夏祭り話でした。
前半が皆で祭りを楽しむ話で、後半は、怪我でテニス部のレギュラーを外された藍原ゆうきの話でした。
祭りでの描写の丁寧さが印象に残りました。特に、五人が自然に揃う事に言及した、七瀬ゆいの台詞が印象に残りました。
また、藍原ゆうきのファン三人組と春野はるかの結びつきにおいて、第19話の宝探し話がうまい働きをしており、このシリーズの構成の良さを感じさせられた話でもありました。
祭りの準備、さらには海藤みなみに着付けを手伝ってもらって浴衣に着替える春野はるかと七瀬ゆい、という描写から始まります。
そして、祭りの当日では、盆踊りの太鼓をひたすら叩く東せいら、屋台であんず飴を売る春野はるかと七瀬ゆい、白金さんが作ったパフのぬいぐるみを輪投げで取ろうとする如月れいこ、浴衣の撮影会をやる天ノ川きららと紅城トワ、などが描かれていました。
それぞれ、皆が祭りを楽しんでいる様子が、非常によく伝わってきました。
特に、パフのぬいぐるみを取ろうとするも輪投げが苦手でうまくいかない如月れいこに、一発で取った春野はるかが当然のようにパフぬいぐるみを渡す、という描写が印象に残りました。
話の序盤での「怒り役の風紀委員長」からは想像がつかない変化ですが、そこに至るまでの過程がしっかり描かれているので、違和感は一切ありませんでした。
ところで、この輪投げの際、如月れいこの耳元で思い切りアロマがしゃべっていました。これまでの寮生活で「アロマが人語を真似る(?)こと」も、生徒たちの常識になっているのだろうか、と思いました。
そして、祭りを楽しんでいるうちに、気がついたら五人で行動していました。
それに気付いた、七瀬ゆいが、嬉しそうな表情を見せます。
理由を尋ねられると、「大したことじゃないの。でも、今日は集まる約束をしていなかったのに、自然といつもみたいになるんだな」と言い、皆で微笑み合います。
この描写も強く印象に残りました。また、今シリーズの「プリキュアチームに一般人を一人加える」という設定が非常によく機能していると感心させられました。
そこから、肘を怪我してレギュラーを外されやさぐれている藍原ゆうき、それを心配する彼のファン三人組が現れます。
彼女たちもさんざん元気づけていたと思われますが、藍原ゆうきの心は変わりません。そこで三人は春野はるかに元気づけを頼みます。
第7話の球技大会で、藍原ゆうきとペアを組んだ際に、この三人は怒りに燃えていました。しかし、第19話の宝さがしにおいて、その中のひとり・狩野さやかは、怒った事などすっかり忘れ、春野はるかの洞察力に感心していました。
それを前提として今回の展開があるわけです。このシリーズの構成の良さに改めて感心させられました。
この三人は面白かったのですが、藍原ゆうきにおいては、明らかに彼一人が間違っていたので、ちょっと引きました。
戦闘に入り、「キュアフローラ」と二人きりで会話をする場面があります。そこで、フローラは、藍原ゆうきの事を「かっこわるいよ」と率直に言います。これについては、「キュアフローラ」でなく、「春野はるか」に言わせてほしかった、と思いました。
あと、彼を戦闘にからませたのも、蛇足だったように思えました。
それはともかく、闘いが終わり、盆踊りが始まります。
ここで流れたのは、五條真由美さんが歌う「プリキュア音頭」でした。プリキュアの番組中で五條真由美さんの歌を聞くのはかなり久しぶりです。それだけに懐かしさを感じました。
久々に学園の皆が活躍した話でした。
この半年間の流れをを踏まえたキャラ描写が印象的で、非常に楽しめました。
一話一話はもちろんですが、シリーズ全体の作りの良さまで感じさせられた話でした。
あと、EDが今日は海藤みなみバージョンでした。「スマイル」以来の各キャラバージョンがあるED、というのも嬉しく思いました。
次回は、海水浴話です。紅城トワが泳げないという設定がメインのようです。また、サイトの予告を見ると、七瀬ゆいと紅城トワの二人に焦点をあてた描写もあるようです。
これまた面白い話になりそうで、非常に楽しみです。