「スマイルプリキュア」は、みゆきが風邪でダウンした、という話でした。どうやら、プリキュアとして頑張り続けた反動が出たようです。
四人が見舞いに来ており、それぞれ励まします。そして、あかねが「みゆきは元気と笑顔だけがとりえなんやから」と言い、なおに「あかね!」と怒られたりしていました。
それから数日たっても、みゆきの風邪は治りません。四人は、毎日見舞いに来ているようでした。
れいかは、毎日ノートを取って、みゆきに渡しています。また、前の日は、みゆき抜きでアカンベーを倒しており、その話をしていました。
また、みゆき不在の穴を埋めるべく、なおの提案で「自主トレ」を始めた事も話していました。ちなみに、その「自主練」ですが、他の三人が筋力トレーニングをするなか、れいかは山積みの本を読んでいました。
そうやって、皆は、みゆきを元気づけます。しかし、それを聞いたキャンディが「みゆきがいてもいなくても変わらないかもクル~」と言ってしまいました。
その場では冗談、という事になり、みゆきも、四人も笑顔で別れます。
しかし、皆が帰った後、みゆきは鏡を見ると、そこには落ち込んだ表情がありました。それを見た、みゆきは「スマイルからっぽだ・・・」と愕然とします。
そして、キャンディに頼んで、本を何冊か取ってもらい、「さあ、読むぞ!」と読書を始めます。
一方、四人はアカオーニと闘っていました。しかし、些細な一言に突っ込みを入れてしまった、あかねに対し、なおが怒り、さらにその様子を見た、れいかも怒り出し、それを見ていた、やよいが泣き出す、などと最悪の流れになってしまいます。
そして、アカオーニが哄笑する中、闘いを続けようとします。特に今回は、なおがリーダー格みたいな位置づけになっており、「あたしたち、すっごい真剣に・・・すっごい気合を入れてやってるんだ、みんな、行くよ!」と鼓舞します。しかしながら、その、なおを含め、皆、体が思うように動きません。
するとその時、みゆきが変身して現れ、アカンベーのパンチを防ぎます。四人は、驚き喜んで声を掛けますが、ふりむいた、みゆきは「みんなv」と言ったあと、「カオがこわすぎるーっっ」と苦笑し、四人はコケます。それだけ、苦戦していた四人が、深刻すぎる表情をしていた、という事なのでしょう。
四人は、一瞬、驚き呆れますが、直後に、「そっかー、そうだったんだ、コレなんだ!!」と言い、笑顔になります。
そして、その勢いのまま、アカンベーを撃退しました。
翌日、みゆきの部屋で快気祝いが行われます。やよいが、「ソッコー、治った秘薬って?」と尋ねると、みゆきは、本を読んで笑ったら、と答えました。
それを聞いた、あかね達も、口々に「笑い」の効能を語ります。
最後に、れいかが「気合も勇気もだいじです・・・ケド、チームにとって一番大切だったのは”笑顔”だったんですね」と、なおに言います。
ある意味、今回の、なおのリーダー的活動を頭から否定するような発言でした。しかしながら、なおは、それを聞くと「だからさ、やっぱ、みゆきちゃんには、あたしたちの真ン中で笑っていてほしいんだ!!」と笑顔で語りかけます。
それに対し、みゆきも満面の笑顔で、「うんv ”笑顔”と”元気”だけがわたしのとりえだもんねv」と言って、話は終わりました。
ここ数ヶ月、漫画版は、アニメのあまり面白くない話をそのままコミカライズしており、ちょっとした不満感がありました。
しかし今回は、それを軽く吹き飛ばせるくらい、「上北プリキュア」および「スマイルプリキュア」の良さを最大限に引き出した話になっていました。
特に最後の会話で、なおの本日の「リーダー発言」を全否定すると取られかねないような事を、れいかが言います。しかしながら、それを聞いた、なおは満面の笑顔で、その発言を受け、みゆきの存在がいかに重要であるかを、本人に語ります。
しかも、それを聞いた、みゆきは、前日、あかねが冗談半分に言い、なおが怒った「”笑顔”と”元気”だけがわたしのとりえだもんねv」とこれまた満面の笑顔で返します。
いずれも、もし、この五人の間に、確固たる信頼と、お互いを大切に想う心がなければ、喧嘩の火種となりかねない発言です。
それを自然に、かつ嬉しそうに言い合えるところが、この五人の人間関係を非常によく描けていると思いました。
繰り返しになりますが、あらゆる点において、「これぞ上北さんのスマイルプリキュア!」と言える、素晴らしい作品でした。これが、あと3回しか見れない事が、本当に残念です。
「君が好きとかありえない」は、宮原の妄想から始まります。クリスマスパーティーで、デートしており、かなでに対し、「キミにとっておきのプレゼントを用意したよ。それはO・RE・・・v」と上半身を脱ぎます。
この、宮原の脱ぎっぷり、ならびにズボン上の描写が、非常にBL的なのに、まず笑いました。
それを見た、かなでが「宮原くん、大好きv」と言ったところで、妄想が終わります。宮原は、同じ格好でしたが、場所は体育の着替えでした。
当然ながら、周囲の級友はドン引きします。しかしながら、宮原はそれを気にする事なく、柔道の授業で、一本を連発し、久々ぶりに「スポーツ万能」ぶりを発揮していました。
帰宅後、宮原は、雑誌を何冊も読んで、クリスマスのデートスポットを調べ、「ラブツリー点灯式」というものを発見します。
翌日、その話を、かなでにしたところ、彼女は大喜びしました。宮原は知らなかったのですが、そのイベントの入場券はプラチナチケット的な存在だったのです。そして、「ゲットできたなんて、すごいです宮原くん」と満面の笑顔で言います。このイベントで宮原とデートできる事が、心底うれしいようです。
先月から、かなでの宮原に対する口の聞き方が敬語になっていました。それまでは、「宮原くん」にはタメ口で、「夏果ゆうひ先生」には敬語だったのでしたので、ちょっと違和感があったのですが、ここでの喜びようを見ると、やっと「宮原くん」と「夏果先生」が彼女の中で一体になったためなのだろうな、と思いました。
その満面の笑顔を見た、宮原は「まだ取れてない」とはいえません。冷や汗をかきながら、「こうなったら、なにがなんでもチケットゲットするしかない」となぜかゴルゴ13の顔になって、誓っていました。笑えると同時に、なかよし読者の何割が「ゴルゴ13」ネタを分かるのだろうか、とも思いました。
そして、激戦の末、宮原はチケットを手に入れます。早速、深夜に、かなでの家に行き、天井からぶらさがって、「やったよ、かなたん、最高のクリスマスにしてあげるよ」と喜んでいました。その時、かなでの手元には「カレからのプレゼント」と喜ぶヒロインが描かれている「はちみつベイベ」がありました。それに気づいた、宮原は、ハッとした表情になります。
そしてクリスマスイブになります。かなでは、その光景にうっとりし、大喜びします。宮原は、その表情をスマホ連写で撮ったりしながらも、純粋に喜んでいました。
そして話しかけると、かなでは「じつは、このラブツリーの下で愛を告白しあうと、一生幸せになれるというジンクスがあるんです。わたし、両親がここでプロポーズして結婚してからもすごくラブラブだから、いつかわたしも、って憧れていたんです」と言いました。
このまま普通に行けば、ラブコメの王道みたいになるところです。しかしながら、舞い上がった宮原は妄想に走ってしまい、なぜか会場の電源をぶっ壊してしまいます。そして、かなでもろとも、つまみ出されてしまいました。
激怒した、かなでは、遅ればせながらも宮原が渡したプレゼントも投げ捨てます。
その直後、なぜか猛吹雪が発生し、イベントは中止となります。しかしながら、かなでは、大切な存在であるクリスマスツリーを守ろうとします。そのひたむきな様子を見た、宮原は、かなでが先ほど語った、このイベントへの想い入れを思い出します。
そして、かなでを避難させ、代わりに自分がツリーを守ります。
翌朝になり、吹雪がおさまりますが、宮原はツリーを守り続けていました。なぜか分かりませんが、服がちぎれ飛んでおり、かなでは「まさか一晩じゅう吹雪の中に・・・服が・・・」と心配そうに語りかけます。
それに対し、宮原は「かなたん、ツリー無事だよ」と言います。すると、かなでは昨晩宮原が渡そうとしたクリスマスプレゼントである、マフラーを取り出します。
一瞬、いい雰囲気になったように見えます。しかし、かなでは、そのマフラーで宮原の首を締め、「バカバカバカ、無茶、しないでください」と言いました。
しかしここは珍しく、宮原が、かなでの真意を察します。そして、「メリークリスマス。かなたん、愛しているよ」と笑顔で堂々と言いました。
それに「トクン」となった、かなでは「わたしも・・・」と言いかけます。しかし、その直後に風が吹き、わずかに残っていた服の切れ端が吹き飛び、「宮原はマフラー以外は全裸」となってしまいます。
それを見た、かなでは「っ宮原くんなんて、大っ嫌いです」と言います。それを脇で見ていたツリーが「ヤレヤレ」と苦笑していました。
そして、学校で友達にクリスマスの感想を尋ねられ「過去で一番最低でした」と怒る、かなでと、頭をたんこぶだらけにしながら、「わざとじゃないよ」と泣く、宮原の描写で話は終わりました。
前回・前々回とやや物足りない話が続いていました。その要因として、いつまでも宮原のストーカーギャグでは話がもたない、というのがあると思っていました。
しかし今回は、その不安を払拭してお釣りがくるほどの面白さでした。極めて自然な形で、二人の関係を次の段階に進めています。
そんな中で、唯一、寝室を覗く宮原、という「ヘンタイ」描写があったのですが、それを、「『はちみつベイベ』を読みながら寝落ちする、かなで」と組み合わせていたのも上手いと思いました。
お互いがいかに大切に想っているかを描きつつ、ギャグを織り交ぜて、うまく「すれ違い」を描いていました。このような描写を見れたのは、約四半世紀前のスピリッツやサンデー以来だ、感心したほどの巧さでした。
来月以降も本当に楽しみです。
「恋と軍艦」は、香菜の父親が初登場した話でした。最初は、和やかな久々に再会した親子の会話でしたが、途中から離婚話が出てきて、さらに新たな彼女まで現れるという泥沼展開になります。
さらに、羽田空港に行くと、見知らぬ男とキスしている入市を目撃してしまいます。
それらの経験により、香菜と晶が「おとな」というものに幻滅する、という話でした。
毎度の事ですが、西さんがどのような読者層をメインに据えて描いているのだろう、と思いました。
「さばげぶっ!」は今月から、通常バージョンに加えて「さばよんっ!」という四コマ漫画との二本立てとなりました。本編のほうは、モモカが着ぐるみのバイトをする、という話でした。
一方、「さばよんっ!」ですが、アオリには「放課後編。おくつろぎ四コマ」と書かれていました。しかしながら、それって、本編と同じなのでは、と思いました。
内容は、いつものノリでギャグを繰り広げます。読んでいて、本編ごと「なかよし」から「まんがタイムきらら」あたりに移籍したほうが、アニメ化などの可能性が高まるのでは、などと思いました。
「地獄少女R」は、いきなり地獄に落とされた少年の描写から始まります。そして、地獄にいることに気づいた少年が「誰がオレを地獄に流したんだ」と言います。
この少年、若いながら「女の敵」で、年上の彼女に貢がせた挙句、邪魔になったら地獄に流してしまった、という過去があります。
その彼女の妹が敵討ちのために、また今つきあっている彼女も、彼のひどさに怒り、ともに地獄少女と契約しました。要は、地獄流しのバッティングです。
その二人から逃げようとした少年は、車に轢かれて死んでしまいます。そこで、地獄でその事を思い出し、「死んで、地獄におちただけ」と言いました。
別に藁人形で流されようと、車に轢かれようと地獄に落ちたことには変わりありません。ただ、あいの「いっぺん死んでみる?」イベントが省かれただけです。にも関わらず、二人に狙われた恐怖で、「車に轢かれて地獄に落ちた」事に安堵した少年、というのは興味深い描写でした。
また、姉の敵討ちをしようとする少女・智子の描写も印象に残りました。少年に対する冷酷さと、最後に姉の墓前で見せた表情の対比は、ちょっと前に流行した「ヤンデレ」を一歩進化させたという感じでした。
特に、最後に笑顔で言った、「お姉ちゃん、今度こそ幸せになってね、地獄で、永遠にね・・・」という台詞と表情は、特に凄いと思いました。