料理番組の収録でマナの家である「ぶたのしっぽ」に真琴が来ます。しかし、料理を全く知らない真琴は無茶苦茶をやっていまいます。
その真琴に、マナ・六花・ありすの三人が料理を教え、それがきっかけで心が通じ、ついに真琴が三人の前でキュアソードに変身する、という話でした。
冒頭はまた、真琴の歌でした、ストーリーとは何ら関係ないのですが、よく流れます。かなりCD販売に力を入れている、という事なのでしょう。
その帰り道、マネージャーのDBが、料理番組の仕事のオファーが来ている事を真琴に伝えます。街のレストランにタレントが行って料理をする、というものです。すると、真琴はマナの家である「ぶたのしっぽ」に行く、という条件なら受ける、と回答しました。
それを起点に、真琴がマナの家に行き、リハーサルで無茶苦茶な料理を行います。それを見た、マナ・六花・ありすが料理を教え、本番の収録では成功する、という展開になりました。
今回のシリーズでは、トランプ王国のプリキュアである真琴が、人間界のプリキュアであるマナ・六花・ありすを当初拒否し、そこから打ち解けて仲間になる、というのが序盤最初のヤマだと思われます。
その契機となる話を、このような設定で行うのは、かなり勿体ない、というのが率直な感想でした。
真琴が料理ができない、という事をダビィは知っているわけです。ならば、料理番組のオファーが来た時点で断るのが普通でしょう。ただでさえ、真琴がこの世界の人間でないという事を知られたらまずいのですから・・・
さらに、行く店を、タレントの思いつきで決められる、という設定を含め、しっくりきませんでした。
これも実は、ありすとセバスチャンの仕込みで、リハーサルが終わったあとに、「何でいきなりマコピーがうちの店に来ることになったんだろうね」「あら、ご存じなかったのですか。あの番組のスポンサーは四葉グループなのですよ」などという会話でもあれば、納得がいったのですが・・・。
真琴の無茶苦茶な「料理」は笑いをとる所なのだと思います。しかしながら、人間とは違う世界で生きてきた真琴が、そのような勘違いをするのは仕方のないところです。
そのため、あの「料理」を見た時は、何か異国からきた人に日本の風習をやらせ、それが間違っていたから笑いものにする、というのに通じるものがあり、あまり楽しむことはできませんでした。
というわけで、話の基本設定には馴染むことができませんでした。
まあ、あくまでも今回は最初の歩み寄りです。これから、さまざまな形で、四人の交流は描かれると思います。それに期待しています。
というわけで、主題には違和感がありました。しかしながら、他の場面は色々といい描写がありました。
まず、リハーサルが終わって帰った真琴を、マナが追いかけるといい、それを六花がツッコミを入れるという描写も、二人のらしさが出ていて楽しめました。
その後の場面で、真琴に料理を教える三人と、それを聞いて料理を頑張る真琴の描写も、心あたたまるものでした。
あと、人参や玉ねぎを切るシーンで、野菜を抑える方の手を指を隠して抑えている場面を見た時は、ハトプリで、えりかが言った「猫の手」を実践しているな、と思い、懐かしさを感じたりもしました。
戦闘に入る際に、マネージャーがダビィの姿に変身するのも、前回に分かっていたとはいえ、やはりインパクトがありました。
そして最後は、ベールが初参戦。いきなり四人まとめて異世界に吹っ飛ばすという、圧倒的な実力を見せます。
初登場でここまでの力を見せたのは、無印のイルクーポ以来では、などと思ったほどでした。
次回は、そこで飛ばされた世界で四人きりになる話です。そこで、どのような真琴の過去が明かされ、それに対し、三人がどのような行動をするのか、期待しています。