なかよし2011年8月号

 「スイートプリキュア」は、先日放映されたアニメ19話のダイジェスト版でした。
 漫画版ならではの表現だ、と思ったのは、偽ハミィを逆にだまそうとするものの、嘘をつくのが苦手な響が「なーんも気づいてないし!」と不自然な笑顔で言い、奏に尻をつねられる、という部分くらいでした。ここについては、二人の表情の対比をはじめ、色々と楽しめました。
 そして、アニメで印象が強かった「スキヤキパーティ」は一切描かれていませんでした。「無印」「MAX」の頃は、闘いの場面をカットして、日常描写を描いていたのですが、それが逆になったわけです。
 シリーズによって構成を変えているというのもあるのでしょうが、なんか隔世の感みたいなものを感じました。

 「GOGO!なかよし団」は、グラビアに登場しているアイドルを「森ガール」として売り出すという名目で、新潟にある「フォレストアドベンチャー」という森を主題にした遊戯施設に行く、という話でした。
 一応、アイドルさんが遊ぶ場面もありましたが、一番目立っていたのはタナカ氏でした。その中で、失敗した時に「ア゛ベ シ!」と「新悲鳴」を挙げていたのが印象に残りました。ある意味定番ですが、「ア」に濁点がつくだけで、なぜか新鮮さがあります。
 そして、相変わらずですが、こんなネタ、本来の読者層の人のうちどれくらいが理解できるのだ?と思いました。
 なお、本編でタナカ氏がボケ続けたため、オチのボケはハタノさんが担当していました。

 「非科学常識ケータイくん!」は、ビビアンの提案で、「負けた携帯をジャンクにする」という条件でバスケ勝負をする、という話でした。試合シーンが多く、これまでの、稔の純粋さや、ビビアンの突き抜けた性格が描かれた場面はあまりありませんでした。
 そして、次回で最終回とのこと。少々驚きましたが、確かにこのネタで続けるのも難しいのかとも思います。とはいえ、メインキャラ二人が面白かっただけに、少々勿体無く感じました。

 「わたしに××しなさい!」は、雪菜と時雨の仲が進展する一方で、「ライバル小説家」がマミらしい、という事を匂わせたり、雪菜の正体がばれそうになるなど、小説ネタのほうも急展開になりそうな感じでした。。
 先月に続き、マミの一途さがよく描かれていました。一方で、晶の雪菜に対する想いの描写も印象に残りました。毎度の事ですが、この話は雪菜と時雨がくっつくのが「バッドエンド」だと思っています。果たしてどうなるのでしょうか。
 「さばげぶっ!」は鳳家の金持ちぶりとサバゲーマニアぶりを描く話でした。一方で、モモカはただ驚いているだけで、相変わらず、影の薄い主人公ぶりを全開にしていました。
 なお、作者は別作品で今月号発表の講談社漫画賞児童部門を受賞しています。しかし、それに対する記載は一切ありませんでした。これは、児童部門に「ARISA!」もノミネートされており、それに勝っての受賞だったからなのだろうか、と思いました。
 その「ARISA!」ですが、前回ラストで目を覚ました、ありさは記憶を失っていた、という展開でした。どうでもいいですが、連載が始まって2年半経って初めてタイトルになっている人が目を覚まし、しかもいまだにその素性が全然わからない、というのもすごい作品だと思いました。

 「地獄少女R」は、大正ロマン(?)ものでした。悪役だと思われた三白眼の男が実はとてもいい人で、その結果、誰も地獄に流されなかった、というかなり異質かつ読後感のいい筋立てでした。
 なお、当時は新聞で地獄少女の存在が広報され、郵便で依頼していた、という設定でした。ならば創設期である江戸時代では、かわら版で広報し、飛脚を介して依頼していたのだろうか、などと気になりました。
 原明日美さんの読み切り「まもりたいもの」は「校内いじめ」の話でした。少女漫画では長年の伝統を誇る分野らしいですが、何度読んでも楽しめません。原さんの絵やキャラは好きなので、いつかは「いじめ・校内陰謀ネタが一切ない話」を読みたいと思っているのですが、その日は来るのでしょうか。
 もう一作の読み切り「スイーツ・ハニー」は、洋菓子屋の娘がそこで働くパティシエに恋をし、そこにヒロインに想いを寄せる少年や、パティシエを引き抜こうとする女性がからむ、という話でした。妄想癖のあるヒロインが、落書きみたいな絵で想像を巡らせるという描き方が面白いと思いました。

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