今回は、読者公募の衣装を発表する話でした。
それにあわせ、朝日奈みらいが、魔法界に行って、ジュンが作った服を着てファッションショーに出る、という展開になっていました。
ただ、ジュンの作った服は、前衛的すぎて、朝日奈みらいの負担になります。
その時、フランソワの助言がきっかけで、ジュンは「ファッションの原点」を理解し、ショーを成功させる、という展開でした。
最初に読んだときは、朝日奈みらいが最終的に着た服が読者公募とは知りませんでした。
それもあって、上北さんの絵にしては、えらく冴えない服だな、と思ってしまったのが率直な感想でした。
もちろん、上手いデザインなのでしょうが、やはり、上北さんのような高画力の漫画家さんが、元の公募作品のイメージを残してイラスト化すると、どうしても、違和感が生じてしまいます。
その結果、それまでの試行錯誤の際に出てきた服のほうが、ずっと見栄えがいい、という結果になってしまいました。
というわけで、企画そのものはちょっと微妙でしたが、話のほうは色々楽しめました。
冒頭の、えらくやる気のない朝日奈みらいの服装を論じる際に、モフルンが、ズボンを引っ張って、パンツのデザインまで論評する、という行為が、当然のように行われている、というのは印象に残りました。
あと、ジュンが作った最初のデザインの服を着た朝日奈みらいが、「もっとベールを伸ばす」と魔法をかけ、唐草網用の「泥棒風呂敷」を長いマントみたいにした、というのには驚かされました。
また、フランソワを「講師」にした、「ファッション史ミニ講座」も楽しめました。
他の作品ですが、「さばげぶっ!」が次回で最終回、というのはちょっとした衝撃でした。
また、巻末の読み切りでは「男の娘」モノが掲載されていました。主役二人も脇役も男で、女性キャラの絵は7カットしか出てきていません。
「なかよし」も変革期にあるのだな、と思いました。まあ、どう変わろうと、上北さんのプリキュア漫画と、今年で連載40週年の「わんころべえ」だけは不変だとは思うのですが…。