Suite第40話

 アコが夢で見ていた回想から始まります。傘を持たずに登校した日の午後に雨が降った日のことでした。クラスメイトたちは親が迎えに来ますが、アコは一人ぼっちです。奏太が傘を貸そうとしますが、意地っ張りなアコはそれを受け取りません。
 そして、雨の中を走って帰ろうとするなか、傘を持って迎えに来た音吉と会い、ほっとした、というところでアコの目は覚めました。
 そして、起きた時も、回想同様、音吉はアコを優しく見守っていました。

 一方、アリア中学校の昼休みが描かれます。響きは幸せそうに弁当を食べていますが、それを見たハミィは、音符がノイズに奪われた事を心配しています。そこでなぜか、ノイズが身近にいるのではないか、という結論に達しました。
 続いてこれまた何故か、久々登場の王子先輩がピアノを弾いている場面になります。相変わらず奏はその姿にうっとりしていますが、エレンは無反応でした。猫のセイレーンとして可愛がられた時は、気があるようでしたが、心境の変化でもあったのでしょうか。それとも、キュアビートになった時に、ハミィやプリキュアに対する敵意と同時に王子に対する想いも失った、という事なのでしょうか。
 王子の演奏を見た効果は特にありませんが、そこでとりあえず音符をゲットはしました。
 その日の放課後、またもや雨が降り出しました。冒頭の回想と同様に、他の子供達が親に迎えられる中、アコは一人ぼっちです。そこに奏太が再び傘を差し出します。
 しかし、アコは再びその申し出を拒否します。そして、奏太に、このような状況の時、音吉がかならず助けてくれたという思い出話をしました。
 そして、参観日に両親が来ずに寂しく思っていた時に音吉が来た事や、運動会で転んだ時に応援してもらった話などをしました。
 それにしても、あれだけ軽快に竹馬を乗りこなし、変身前でも黒ミューズの上げ底ブーツを履いて自由に動き回れるほどのバランス感覚を持つアコが、普通の靴を履いていたにも関わらず、なぜ転んだのだろうか、不思議に思いました。
 あと、両親が来ないで寂しがるアコですが、もし両親があの格好で来たら、それはそれでより困るのでは、と思いました。
 ついでに言うと、子供が傘を忘れたら親が迎えに来る、というのが当然の風景として描かれていましたが、最近はそういうものなのでしょうか。子供の頃、そのような記憶が一切ないこともあり、少々不思議に思いました。
 それはともかく、そのような祖父自慢をしている間にも、音吉は来ません。そして、またもやアコは奏太の親切を無視して、雨の中を走って帰りました。

 その頃、調べの館では、音吉がパイプオルガンの調整をしていました。その時、「ピーちゃん」が能力を発揮し、オルガンの外枠を支えているネジを全て外してしまいます。そして、外枠は音吉に向かって倒れてきますが、ちょうどそこに来た、響たちが間一髪で助けました。
 ここで初めて、音吉は「ピーちゃん」を疑います。そして、かつて封印した時、ノイズは鳥のような姿だったと明かします。そこまで知っていたならもっと早く疑えよ、と思いました。あと、鳥ベースという事は、「5GOGO」の館長と血縁関係でもあるのだろうか、などとも思いました。
 その後いろいろとあった末、ついに響たちも「ピーちゃん」がノイズであると確信します。そこにちょうどアコが入ってきたので、ノイズはアコに助けてもらおうとします。しかし、アコは音吉が今まで一度も自分に嘘をついたことがない、という理由で音吉の言うことを信じました。
 どうやら、冒頭などに出てきた回想シーンは、この場面へつながっていたようです。ただ、生まれた時から世話になっている祖父と、数日前に拾った謎の生物を天秤にかけて、後者を信じる人は、普通はいないとは思いましたが・・・。
 というわけで、「ノイズ危機一髪」となりましたが、そこにトリオ・ザ・マイナーが現れます。そして、響愛用のピアノをネガトーン化しました。
 ネガトーンは、ピアノの鍵盤を銃弾のように放ちます。ノイズは「ピー」という声を出して応援(?)し、ファルセットも「いいぞ」などと喜んでいます。
 それらの言動から、さすがはラスボス直轄のネガトーン、よほどの力を持っているに違いない、さてプリキュアがどうやってこの危機から逆転するのだろうか、とこの時点では思っていました。
 ところがここで、アコがシャイニングサークルを放つと、ネガトーンの動きはあっさり止まります。そして、スイートセッションアンサンブルクレッシェンドで、これまたあっさり倒されてしまいました。
 さらに、響は「次はノイズ」と身構えますが、既に敵はみな、逃亡していました。もしかして、最初からノイズを助けるための時間稼ぎでネガトーンを出したという事だったのでしょうか。
 闘いが終わった後、奏太が調べの館にかけつけます。そして、音吉の安否を確認しました。不思議に思った音吉がその理由を尋ねると、奏太は先程の学校の話をしました。

 その後、音吉とアコは帰路につきます。てっきり調べの館と調辺家は隣接していると思ったので、これにも少々驚きました。
 そして、音吉は久々にアコと手をつなごうといいます。最初はテレもあって拒否したアコですが、執拗に(?)要求する音吉に折れ、最後は手をつなぎました。その二人の笑顔の描写で、話は終わりました。

 基本的には、音吉とアコの絆の深さが主題だったかと思われます。ただ、回想も含め、二人暮らしの祖父と孫なら、まあ普通だよな、と思えるような「絆描写」ばかりだった、と思いました。
 あと、三話にわたって行われたノイズの潜入話ですが、結局、何のためにやったのかよく分かりませんでした。確かに、彼の力で音符を揃えたわけですが、その「作業」は、窓の外の樹の枝から「ピー!」と叫んだ、というものです。ならば、別にリスクを抱える潜入をする必要などないのでは、と思いました。
 あと、今回の音吉に対する攻撃の「ネジを抜いて外枠を壊す」などというのはかなりセコいと思いました。もう少し、ラスボスらしい豪快な攻撃はできなかったのでしょうか。
 また、響たちに正体がばれると、アコを頼ろうとする姿も、ラスボスとしていかがなものか、と思いました。
 このように、考えれば考えるほど、この「ノイズ潜入」は意味がありません。それもあって、ここ三話で「ピーちゃん」の描写に費やした時間は極めて無駄だと思いました。その時間を、響・奏・エレンの描写に使う事はできなかったのでしょうか。
 次回は、「最後の音符を持ったファリーが街の人を巻き込んで、音符を守ろうとする」という話のようです。TVと朝日放送の予告を見ましたが、率直に言って、何を描きたいのか分かりません。何か面白いキャラ描写が見れる事を願っています。

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