ブルーがプリキュア達に、自分とクイーンミラージュとの過去について明言した話でした。
一方の幻影帝国のほうでは、久々登場のディープミラーが、ミラージュにブルーへの敵意をかきたてるような煽りをしていました。
もっとも、その煽り以上にブルーが酷いことしていたが判明していました。
おそらくは、真のラスボスはディープミラー、という事なのでしょう。しかし、彼が相当の事をやっても、ブルー以上の悪者になるのは難しいのでは、と思った話でした。
そのような設定説明が多かった話でしたが、その中で、大森ゆうこと氷川いおなの会話が印象に残った話でもありました。
前回の続きで、ブルーがアクシアの兵器化を決意するところから始まります。
その際、愛乃めぐみに、「またクイーンミラージュを封印するの?」と訪ねられたブルーが「世界のためだから仕方ない」と答える、という場面がありました。
それを見たときは、「世界のために封印されるのべきは、ミラージュじゃなくてあんただろう」と突っ込まざるを得ませんでした。
それはともかく、その新たな力で幻影帝国内に侵攻すれば、以前の時のようなプリキュアのパワーダウンも防げるとの事でした。
それを聞いた氷川いおなは、その力を使って幻影帝国を倒すべきと言います。一方、愛乃めぐみは「みんなが幸せになる方法」を模索したいと言いました。
それを聞いた氷川いおなは怒ります。一刻でも早く姉を救いたいのに、その原因を作ったミラージュ達もあわせて救いたい、などと言われれば当然でしょう。
しかしながら、大使館を出たあと、大森ゆうこと二人きりになると、自分の言動を後悔していました。
いったん怒ると止まらなくなる、という性格で、長い間、白雪ひめを誤解していた、という事の反省もあるのでしょう。
それに対し、大森ゆうこは、あの発言を支持しました。しかも、「自分だと、めぐみちゃんに、あのように言えないから、いおなちゃんが言ってくれて良かった」とも言っていました。
幼馴染で親友でありながら、実は愛乃めぐみに対し、本音で接してはいないと明言したわけです。
意見が合わずに対立するくらいなら、本心を伏せて、「何でも受け止める包容力のある親友」を演じ続けたい、という事なのでしょうか。
前回や前々回でも、彼女の描写には興味深い所がありました。そしてさらに今回の描写でも驚かされました。
作り手が、彼女をどのようなキャラとして認識しているのか、非常に気になりました。
この部分を除けば、あとは設定説明が続いた感じでした。
一番驚かされたのは、ブルーがミラージュに手を出したのが約300年前だった、という事でした。
そしてブルーの一方的な都合によって振られたおかげで、普通の巫女だったミラージュは、家族と一緒に死ぬこともできず、長期間箱に閉じ込められるような人生を送らされてきたわけです。
そして、その300年前の反省をせず、他の三人には神様と呼ばせたままで、愛乃めぐみだけには名前呼びさせる、というあからさまなアタックをしているわけです。
あらためてブルーの邪神ぶりがよく分かりました。
ちなみに、今から約300年前というと、江戸時代の享保年間です。そういう事もあり、ぜひとも、ミラージュに手を出した時点で、暴れん坊将軍にブルーを「成敗」してもらいたかったものだ、などとも思いました。
それはともかく、愛乃めぐみの「みんな幸せなってほしい」というのは、彼女の人の好さが基本なのでしょう。
しかしながら、この現状をふまえてそれを言うのは、ちょっと想像力が欠如しているのでは、とも思えました。まあ、その「ちょっと足りない」ところが、彼女のキャラクターなので仕方ないのかもしれませんが…。
そして、結局、ブルーは復活の儀式を始めます。
それを、ディープミラーに煽られたミラージュが、三幹部に直接命令して阻止に行きます。
ちなみにこの際、ブルーはシャイニングメイクドレッサーを発動させるのは、ミラージュと話し合うため、と言っていました。
それに対し、ディープミラーは「倒しに来る」と嘘を言ってたきつけたわけです。
一見、ディープミラーが極悪のように見えます。しかしながら、あれだけ大量のプリキュアを作って幻影帝国と闘わせておいて、今更「話し合いに行く」などと言われても普通は信用されないでしょう。
したがってこれも、ディープミラーの陰謀以前に、自業自得だと思いました。
復活の儀式ですが、白雪ひめは、かつてミラージュが持っていたのと同じ鈴を持って踊ります。巫女さん的位置づけなのでしょう。
そこに三幹部が攻めてきたわけですが、ブルーは白雪ひめに変身せずに儀式を続けるよう指示していました。
そのため、今回はキュアプリンセスの出番はありませんでした。
闘いのほうですが、愛乃めぐみは先ほどの「みんな幸せ」発言を忘れたかのように、全力で闘っていました。
三幹部も最初はそこそこ健闘していましたが、プリキュアが技を出すと圧倒されます。
そして愛乃めぐみのロリポップヒップホップで発生した音符に潰され、氷川いおなのスターライトアテンションで三人まとめて浄化されそうになります。
すんでの所でディープミラーの助けがあり、なんとか無傷で離脱できました。それにしても、三人揃って攻撃し、白雪ひめ抜きのプリキュアに圧倒された、というのは、かなりの力の差があるのでは、と思いました。
そして最後はミラージュがファントムに出撃命令をしはます。「ブルーを倒せ」と明言されたファントム、一瞬驚きますが、繰り返し命じられると嬉しそうな顔をして出撃していく、という所で話は終わりました。
回想シーンにおいての、ブルーの非道ぶりに改めて驚かされた話でした。
ブルーのせいで、純真な巫女さんだったミラージュが「悪堕ち」した事は、以前からの描写で分かってはいました。
とはいえ、せいぜい数年前の話で、ミラージュやその部下がアクシアに封印されていたのも1
〜2年くらいの期間だろう、と勝手に思い込んでいました。
それだけに、ミラージュが300年もの間、苦しみ・怒り続けていたと知った際には、衝撃に近いものを感じました。
よく、ブルーに似たキャラとして、「魔法少女まどか☆マギカ」のキュウべえが挙げられます。
確かに彼も、いたいけな少女を毒牙にかけて魔法少女→魔女、という末路をたどらせました。とはいえ、魔女になってしばらくすれば、別の魔法少女に倒される事により、その苦しみは終了したわけです。
それに対し、ブルーは、「魔女化」したあと、数百年封印する事により、彼女を苦しませ続けたわけです。そう考えれば、彼の極悪ぶりが桁違いである事がわかるとしたものです。
今回の話で、ディープミラーが幻影帝国におけるラスボスと分かりました。しかしながら、やはりブルーの極悪ぶりに比べれば、生易しいものだと言わざるを得ませんでした。
また、先述しましたが、大森ゆうこの、自分は率直な本音を愛乃めぐみには言えない、と言って、氷川いおなの手を握る、という描写も印象に残りました。
そのあたりに含まれた、彼女の本心もいつか描いてもらいたいものだと思いました。
次回は、ファントムが「アンラブリー」なるものに変身して襲撃するそうです。
中の人つながりもあって、「僕は美しーい」などと歌いだすのだろうか、などと思ってしまいました。
いったいどんな話になるのか想像がつきませんが、楽しみにしています。