なかよし2014年9月号

 「ハピネスチャージプリキュア」は、皆で夏祭りに行く、という話でした。
 ただ、その中で、ここ1ヶ月ほどの間にアニメで描かれた逸話をひと通り描かれていました。
 というわけで、氷川いおなの節約好き・特訓好きにはじまり、愛乃めぐみとブルー、白雪ひめと相楽誠司の恋愛ネタ、さらにはクイーンミラージュとブルーの会話などが一式つめ込まれている、という感じになっていました。

 そんな中、アニメにない描写として、氷川いおなが「ぴかりが丘の伝説」を話す、というものがありました。
 それは、「地上に降りた神さまと人間の女性が恋に落ちたと言われている。でも、いつからか祭りの夜になるとぴかり神社から女のすすり泣く声がきこえてくるようになった」という内容でした。
 おそらくは、クイーンミラージュとブルーの事を暗示しているのでしょう。
 というわけで、ここしばらくのアニメの展開並びに、アニメでまだ描かれていない伏線がコンパクトにまとめられていた、といった印象を持った話でした。
 ただ、せっかく皆で夏祭りに行く話を描くなら、もっと漫画オリジナルの描写を楽しみたかった、とも思った話でもありました。

 「さばげぶっ!」は、突如サバゲ部にやってきた、異国の王女に、モモカがインチキ通訳をする、という話でした。
 その王女の威をかりて、皆で有名遊園地を貸し切りにして遊ぶ、という流れになりました。その様子を「会社のお金を横領して、キャバクラで豪遊するオッサンみたいですわね」と、うららが言っていたのが、この作品ならでは、だと思いました。
 同時に、この台詞の意味を幼い娘に尋ねられ、回答に困った親が多発したのでは、と思いました。
 そのようなギャグ、さらにはパパラッチとの追いかけっこなどが描かれます。
 そして最後に、皆と別れた王女が記者会見で挨拶します。まあ、この類の「異国のお姫様が主人公たちと一緒に行動する」話の定番とも言えるでしょう。
 その場面を見た時は、てっきり、サバゲ部に影響されてちょっとズレた事でも言うのか、と思いました。
 しかしながら、そこで語られたのは、一応サバゲ部との出会いとも関連していますが、ほとんどそれと関係ない、世界平和を望む話でした。
 これを読んだときは、ここしばらくの、国内外で行われている物騒な動きを、作者も心配しているのだろうか、と思いました。
 「さばよんっ!」のほうは、皆が海水浴に行って繰り広げる珍騒動でした。アニメにしやすい話だな、と思いました。

 「塾セン」は最終回でした。前回の続きで、雪広紅子の経済並びに高校進学問題が主題となっていました。
 それが、原くんの頑張りもあって解決、という感じでした。
 その後、三年後の逸話みたいなのが描かれ、原くんと水野がくっついて終わっていました。
 水野の元彼女の逸話あたりから、話が湿っぽくなっていった感じがありました。
 そのあたりが連載が続かなかった原因では、とも思いました。
 せっかく、小宮すずという、非常にいいキャラを作ってくれただけに、もっと明るく楽しい話で、連載を続けてほしかったものでした。残念です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です