今シリーズの特徴である、「世界各国にいるプリキュア」を題材にした話でした。
その各国のプリキュアを大森ゆうこが助けていた、という設定も登場しました。
また、今回のゲストキャラである、ハワイのプリキュア姉妹の描き方にもいろいろ興味深い所があった話でした。
冒頭、パリで苦戦する「メルシィプリキュアのキュアアール」を、大森ゆうこが助けるところから始まります。
キュアアールは、「芸術の都・パリを守る」と言っていました。という事は、パリ全域を一人で担当しているのでしょうか。
ぴかりが丘という一つの町を四人で守っているハピネスチャージプリキュアに比べ、えらく担当地域が広いと思いました。
あと、キュアアールが一人でメルシィプリキュアを名乗っている、というのも気になりました。名前を二つ使う意味が今ひとつ分かりませんが、西川貴教さんとT.Mレボリューションみたいなものなのでしょうか。
それはともかく、意外な所で大森ゆうこの活躍を知った皆は驚きます。
氷川いおなが「隠すなんて水くさい」と当然の突っ込みを入れていました。すると、ブルーが出てきて、自分が依頼した事だと明かします。
その一言でその場が収まってしまいました。「神さまの勅命」という事だからでしょうか。
自分的には、むしろブルーの胡散臭さが増した感じでした。
大森ゆうこの合流前や、白雪ひめのアクシアの時もそうでしたが、どうやらブルーは、プリキュアたちに秘密を持たせ、それを本人と自分だけでしか知らない形にする、というのが好きなようです。
なんか、ハピネスチャージプリキュアの四人の間に楔を打ち込む策略でもあるのだろうか、と思いました。
そして、白雪ひめは、このまま大森ゆうこが「世界のプリキュア」になってしまい、ハピネスチャージプリキュアから離脱するのでは、と心配していました。
そこに、突如、ハワイから妖精・アロアロが現れ、救援を求めます。
地元の「アロ~ハプリキュア」が幻影帝国に勝てず、ハワイがピンチになっているから、との事でした。
早速、大森ゆうこが救援に向かおうとしますが、白雪ひめは再び、彼女をハピネスチャージプリキュアに引き止めようとします。さらに、愛乃めぐみが自分も助けに行くといい、氷川いおなが、大森ゆうこの救援活動を直で見たいと言い、結局、皆で行くことになりました。
そこで白雪ひめのこだわりもあり、皆でハワイアンな服装に変装して行くのですが、現地は凍っていました。幻影帝国の力によるとのことです。
なんでこれがプリキュアウィークリーを始めとするニュースで取り上げないのだろうか、と思いました。
あと、ハワイに派遣された幻影帝国幹部が寒冷化の能力を持つならば、シベリアやグリーンランドに派遣された幻影帝国幹部は温暖化の能力を持っているのだろうか、と思いました。
そのアロ~ハプリキュアですが、オハナとオリナという双子の姉妹です。しかしながら、負け続けているという事もあり、チームワークが乱れ、すぐケンカになってしまいます。
そこで、日本から来た四人と話し合いの場を持ちます。ハワイは寒冷化されているので、部屋には石油ストーブが焚かれているのですが、常夏のハワイでどうやって入手したのだろうか、と思いました。
やはり、めざとい商人が寒冷化にあわせ、アメリカ本土から灯油と一緒に大量に仕入れたのだろうか、などと想像してしまいました。
それはともかく、不仲かつ自分達にもきつい事を言う、オハナに、氷川いおなは怒ります。しかしながら、大森ゆうこは、笑顔のまま、弁当を食べることを提案しました。
このあたりが、大森ゆうこが「世界のプリキュアサポート」に選ばれた理由なのだろうな、と思いました。
また、氷川いおなが、白雪ひめに「いおなも一緒に食べようよ」と言われた事により、さっきの怒りを清算して、皆と食事を始めた、という描写も面白いと思いました。
その後は、ハワイ担当の幻影帝国幹部・マダムモメール率いる二体のサイアークに、ハワイと日本のプリキュアが迎撃する、という展開になります。
ちなみに、このマダムモメールという敵キャラですが、昨年の今頃活躍していた、ジコチュー幹部のリーヴァをデフォルメしたようなオカマキャラでした。
その二体のサイアーク相手に、ハピネスチャージチームは流れるような連携が決まり、解消していました。
ちなみに、白雪ひめは、本場に来たこともあり、マカダミアフラダンスにフォームチェンジしていました。そして、サイアークにフラダンスを踊らせた後、氷川いおなを促して、トドメを刺させていました。
この時、前回と違い、白雪ひめに心を許した氷川いおなが、一緒にフラダンスを踊るという場面をちょっと期待していたのですが、残念ながら、そのような場面はありませんでした。
それで勢いづいたアロ~ハプリキュアは、大森ゆうこのヒーリングも受けて、これまで勝てなかったマダムモメール率いるサイアークを一気に倒します。
そのアロ~ハプリキュアですが、変身時に手をつないだり、必殺技を出す際に精霊の力を呼び出すなど、歴代シリーズを彷彿させるような描写があり、懐かしさと嬉しさを感じました。
そして、サイアークを撃退し、皆で勝利を喜びます。
一連の大森ゆうこの活躍を見て、氷川いおなは、「ゆうこが世界で活躍している理由がわかったわ」といいます。
一方、白雪ひめは、再度、大森ゆうこが出て行くことを心配していました。それに対し、大森ゆうこは「わたしはこれからもずーっとハピネスチャージプリキュアだよ」と言い、白雪ひめに抱きつかれていました。
その様子を見ていたブルーは、「彼女たちなら、シャイニングメークドレッサーを目覚めさせることができるかもしれない」と言っていました。そこで話は終わりました。
大森ゆうこのヒーリング能力・飴や食事で場を和ませる能力・食に対するあくなきこだわり・のんびりしているようで洞察力が鋭い、といった要素は以前から描かれていました。それらが、「世界中にいるプリキュア」を助けるというのに最適だった、という事をうまく描いていました。
「世界中のプリキュア」は本シリーズの特徴ですが、その助っ人として活躍する事を前提に、彼女のキャラ設定をしたのでしょうか。もしそうなら、かなり綿密な設定だと思いました。
また、ゲストのアロ~ハプリキュアですが、技の描写が「ふたりはプリキュア」の頃に通じるものがあり、懐かしさを感じさせらました。
ちょっと「負けて喧嘩する二人」の描写が長すぎたとも思いましたが、ハピネスチャージプリキュアが助っ人に行く、という設定だから仕方ないのかもしれません。
とはいえ、もしもう一回くらい遠征があれば、今度はもっと「ご当地プリキュア」の変身前を明るい話にしてほしいものだとも思いました。
あと、たびあるごとに、大森ゆうこの離脱を心配する白雪ひめ並びにそのユニークな話し方も楽しめました。
氷川いおなの、皆に言わずに世界で活躍していた大森ゆうこに「水くさい」と言ったり、喧嘩するアロ~ハプリキュアに「妖精を泣かせるプリキュアなんて最低よ」と一喝するといった、筋の通った描写も彼女らしさが出ていると思いました。
次回は、アクシアを使ったパワーアップの話です。先週から登場した新EDの後半で、「お色直し」がありましたが、その服装が披露されるのでしょうか。