Hapiness第25話

 プリキュア合宿の後半でした。ただ、なぜか唐突に、石神りんを始めとする、愛乃めぐみ達のクラスメートが合宿に加わったため、前回のような「プリキュア合宿」が描かれる事はありませんでした。
 そして、今回の主題は「恋心」でした。ブルーは愛乃めぐみだけに、自分を「ブルー」と呼ぶように言います。また、白雪ひめと相良誠司の間に「フラグ」が立つ一方で、大森ゆうこと氷川いおなは、相良誠司が愛乃めぐみが好きな事に気づいている、という事が明らかになったりもしていました。

 前回、風邪をひいた愛乃めぐみを看病する、という口実で、ブルーがやけに愛乃めぐみの部屋に入り浸ります。
 相良誠司が氷枕を持って行こうとしたら、それをわざわざ奪って自分が持っていく、というほどのご執心ぶりでした。
 そして、相良誠司がやきもきするのもどこ吹く風、という感じで、ついに愛乃めぐみに自分を「神さま」でなく「ブルー」と呼べ、とまで言っていました。
 他の三人にも名前で呼べというのならまだ解ります。しかしながら、愛乃めぐみだけにそれを言う、というのは下心が透けて見えています。
 こんな露骨にプリキュアにモーションをかけて、「プリキュアは恋愛禁止だ」などとよく言えたものだと思いました。
 あの「禁止令」は、自分からプリキュアに手を出しておきながら、彼女に飽きて捨てた時、「悪いのはボクじゃなく、禁止令を破った君だよね」と言うために作ったのでは、と改めて思いました。
 また、愛乃めぐみにミラージュとの因縁を尋ねられ、「ボクが彼女を傷つけた」とは言います。しかしながら、具体的に何をしたかは言わず、「彼女を止めなくては」と他人ごとのように語って話をごまかしていました。

 一方、「合宿」のほうですが、フラグが立ったり、「恋話」が続くなど、ベタな展開が続きました。
 面白かったのは、またもや白雪ひめのワガママをあっさり受け入れたり、人魚に変装していたずらをしようとした彼女の意図を即座に見破った、氷川いおなの描写ぐらいでした。
 そのラブコメ臭漂う仲、ナマケルダが「恋の苦労」を強く意識して襲撃をかけました。
 その登場時、他の三人のみならず、相良誠司もが戦闘の構えをとったのに対し、白雪ひめだけが、驚いたような表情をしていましたのが印象に残りました。
 第1話までで負け続けた苦手意識がまだ残っているのでしょうか。それとも、本人のいない所でさんざん口真似をしている事の罪悪感をおぼえたのだろうか、などと思いました。
 そのナマケルダの「恋」へのこだわりようは、戦闘中に白雪ひめが「ナマケルダってさ、なんか辛いことがあったのかな」と心配したほどでした。
 戦闘のほうは、プリキュアの圧勝でした。
 そして、終了後、なぜか相良誠司が好きだった石神りんが告白して断られる、という
逸話のあと、大森ゆうこと氷川いおなが、当然のように「相良誠司が好きなのは愛乃めぐみ。でもそれは愛乃めぐみには秘密」と言った所で話は終わりました。

 ブルーの邪神ぶりがさらに一ランク上がった、という事を印象づけられた話でした。
 ミラージュとの過去をちょっと聞いた愛乃めぐみが、「私達の世界も、幻影帝国もみんなが幸せになればいいのにね」と言います。その発言には心底同意しましたが、同時に、「ただし、この邪神は除く」ととも思いました。
 そして、今回から本格的な「恋愛路線」に入ったようです。ただ、率直に言って、これはどうかと思いました。
 はっきり言って、「白雪ひめは相良誠司が好きだが、彼は愛乃めぐみが好き。その中で揺れる乙女心」などという展開をプリキュアのアニメで見たくはありません。そんなのは、「ハートキャッチ」の番ケンジが描いた漫画だけで十分です。
 そういう事もあり、ナマケルダが何度も言ってた「恋愛なぞ面倒くさいですぞ」には強く同意できました。
 せっかく、氷川いおながいい形で合流でき、これからはより面白くなりそうだと期待していたところでした。しかしながら、このような展開が続くようでは、後半が心配です。
 次回は、合宿の帰りにはぐれた相良誠司と白雪ひめのラブコメ話みたいです。その類の「惚れた腫れた」はこの「合宿シリーズ」限定にして、来月からはいつもどおりの話を見たいものだ、と強く思っています。