セイレーンが完全にプリキュアになった事を確認して悔しがるメフィストから始まります。しかたないので、トリオ・ザ・マイナーに音符探しの徹底を命じようとしますが、呼んでも反応がありません。
その頃、彼らは海水浴に興じていました。日焼けを恐れるバリトンは普段の服装+グラサン・マスクでビーチパラソルの下でサンドアートを作っています。
一方、バスドラとファルセットは泳いでいました。特にファルセットはノリノリです。
ちなみに、泳いでいた二人は当然ながら水着を着ていました。ファルセットはピンクの海パンで、バスドラは白と緑の「縞スク水」タイプでした。男性キャラがこのタイプの水着を着ているのを見たのは、戦後間もない頃が舞台の漫画版サザエさんでカツオが着ていたのを見て以来です。
なぜそんなビンテージ物を着せたのかは分かりません。まあ、歴代25人のヒロインの中で、アニメで水着姿を見せたのが一人しかいない、というシリーズです。敵とはいえ、上半身裸の男性を同時に二人も出すのはまずい、と配慮した結果なのでしょうか。
それはともかく、三人のバカンスぶりに腹を立てたメフィストは「洗脳ハマグリ」を三人の耳につけ、不幸のノイズを叩き込みます。すると、なぜか三人の体が光り、プリキュア風の変身を始めました。
その「変身後」の姿は、ネガトーンの骸骨を意識するなど、やや禍々しいデザインでした。ただ、これまでの衣装と違い、腹筋を強調するピタTにスネの出たズボンなど、暑苦しさはなくなっていました。
考えようによっては、暑さでダレて自主休暇を取った三人に対し、クールビズを認めるからもう一働きしてくれ、とメフィストが頼んだ、とも言えそうだ、などと思いました。
一方、プリキュア組は二度目の「音符探し」を計画していました。何もこんな暑い日の真っ昼間にやることはないのでは、とも思いました。
さて、今回は、題名になったようにフェアリートーンの描写が多くありました。ちなみに、彼ら(?)はハミィの知らぬ間に、響の寝坊体質を改善したりもしていました。
そして、四人で公園などを探します。前回は山ほど飛んでいましたが、今回は全然見つかりません。エレンによると、この暑さの影響もあるとのことでした。
一方、トリオ・ザ・マイナーのほうは順調に音符を集めていました。今日の音符探索の優勝者がリーダーになる、と決めたため、三人とも気合が入っています。
今回の衣装チェンジ及びパワーアップにより、バスドラは嗅覚が、バリトンは視覚が、ファルセットは聴覚が発達したとのことです。ちなみに、ファルセットはアイスを食べながら音符を捕まえたりしていました。もしかしたら、味覚も発達したのだろうか、などと思いました。
一方、プリキュア勢は呑気にかき氷を食べたり、風鈴を楽しんだりしていました。それを横目に、バリトンは、フェアリートーンを次々と捕獲していました。そして、音符争奪戦の結果発表会では、フェアリートーンに入っていた音符も加えて大差で勝利。ついに念願のリーダーになりました。
それに気づかず、響たちは駄菓子屋で水分補給と言ってラムネを飲み始めました。先週のお祭りでも飲んでいましたが、スイートプリキュアラムネが販売されているのと、何か関係があるのでしょうか。ただ、暑い時の水分補給にラムネが適切なのだろうか、とも思いました。
そこに、トリオ・ザ・マイナーと遭遇します。バリトンは早速、エレンのすぐ後ろにあった扇風機に音符がいたのを発見し、ネガトーン化しました。こちらのデザインも従来と変わっています。
それにしても、バリトンが一瞬で発見できた音符を、ずっと近くにいたエレンとハミィが見つけられなかった、といのはいがかなものか、と思いました。エレンは猫の姿とともに、音符発見能力も失ってしまったのでしょうか。
そして闘いとなりました。トリオ・ザ・マイナーは、合唱することによってネガトーンに力を与える、という新技を披露します。一方、プリキュア側も、ソリーを装着したキュアモジューレをエレンが吹くことにより、集中力を高めるという新技で対抗しました。
一時は、ネガトーンが優位に立ったようにも見えましたが、最後はミュージックロンドとビートソニックの共演で撃退しました。
そして、ネガトーン化されていた音符を回収し、ハミィが「これであと少しで幸せの楽譜の音符が揃うニャ」と定番の台詞を言います。しかし、それに対し、トリオ・ザ・マイナーは、フェアリートーンから奪った分も含めた大量の音符を誇示し、「音符集めは我らの勝利だ」と言い、高笑いしながら去りました。
実質的な敗戦に落ち込む四人は、夕暮れの海に行きます。そして、響は海に向かって「不幸のメロディなんか完成させないんだからねー!」と叫びました。すると、突然、耳元で「それだけではダメ」という謎の声が聞こえました。しかし、奏とエレンには聞こえておらず、響は空耳と解釈したようでした。
その後、フェアリートーン主催の「鬼ごっこ」が始まり、響やハミィがそれに興じ、奏とエレンがそれを笑いながら見ている、という場面で話は終わりました。
題名などを見ると、フェアリートーンの話のようですが、実質的にはトリオ・ザ・マイナーの話だったように思えました。
冒頭の海水浴に始まり、プリキュア風変身と新衣装・各自の強化ポイント紹介・バリトンのリーダー就任・新技披露・初めての勝利宣言など、美味しいところはみな、彼らが持って行っていました。
他にも、登場時に「残暑お見舞い申し上げます」と合唱した所や、先週はバスドラを「様」付で呼んでいたファルセットが、新リーダーが決まったとたんに呼び捨てにした場面など、彼らが目立つ描写が多々ありました。
これまで基本的には「マヌケな敵役」という位置づけでしたが、そんな中で、各話の随所でキャラ立てされていました。それの集大成とも言える話だったのかもしれません。
一方、プリキュア勢のほうは、特に目立った描写がありませんでした。ここしばらくは、エレンの加入を主題にするために、響と奏が「二人で一セット」みたいな扱いになっていました。それが今回は、「エレンもあわせて三人で一セット」みたいに扱われていた感じでした。
今回は、敵の描写が面白かったのでさほど気になりませんでした。しかしながら、そろそろ、主役達の人となりを描いた話も見たいものです。特に、ピアニストになると宣言した後、響のピアノ話が一切描かれていません。そのあたりも、そろそろ何とかしてほしいものです。
なお、最後の場面で含みのある新キャラ(?)を出していました。これについても、音吉やアコの謎が回収されていないのに、新たな伏線を張るのも・・・と思いました。
次回は、「30分以内」を主題にした話のようです。今ひとつ狙いが見えませんが、ピクニックに行くのにスキー装備をするエレン、という予告が印象に残りました。三人それぞれの良さが描かれる、楽しい話になる事を期待しています。