ビル建設現場での戦闘から始まります。闘いの最中に、なぜかデザトリアンの動きが止まます。それを見たサソリーナは「これっていつもの?負けパターンよ」と言い、その通りフローラルパワーフォルテッシモが炸裂しました。
敗れたサソリーナは、沙漠の使徒本部の前にあるサボテンの花を見て、「花ってこんなに美しかったっかしら」と言って摘んでいました。
翌日、学校で、つぼみはゆりを見かけます。つぼみが話しかけても無視します。シプレが「きれいですー!」と言うとやっと反応しました。しかし、その後に飛んできたポプリが胸に飛び込もうとすると、避けてしまいました。
場面は代わってファッション部となり、えりかが秋の文化祭の話をしています。黒板には夏休みに対する未練(?)が書かれており、第28話を引っ張っている感じでした。
そして、文化祭を盛り上げる話になりますが、そこで、とし子が、ももかをモデルに起用することを提案します。えりかは、「しゃくだけど」などとは言いましたが、特に反対する風もなく、同意しました。すると、つぼみが、ゆりもモデルにするよう、提案しました。
そこで、皆で高等部に行きました。ちょうど、ベンチでは、ゆりが、ももかにノートを貸したりしていました。そして、ももかが「持つべきものは友達ね」とお礼を言います。
そこに、えりかが「それとかわいい妹です」と言って割って入り、「頼みたいことがあるんだけどさ」と言って甘えます。さらに、つぼみが、「ゆりさんにも」と言います。
すると、さらに、ゆりのために万年学年二位となっている、才谷秀雄が現れ、ゆりにライバル宣言を唐突にして去って行きました。余談ですがこの才谷、髪型と眼鏡が「パタリロ!」に出てくるタマネギ部隊とそっくりでした。
話は戻り、えりかが、モデルの話を頼みます。つぼみは、ゆりの服をデザインしたいと言い、主題は「新しい自分」だと言います。それを聞いた、ももかは快諾し、ゆりにも一緒にやるよう、促します。しかし、ゆりは「新しい自分」という言葉に拒否反応を示して断り、勉強を教える件も中断して、去って行きました。
一方、沙漠の使徒の世界では、ディーンの本体が初登場します。肩にはタコみたいなマスコットが乗っていました。そして、一瞬だけ写った顔は、意外に幼そうな印象を受けました。そして、ディーンから督促を受けたサバーク博士は、対策があると返答します。
一方、そのころ本部の居間(?)では、コブラージャがサソリーナに「負け方が美しくない」とくさしていました。それに対し、先程摘んだ花を持ったまま、サソリーナは「旅にでも出ようっかなー」と弱気なことを言い、コブラージャとクモジャキーはその変調ぶりに驚いていました。
そこにサバーク博士がダークプリキュアを伴って現れ、「今日はお前たちにプレゼントがある」と言います。
そして、「ダークブレスレット」をサソリーナに投げつけると、自動的に装着され、なにやら砂嵐みたいなものが出現し、サソリーナは気を失います。するとサバーク博士は、「サソリーナは少しだけ心が浄化されていた」と言い、続いて「ダークな心を取り戻したようだな」と言いました。
どうやら、冒頭でのデザトリアンの停止や、花を摘んだ行為はそこに起因している、と言いたいようです。ちなみに、ゴールドフォルテバーストを食らってからかなり経っており、その間に、江の島で髪をおろしたり、カップルを羨んだりしていました。あの行動も「心の一部が浄化された」影響なのだろうか、などと気になりました。
そして、意識を取り戻したサソリーナは、「有難うございますサバーク様」と感謝して、出陣していきました。表情や口調については、目立った変化はありませんでした。
なお、サバーク博士はその後、クモジャキーとコブラージャにもダークブレスレットを与えていました。コブラージャは「美しい」と喜んでいました。
一方、つぼみが放課後に植物園に入ろうとすると、ゆりと薫子の会話が聞こえてきました。モデルをやるよう勧める薫子に対し、ゆりは「私の心の花は妖精とともに失われました。そのとき、私の心も半分に引き裂かれてしまいました」と答えます。それに対し、薫子は「あなたの妖精さんは、ゆりちゃんの心の花がもう一度咲くことを望んでいると思う」と、含みのある発言をしました。
それを聞いた、つぼみは驚き、その日の夜もなかなか寝付けず、ゆりの悲しみの事を思って涙したりしていました。
その翌日、朝早く、つぼみとえりかは、いつきに起こされます。そして、学校の道場でプリキュアの新技を生み出すための朝練を始めました。
その朝練ですが、準備運動の後、いきなりフラフープとなります。続いてジャンプをしますが、つぼみは転んでしまい、「集中力に欠けてるね」と心配されます。それを受けて、つぼみは昨日聞いた話をし、いつきも前回での、ゆりの警告の意味を理解しました。
そして、つぼみは「もし、自分がシプレやコフレを失った事を考えると、涙が出てきたんです」と昨晩の話をします。しかしながら、肝心のシプレたちは、なぜか校庭で尺取り虫のモノマネをしていました。
一方、高等部では試験の結果が発表され、才谷はまたもや、ゆりに敗れて二位となりました。そして、屋上で落ち込んでいる才谷の所に、サソリーナが現れます。
その時、ゆりが現れますが、サソリーナは「お情けで見逃してあげるから、とっとと消えるがいいわよ、負け犬ちゃん」と言って、髪の毛で攻撃し、ゆりがかわしたところで、才谷の心の花を取り出し、ノートパソコンを使ってデザトリアン化しました。
それを知った三人は変身し、ゆりの指示で、デザトリアンを校舎から遠ざけます。そのデザトリアンが、才谷の「負けたからやるきをなくした」という心の声を語ると、サソリーナが「そうよ、負けたら諦めればいいのよ」と言います。
それに対し、つぼみは「大切なのは、たとえ負けても諦めない強い心です」と言い、それを聞いた、ゆりはちょっと表情を変えました。
そして堪忍袋の緒を切った、つぼみに対し、サソリーナはダークブレスレットを使ってデザトリアンの中に入ります。すると、デザトリアンの表情がより凶悪になりました。
そして強力化したデザトリアンは、プリキュアの攻撃をことごとく受け、さらにCD-ROMをベースにした武器で、三人の動きを封じました。
するとそこに、妖精たちが現れ、代わりに闘おうとします。そこに、ゆりが現れ「貴方達まで失ってしまう」と言って止めますが、妖精たちは言うことを聞きません。そして最後にポプリが「プリキュアを守るです」と言うと、ゆりはハッとしたような表情になりました。
それを聞いた、つぼみたちは、自分たちで何とかする、と言い、CD-ROMから抜け出します。そして、いつきが「今こそ練習の成果を」と言って、ゴールドフォルテバーストを放つと、続いて、つぼみとえりかがフローラルパワーフォルテッシモを発動し、ゴールドフォルテバーストの光の中に飛び込みます。
そして、「プリキュアシャイニングフォルテッシモ!」と叫び、ゴールドのオーラをまとった、つぼみとえりかが、デザトリアンのハートをキャッチし、浄化に成功しました。
闘いが終わり、つぼみは、ゆりに「心の花がもう一度咲くような服をデザインしたい」と言い、改めてモデルを頼みます。
それに対し、ゆりは一瞬、無言で去るように見せ、つぼみは寂しげな顔をしますが、続いて「また、私の心の花が咲くのなら」と言います。それを聞いた、つぼみは嬉しそうに「咲きます。絶対咲かせてみせます」と言い、話は終わりました。
キュアムーンライト復活に向け、色々と重要な設定が詰まった話でした。ただ、いくら何でも詰め込みすぎでは、と思える部分もありました。プリキュア側は、ゆりの過去・三人での新技を出すための練習・その成果とあり、一方沙漠の使徒側では、ディーンの本体に、ダークブレスレット登場があったわけです。
これらを一話でやるのでなく、前回や前々回に分散させれば、それぞれがもっと深く描けたのでは、と勿体なさを感じました。
特に、三人が朝早くから道場で練習し、その成果として、シャイニングフォルテッシモを編み出した、というくだりは、それだけで一話使ってじっくり描いてほしかった、と思いました。
ついでに、あのフラフープと垂直跳びは、新技と何か関係があったのだろうか、というのが非常に気になりました。
その点では残念でしたが、ゆりの複雑な心境の描き方はかなり楽しめました。また、つぼみの細やかな心遣いや、えりかの独特の動きや表情も楽しむことができました。ここ三週間ほどの「夏休み」から、やっと本来のシリーズに戻った、という印象を受けました。
次回は、プリキュアに新技を授けるため、薫子と「絶望先生仮面様」が試練を課すという話のようです。「絶望先生仮面様」の謎がどのように明かされるかが気になるところです。
また、予告の最後ではダークプリキュアの攻撃で変身を解除されたと思われる、つぼみたちおよび、キュアムーンライトが出ていました。「なかよし」の予告では、ムーンライト復活は次々回という事なので、より一層この映像の意味が気になっています。