いきなり、デレ顔で「王子先輩」と言いながら、音楽練習を見ている奏の描写から始まります。加音町の音楽祭が近づいており、団に指導を受けているようです。
その奏を無視して、響たち三人は、プリキュア側にとって音符が一つしかなくなった現状について話していました。
最初は、それを無視してデレていた奏ですが、途中からは真面目そうな顔をして話に加わりました。
一方、マイナーランド側では、ファルセットが最後の音符を集めるよう、バスドラとバリトンに命じていました。最初は嫌そうに命令を聞いていた二人ですが、ノイズが現れて音波を出すと、その心地よさに喜び、「かしこまりー」と合唱して出て行きました。
ところが、OPが終わると、いきなり鼻水をたらしたバスドラのアップが写ります。そして、寒風に吹かれつつ自転車に乗りながら、加音町を目指して走り出しました。
そのすぐ脇の藪の中に、なぜか響たち四人とハミィ・さらにはフェアリートーンがいます。そして、敵の襲来を知るのですが、最後の音符を持つファリーはお調子者なので不安になります。しかし、ファリーはやる気満々で、ミリーの「代わりに預かる」という申し出も拒否します。
そして跳躍力自慢など調子に乗っていたところに、戻ってきたバリトンとバスドラの襲撃を受けますが、ハミィの機転で何とかファリーは助かりました。なお、バリトン達は、土煙を挙げて道を走り、さらに樹に激突するなど、一昔前のドタバタアニメに出てくる悪役を地で行く描かれ方をしていました。
どうやってファりーを守るか、と悩んでいるところで、響は映画のポスターを見つけます。そして、何かが閃いた響は、拡声器を持って「映画の撮影にご協力くださーい!」と町内全体によびかけます。
要は、バスドラとファルセットにファリーが追われる、という映画の撮影という事ににして、町の皆にファりーを守る事を協力させる、という発想でした。
もともと、本シリーズは、メイジャーランドのお家騒動に何の関係もない響と奏が巻き込まれる、という背景があるわけですが、それに町内の皆も巻き込んでしまおう、という事なのでしょうか。
そして、町中にファリーの人形を大量の設置し、さらに、ドリー達まで体を黄色に塗ります。それを奏は「ファリーを隠すならファリーの中」と決めポーズを取りながら言っていました。
しかし、奏太を初めとする町民の奮闘もむなしく、ファリーは捕まりかけます。ここで、響を意を決したような表情をしました。いよいよプリキュアに変身か、と思ったのですが、響は「こうなったら・・・」と言うと、モジューレを取り出す代わりに指笛を吹きます。
すると、サッカー部のユニフォームを着た和音が「お助け和音ちゃん参上!」と言って現れ、ポーズまで取ります。そして「和音ハイパースペシャルシュート」を放つと、ボールはバスドラの顔面を直撃し、動きが止まります。
続いて聖歌が、お菓子でバスドラとバリトンの動きを封じます。それを見て喜んでいた奏ですが、続いて王子隊が現れ、紐で二人を拘束するのを見て、さらに大喜びしていました。さらに、そこに王子ファンクラブの集団が現れ、二人を踏みつけます。
これでバスドラとバリトンは心が折れますが、そこに、怒りの雷を浴びせてファルセットが登場します。ここでも、雷を浴びた二人の骨が描かれる、という古典的ドタバタ描写が用いられていました。
そして、ファルセットはファリーの性格を利用し、悪を悔いたふりをして、ファリーに近づき、まんまと捕らえます。なお、その場面では久々に、ファルセットがおとなしかった頃の声が聞けました。
その場面に響きたち四人が現れますが、ここでも変身しません。代わりに、町の人々を呼びます。すると、和音が音頭をとっての「ファリーコール」が始まりました。
すると、トリオ・ザ・マイナー達は苦しみだし、ファルセットの手からファリーが逃れます。それを追って、バスドラと響が空中で争奪戦を行いました。そこではバスドラが勝利しましたが、地面に落ちた所で団が指揮する、王子隊さらには町のオーケストラの演奏が始まります。
その音でトリオ・ザ・マイナーは苦しみ、ファリーは再び逃れました。しかし、ファルセットは苦しみながらもファリーの中の音符を使ってネガトーンを召喚します。
そして、悲しみの音波を発すると、団は「なんだか急に悲しくなってきた」と言い、演奏が止まってしまいます。第3話ではマイナーランドの音楽が通じない設定があったはずですが、何か心境の変化でもあったのでしょうか。
ネガトーンは「ファリー人形」に宿り、額にはファりーを閉じ込めています。ここでやっと四人は変身し、闘いとなりました。ネガトーンの出すファリー型のオーラ(?)に苦しんだものの、最後はスイートセッションアンサンブルクレッシェンドで撃退しました。
ところが、勝利に喜んでいたところにノイズが自ら飛来し、ファリーから音符を奪ってしまいました。
そして、マイナーランドに帰還してファルセットがその音符を楽譜に貼付け、ついに悲しみの楽譜が完成してしまいました。
一方、響たちですが、最初は落ち込んでいました。しかし、町の人達の笑顔を見ているうちに「この人達を悲しませるわけにはいかない」と決意を新たにし、改めて勝利することを誓う、というところで話は終わりました。
典型的なギャグ話でした。特に、ファリーの大ピンチで、響の指笛で召喚された和音が、名乗りをあげた後にポーズを取り、必殺シュートをバスドラにかませた場面は笑えました。他にも、無意味にポーズを取る奏など、笑えた描写は各所にありました。
話を真面目に見ると、本来、町の人々を守る存在であるプリキュが、逆に町の人々をたきつけて前線に立たせる、というのはどうなのか、と思います。また、最後にファルセットが、離れた場所にいるファリーから音符を取り出してネガトーン化したのを見たときは、これまでの騒動は無意味だったのでは、と思いました。
さらに、第3話で強く印象に残った「団は他の人と違って、ネガトーンの音に耐性がある」という設定をあっさり反故にしたのも何だかな、とも思いました。
ただ、そのくらいのツッコミどころは、これまでも山ほどありました。今更言っても仕方ないとも言えます。
というわけで、そのあたりは忘れて、単にギャグを楽しんで見ることに徹しました。そう考えれば、なぜか生身で屋根より高く飛び、バスドラと空中戦を演じた響の描写なども十分楽しめました。
予告を見るかぎり、次回もギャグ系の話になるようです。今回同様、笑えるネタを沢山仕込んでくれる事を期待しています。