冒頭、夕暮れの橋で悲しげにたたずむ、ゆりの描写から始まります。その脳裏には、前回、ミラージュを得た後の会話が浮かんでいました。
そこでは、まず唐突に、えりかが転ぶというボケを見せます。その後、つぼみ達三人は、ゆりの助力にお礼を言います。
その時は、ゆりは謙遜しつつ、三人の絆の強さを褒め、「一人で闘っていた私と違ってね」と自分を責めるような口調で語ります。そして、つぼみが続いてミラージュの力で、ゆりを再び変身させられないか、という相談を薫子にすると、表情が変わります。
そして、厳しい口調で自分はもうプリキュアになれない、と再度言い、続いて、ミラージュで自分の心の花を見るように言います。言われた、つぼみが見たのは、しおれた百合の花でした。
場面は再び橋の上に戻ります。そして、ゆりは、「コロン・・・ごめんなさい」と言って涙していました。
一方、植物園では、薫子が、ゆりの家族の話などをします。そこでコロンという名前が出ると、シプレとコフレが、ゆりの妖精だったコロンの話をします
ある日のダークプリキュアとの闘いで、ゆりが技を食らってしまいまいました。そこに背後からサバーク博士が攻撃を加えます。それを身を挺してかばい、コロンは命を落としたのでした。
その話を聞いた、えりかは、「行って励ましてあげるんだ!」と言って、ゆりの所に向かいます。それにあわせ、つぼみ・いつきも一緒に向かいました。
そして、団地の近くで、ゆりを見つけた、えりかは、ゆりの胸に飛び込んで、「いいんです。私の胸の中で泣いて下さい!」と言います。唐突かつ不可解な行動に驚く、ゆりですが、つぼみといつきの話を聞くと、穏やかな表情で「あなた達は本当におせっかいね」と言い、好意を受け入れました。
翌朝、いつきは走って登校し、真っ先につぼみとえりかの所に行きます。そして、学園祭で、ゆりに着てもらう服をデザインした、と言いました。すると、二人は嬉しそうに、顔を見合わせ、自分たちもデザインした、と言いました。
一方、その頃、植物園では、コッペの胸からココロポットが出てきていました。それを見た、薫子は、ミラージュを持ってくるよう言いました。
そして三人が、ゆりの所に行き、その服を見せ、「新しい自分」の話をしていると、妖精たちが現れ、ゆりを植物園に連れて行くよう言います。
一方、そのころ沙漠の使徒本部では、ダークプリキュアが、ゆりのプリキュアの種の破片が反応しているのに気づき、サバーク博士に「キュアムーンライト、いや月影ゆりに異変が生じているのかもしれません」と報告していました。
植物園に行くと、薫子は、ゆりに心の大樹を見せます。そこには、コロンと覚しき姿が映っていました。そして、薫子はミラージュを使って心の大樹に行くように言います。
その直後、シプレとコフレはダークプリキュアの気配を感じます。身構える、ゆりですが、つぼみたちの説得を聞き、一人で心の大樹に向かいました。
そして、三人は変身してダークプリキュアを迎撃します。一方、心の大樹に行った、ゆりはコロンと再開しました。しかし、抱きしめようとしても、すり抜けてしまいます。復活したのは精神だけだったとのことです。
それを知った、ゆりは、かつてコロンに仲間を作って闘う事を勧められたものの、それを断って一人で闘い続け、その結果、コロンを失った事を改めて悔いました。
それに対し、コロンは、それが、ゆりの「誰も傷つけたくない」という優しい心ゆえだった、と言い、最後に「君ならもう一度、沙漠の使徒と闘うことができる」と言いました。
一方、闘いのほうは、三人がシャイニングフォルテッシモを放つも、これまでと同様にダークフォルテウェーブに撃退されます。ただ、これまでと違い、つぼみとえりかの変身は解けませんでした。その違いが、「シャイニング」によるパワーアップ効果だったのだろうか、と思いました。
その様子を、コロンと見ていた、ゆりは、心の大樹に、「自分をもう一度プリキュアに」と願います。すると、心の大樹から声がし、プリキュアの種をかざすよう言います。
すると、心の大樹が発動し、ゆりに力を与え、あわせて闘いの場所に戻しました。そして、ゆりが「再び闘う」と宣言すると、心の種が自動的に修復し、ゆりはキュアムーンライトに変身します。そこで話は終わりました。
予想はしていましたが、かなり詰め込みすぎた内容になってしまっていました。コロンの存在をにおわせたのは第30話でした。ならば、次の話から、ゆりとコロンの描写を始めても良かったのでは、と思います。それらの積み重ねを経て、今回の変身まで持っていけば、かなり話に厚みが増したのではないでしょうか。
さらに、えりかの姉である、ももかとの親友設定などもそこに織り込めたのでは、と思います。それらを長期にわたって、じっくり描き込んでいれば、今回の「ムーンライト復活」は、かなり凄い話になっていたでしょう。そう考えると、勿体なさみたいなものを感じました。
そして、今回でそれらを詰め込みすぎたため、肝心の、ムーンライト変身場面もかなり端折った感じでした。今回の映像もかなりの出来ではありましたが、もっと時間をかければさらに盛り上がったのでは、と思い、これまた勿体なさを感じました。
まあ、これについては、次回以降に「フルバージョン」が出ることを期待しています。
そんな中、今回もえりかは、冒頭でいきなりすっ転ぶあたりから、存在感を発揮していました。また、ゆりとコロンの話を聞き、即座に、ゆりの所に行くと宣言したのも、彼女らしさがあると思いました。さらに、自分が、ゆりの胸に飛び込みながら「私の胸で泣いてください!」と言ったのも、彼女にしかできない言動だと思い、感心しました。
あと、ダークプリキュアが、「月影ゆり」という呼び方にこだわりを見せた描写も気になりました。これも何か含みがあるのでしょう。その理由が気になると同時に、「今度は、端折らずにじっくりと描ききってほしい」と思いました。
また、ゆりの父がフランスで失踪した、という薫子の一言も気になりました。これは、映画につながっていくのでしょうか。
次回は、キュアムーンライトの能力お披露目回です。それに、三幹部も加わり、四対四の全面対決が実現するとのことです。少々早いような気もしますが、どのような大決戦が描かれるのか、楽しみにしています。