さて、首領を討つべく代々木のアジトに行ったV3とライダーマンですが、これまたやはりヨロイ元帥の罠でした。それぞれ、別々の地下室に閉じ込められ、しかもその部屋は真空ポンプで空気が抜かれました。辛うじて携帯用酸素ボンベ(?)で窒息こそ免れたライダーマンですが、空気がないためにダブルタイフーンが使えないV3ともども、閉じ込められたまま、何もできません。
一方、ヨロイ元帥は、先週からの懸案(?)の「東京みな殺し作戦」を実行しました。その作戦とはまず道端に座布団くらいの巨大ヒトデを落としておき、それを子供が拾って持ち帰ったら増殖して人を襲う、というもの。ただでさえ不気味なヒトデで、しかも異常な大きさ、普通の子供は持ち帰りませんが、なぜか少年たちは嬉々として持ち帰ります。そして、そのなかの東都病院の職員の弟の持ち帰ったヒトデは、特にすごい増殖ぶりで、病院全体を襲います。
一方、閉じ込められた二人は、空気がなくて音声が伝わらないため、壁を叩いてモールス信号で会話します。ライダーマンは右手のアタッチメントの一つであるドリルで壁を破ろうとしますが、バッテリ切れで動きません。なんでも、そのドリルは5千ボルトの電力がないと動かないとの事。
幸い、その時、壁の向こうに「おやっさん」が救出に来ました。壁をたたいてモールス信号で会話し、電源を求めるライダーマン。するとちょうどすぐそこに電源がありました。それをライダーマンの閉じ込められている部屋に引きこみ、ついにドリルが作動しました。それによって空気を得たV3のダブルタイフーンが作動し、脱出に成功しました。
そして早速、襲われていた病院に到着。病院を襲っていたヒトデの親玉・オニヒトデ(←これってタダのヒトデの一種の名前ですな)を撃退します。
一段落した後、ヒトデの分布を調べると、なぜかこの病院が分布の中心だという事がわかりました。その事から、この病院に首領がいるのでは?と疑うV3。そして、実際、ここ数日立ち入り禁止になっていた「特別室」に首領はいました。
わざわざ首領の潜伏先にV3を誘導するような事をするデストロンもデストロンですが、その「作戦」から首領の居場所を割り出すV3の推理力もかなりなものです。やはり、長い間、戦い続けると、思考の波長があってくるのでしょうか。
そして特別室にV3とライダーマンが突入しました。ナチス風の服の親衛隊員(?)をけちらし、ついに首領と対決。頭巾を取った首領はちょっと間抜けな目鼻が描かれた黒覆面をしていました。
その首領に対し、「V3必殺キック」を浴びせようとするV3。その時、「首領、逃げて下さい!」のセリフとともに、身を挺して首領をかばったのはなんとライダーマンでした。
といってもライダーマンはV3を裏切ったわけでも、デストロンのスパイだったわけでもありません。その後のオニヒトデの決戦では、分裂や変身でV3を翻弄するオニヒトデの動きをネットアームで封じ、勝利へと導きました。
戦いが終わり、変身を解いた二人が浜辺で会話します。結城は「V3必殺キック」のを受けたせいか、包帯を巻いた痛々しい姿です。
まず結城は「自分の行動が許されないのはわかっている」と言います。そして、既にデストロンの思想とも決別し、今では完全に敵視している。にもかかわらず、首領に対する恩義は忘れられなかった、と言います。かつて、大学助手時代に、結城の能力を評価してデストロンにスカウトし、技術部門のトップにまで登用してもらえたのには、首領直々の評価だったようです。
この、デストロンの悪事は悪事、首領の恩義は恩義、という考え方、個人的には好きです。そして、現在は敵として認識されているにも関わらず、身をもって恩義に報いる姿には「漢」を感じました。逆に言えば、これほどの人間を冤罪により敵にまわしたのが、デストロン敗北の原因、とも言えるのでしょう。
その気持ちがわかったのか、風見も「お前は珍しいくらいいい奴だ。だが、二度とするなよ」とあっさりその行為を赦しました。