愛乃めぐみと白雪ひめがお祭りに行き、クラスメートたちと楽しむ前半部と、キュアフォーチュンの実質デビューが描かれた後半部に分かれた話でした。
本シリーズの特徴である、「世界各国でプリキュアが活躍し、それがTVで報じられている」という設定が明白に出た話でもありました。
また、そのレポーターが、増子美代という名前で、容姿・自己紹介が、「5」シリーズの増子美香とそっくり、というのも興味深い設定な事も印象に残った話でした。
冒頭、アメリカ南部・フランス・インドでサイアークを倒すプリキュア達がTVで紹介されます。
インドのプリキュアがキーボードと数字を使って闘っているのが、IT国家らしいと思いました。また、このインドのコンビは、プリキュア史上初となる、変身後も眼鏡をかけて闘うという「完全メガネっ娘プリキュア」でもありました。
それを紹介するのが、新キャラ・増子美代でした。そして、各国のプリキュアを紹介したあと、ぴかりが丘で売出し中の、愛乃めぐみと白雪ひめをインタビューをしていました。
その番組を大使館で見ながら、二人は浮かれています。リボンは気を引き締めるように言いますが、白雪ひめはもちろん、愛乃めぐみも聞く耳持ちません。
続いて、「ぴかりが丘祭り」の話になります。何でも、1,000年続いている伝統的なお祭りとの事でした。
ぴかりが丘という名前を聞いたときは、多摩丘陵を切り崩して造成した新興住宅地に不動産会社がつけたような名前だ、と思っていたのですが、実は平安時代から続く由緒のある地名だったようです。
そこに浴衣を着て行った二人はお祭りに行きます。小遣いは一人あたり300円でした。中学生にしては厳しいと思いますが、ブルースカイ王国が破たんしている事を考えると仕方ないのかもしれません。
あと、それを見て「お金の効率的な使い方」を説教しているブルーを見た時は、この神様にお参りしても金運はアップしなさそうだな、と思いました。
一方、幻影帝国では、連敗中のナマケルダとホッシーワが糾弾されていました。そこで、ナマケルダが言った「働き過ぎのせいですな。バカンスでリフレッシュすれば」という「言い訳」が印象に残りました。
こういう事を堂々と言える人が日本の会社に増えれば、もう少し過ごしやすくなるかも、などと思ったりもしました。
そこに、三人目の幹部であるオレスキーが現れます。自信満々に加え、かなりのナルシストのようです。自分で作った勲章を胸につける、という奇癖の持ち主でもありました。
クモジャキーの外見と、コブラージャの性格を持つ男、という感じでしょうか。
なお、声優さんは子安武人さんでした。「5gogo」ではスコルプを演じており、これまた、増子美代同様、「5」シリーズネタなのだろうか、と思いました。
また、子安さんは無印・MAXでは、なぎさの父親役をやっていました。そのため、1年めと10年めの双方でレギュラー出演、という声優さんでもあるな、とも思いました。
さて、浴衣に着替えてお祭りに行った二人の前に、クラスメートの四人と出会います。
この四人の中では「えれにゃん」と自称し、白雪ひめに対して積極的に接触する、椎名えれなというキャラが印象に残りました。
そして、6人で模擬店を回ります。小遣いが少ないので、白雪ひめは、食べたいものがあっても我慢せざるを得ません。すると、四人が分けてくれました。
そのお礼に、白雪ひめも、大森ゆうこが売っていた大型ソース煎餅を最後の100円で買います。そして、それを六等分してみんなに分けます。
その時の笑顔を見て、四人はその可愛さに「萌え」表情になります。さらに、椎名えれなは、白雪ひめに抱きついて、その嬉しさを表現していました。
そして、なぜ自分に優しくしてくれるか、と尋ねる白雪ひめに対し、「小さくて可愛くて外国の人で珍しい」などと言います。
白雪ひめは「それが理由!?」と驚きますが、「友だちになりたいと思うきっかけなんて、そんなものです」と四人組の一人、高野れいが言います。
その言葉がきっかけで、四人と白雪ひめは友だちになりました。
このあたりでの会話も、特に変わった台詞が遭ったわけではないのですが、面白く描けていると思いました。
そこに突如、相良誠司の声が聞こえます。手には「最後尾札」を持っています。すっかり一般でも普及しているこの札ですが、やはり「発祥の地」で最初に見たこともあり、これを見ると、「大手サークル」を反射的に連想してしまいました。
それはともかく、行列の先にあったのは、「ミス・フォーチュンの占い」でした。相良誠司が所属する空手道場の模擬店とのことです。その呼び込みをやっていたのです。
白雪ひめも興味は持ちますが、もう手持ちはありません。すると、愛乃めぐみは、先ほどのソースせんべいのお礼と言って、自分の占いのぶんとあわせ、200円を出しました。
ソースせんべい6分の1のお礼が占い1回分、というあたり、愛乃めぐみらしいと思いました。
そして、占いの部屋に入ると、愛乃めぐみは「ミス・フォーチュン」が隣のクラスで運動・勉強とも優秀で人気者の氷川いおなである事を知りました。
その「氷川さん!?」という声に反応し、白雪ひめと氷川いおなはお互いの顔を見ます。すると、氷川いおなはキッとした表情になります。彼女の事は知っているはずですが、占いのバイト中という事もあるのか、第1話のような攻撃的な言葉はかけませんでした。
しかしながら、その敵意を隠すことはできなかったようで、「二人の未来」をいう占いの依頼に対し、「最悪よ」という御託宣をしていました。
一方、対照的にいい占い結果を貰った四人組の一人・石神りんが喜んでいる所に、オレスキーが現れます。そして、四人まとめて鏡に閉じ込め、サイアークを召喚しました。
新敵幹部登場とみるや、増子美代が車を飛ばしてインタビューしに現れます。敵も味方も公平に扱う報道姿勢のようで、オレスキーのファンクラブ会員募集や会費の告知まで、きちんと報道していました。
闘いは最近の絶好調ぶりのまま、二人に有利に進みます。しかし、ツインミラクルパワーシュートを放とうとした時、伏兵として配置されていたもう一体のサイアークが現れ、形勢逆転となってしまいました。
そして、逆にトドメを刺されそうになった時に、キュアフォーチュンが現れました。増子美代によると、ぴかりが丘最強のプリキュアとの事です。
その評価の通り、二体のサイアークを相手にせず、圧勝していました。
闘いが終わり、愛乃めぐみは感激と敬意を隠さず礼を言います。しかしながら、白雪ひめは以前からの因縁があり、声をかけません。
それに対し、キュアフォーチュンも冷たい態度を取り、さらに愛乃めぐみに、白雪ひめは災いをもたらすから信じるな、と言って去ります。ここで話は終わりました。
放映前から本シリーズの特徴と言われていた「全世界でプリキュアが活躍し、その模様がTV放映されている」をはじめ、色々と特徴的な新キャラが出てきました。
特に、「5」シリーズのキャラを継承した位置づけとも言える、増子美代の登場には驚かされました。
また、個人的には、インドのプリキュアコンビが強く印象に残りました。ぜひとも再登場してほしいものです。
他にも、新敵キャラ・オレスキーや、椎名えれなを始めとするクラスメート四人など、これから色々活躍しそうなキャラが初お披露目となっていました。
この四人のクラスメートについては、お祭りにおける細かい個性描写が上手いと思いました。今後、どのように話に関係していくか、楽しみです。
一方で、「なんで未だに白雪ひめはクラスメートの名前を覚えていなかったのか」とか「ぴかりが丘最強のプリキュア」とTVで言われていたキュアフォーチュンを、なぜ変身前から「プリキュアファン」だった愛乃めぐみは知らなかったのか、などと、いくつか突っ込みどころのあった話でもありました。
それはともかく、キュアフォーチュンも本格デビューしました。次回はキュアハニーも出てくるという事です。それを考えると、ある意味、今回は「二度目の第1話」とも言える話だと思いました。
第7話までで、シリーズの基調となる「愛乃めぐみと白雪ひめ」をじっくり描き、いよいよここからシリーズの全体像を描く、という感じになるのでしょうか。
次回は、二人が、ミス=フォーチュンこと氷川いおなが所属する空手道場で修行する、という話のようです。また、キュアハニーの初お披露目話でもあります。
どのような展開になっていくのか、今から楽しみです。