色々楽しみです。