DokiDoki第20話

 クリスタル争奪戦の解決編みたい話でした。また、ついにアン王女が「発見」されました。さらに、予告の最後では「五人目のプリキュア」が登場するなど、前半のクライマックスの始まり、みたいな話でもありました。

 前回の引きからクリスタルが飛んでいき、レジーナおよびジコチュートリオがそれを追って去るところから始まります。
 それを見て「わたしたちも行こう」と言って追おうとするマナに対し、六花は冷静に「待って。行こうってどこへ?」とツッコミを入れます。この二人のやりとりは、毎度の事ですが楽しめました。
 そこにさっそうとセバスチャンが現れます。そして、いつものピンクの車のボンネットを開け、レーダーを取り出します。
 そして、四葉財閥所有の人工衛星が発する情報を使って、クリスタルの位置を割り出します。場所は夏でも氷が残る氷河地帯とのことでした。
 この様子は、ウルトラマンシリーズの基地でよく見かけた描写でした。その機能をこの車が持っているわけです。毎度ながら、四葉財閥の財力に驚きました。
 また、この時、ラケルが六花と一緒にセバスチャンの能力に驚く中、ランスが平然と「よくできる執事さんです」と返した描写も楽しめました。
 半年間、ありすの所に住んでいる間に、すっかり四葉財閥の感覚が身についてしまったという事なのでしょう。

 そして四人と岡田は、今度はセバスチャンが操縦するヘリで氷河地帯に向かいます。このヘリコプターの色は、それまで乗っていた車と同じでした。
 これを見た時は、四葉財閥でデザインを統一しているためなのか、それとも、自動車が変形してヘリになったためなのか、と気になりました。
 ヘリコプターの中では、六花・ありす・真琴はレジーナの約束破りを批判していました。しかしながら、マナは納得できていません。
 しかしながら、17話後半以降、特に前回のレジーナの言動を考えれば、六花の主張のほうが正しいのは明白でしょう。

 そして、山小屋の主人による伏線的な発言を聞いた後、四人は変身して雪山登山を始めます。岡田も甲冑を着て追って行きました。
 しかしながら、移動速度において、四人と岡田には大差がありました。同国人の真琴にすら「トランプ王国の騎士の能力が疑われてしまう」と言われるありさまです。
 レジーナと互角に渡り合った岡田ですが、戦闘能力は一流でも、持久力や登山能力などは、トランプ王国の中でもかなり劣る、という事なのでしょうか。
 まあ、四人がプリキュアの力によって薄着でこの寒い中行動できるのに対し、岡田は重くて冷える甲冑をまとっています。数分差でたどりつけたというのは客観的に見ればかなり凄いことなのでは、とも思いました。

 そしてやっと山頂に着きますが、クリスタルの気配はありません。代わりに(?)レジーナとジコチュートリオが現れました。
 ありすは、前回の件に関して、マナに謝る気はないのか、と言いますが、レジーナはクリスタルは自分のもの、としか言いません。
 悲しむマナですに対し、六花は「レジーナはもう友達ではない」とまで言い切りました。
 そして闘いが始まりますが、真琴の攻撃がきっかけで、氷に割れ目ができ、そこにレジーナが落ちます。そして、それを助けようとマナは手を握りますが、一緒に落ちてしまいました。
 これを見た時は、今回の冒頭で空中に浮かんでいたレジーナが何故?と思いました。

 下に落ちたレジーナが意識を取り戻すと、そこに五つのクリスタルが飛んできました。それをレジーナが手にした瞬間、クリスタルが光ると同時に氷壁の一部が崩れ、そこから氷漬けのアン王女が現れました。
 同時に、クリスタルの光が消え、レジーナの瞳が水色に戻ります。ついでに、後で判明するのですが、超能力まで失われていました。
 そしてあっさりとクリスタルをマナに渡した上で、「約束破ってごめん」と謝りました。それを聞いたマナは、「わたしの知ってるレジーナに戻った」と言って、レジーナを抱きしめます。
 続いて、「やっぱりレジーナだ」と言いますが、レジーナは「当たり前でしょ、へんなマナ」と言いました。どうやら、本人的には、「紅の瞳」と「水色の瞳」は人格も記憶は連結しているようです。
 そのため、王女の話になっても、「この人がパパを石にしたんでしょ」と言い、トランプ王国の話になっても「パパって怒ると怖い」と言うなど、普通に「キングジコチューの娘」としての会話をしていました。
 ところで、王女ですが、レジーナは顔を知っていたものの、マナは知らなかったようです。
 レジーナが王女知っていた事については、トランプ王国侵略後に行方不明になったため、ジコチューの世界で指名手配でもされたためなのだろうな、と思いました。
 一方のマナですが、15話では、映画で着かれている真琴の代わりに、六花・ありすとともに王女探しをやっていました。にも関わらず顔を知らない、というのはどういう事なのだろうか、と不思議に思いました。

 その頃、六花・ありす・真琴・岡田はマナを探索していました。そして、断崖の下にいた二人の所に行くため、六花がダイヤモンドシャワーで階段を造ります。
 昨年の、れいかに続き、今年も氷を使った技は多種多様のバリエーションが出来る、という事なのでしょうか。
 そして、三人の声を聞いたマナは喜びます。しかしながら、特に三人に負い目があるレジーナは、「じゃあ行けば」と言います。それに対して、マナは、一緒に謝ると言いました。
 それを聞いたレジーナは目に涙をため、「マナのようなバカ見たことない。でも、皆を裏切ったあたしはもっとバカ」と言いました。
 その時、皆が現れます。そして、真琴が開口一番、「二人とも無事で良かった」と言い、驚くレジーナに、「私はあなたを信じることができない。でも、あなたがいなくなるとマナが悲しむから」と言います。
 一方でマナが六花・ありすにお礼を言っています。その時、岡田が目の前にいる氷づけのアン王女に気づきました。これを見た時は、なぜ真琴は王女に気づかず、レジーナの元に駆け寄ったのだろうか、と不思議に思いました。
 そして、真琴と岡田は王女のもとに駆け寄ろうとしますが、そこにイーラとマーモがジコチューとともに立ちはだかります。それはラブリーフォースアローで撃退しましたが、その隙にベールが氷漬けの王女および、レジーナを連れ去りました。
 それを見たマナが「レジーナ!」と叫ぶ所で話は終わりました。

 水色の瞳に戻ったレジーナと、マナの会話の描写は、二人の心情が上手く書かれていると思いました。
 また、久々に出た四葉財閥の異常な財力描写も楽しめました。
 さらに、冒頭でクリスタルを追いかけようとしたマナに冷静なツッコミを入れたり、マナを助けるためにダイヤモンドシャワーのバリエーションを開発するなど、所々で「らしさ」を出していた六花の描写も印象に残りました。
 そのように面白いところは多々あったのですが、ここ数話において極めて重要だった「紅い瞳のレジーナ」の設定描写がかなり中途半端で、少なからぬ残念さを感じざるをえませんでした。
 今日の展開から見ると、紅の瞳のレジーナはクリスタルに操られていたような感じでした。何らかの理由で、五つのクリスタルを、氷漬けの王女の前でレジーナが握る必要があったようです。
 このへんの真相は、そう遠くないうちに明かされるのでしょう。それがどのようなものなのか分かりません。ただ、今回の話のように、「紅い瞳のレジーナのやった事は全部操られていたから仕方ない。水色の瞳のレジーナが反省すればそれでいい」という形になってしまうのは、どうなんだろうか、と思いました。
 また、そのシチュエーションを強引に作るために、空を飛べるレジーナがクレバスに落ちたり、真琴が氷漬けの王女に気づかずにレジーナに話しかけるなど、整合性のない描写が出ていたのも気になりました。
 レジーナが正体を隠さずにマナと友達になろうとする、という設定を知った時は、その発想に驚きかつ期待しました。そして実際に描かれた16話の内容が非常によく、この前代未聞の設定への期待はさらに膨らみました。
 しかし、二重人格的設定並びに、今回におけるその設定の回収を見る限り、期待しすぎだったのかも、と思うようになっています。
 次回は、トランプ王国において、キングジコチューも含めたレジーナの描写があるようです。今回の、自分の期待はずれ感が間違いだったと言えるような展開になってくれる事を願っています。

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