おはなしブック「ハートキャッチプリキュア・まるごとキュアサンシャイン」をやっと入手できました。実質的な内容は「漫画版ハートキャッチプリキュア」第1巻です。そして、なかよし2月号から8月号までに掲載された話および、描きおろしもしくは9月号掲載予定と思われる、キュアサンシャインデビュー話が収録されています。
また、各キャラの紹介と関連グッズの宣伝がカラーで載っており、従来のシリーズと同じ構成になっています。
未掲載話が収録されたのは珍しいケースかと思います。昨年の「まるごとキュアパッション」では、題名に反して、キュアパッション誕生話が収録されていなかった事を意識しての事でしょうか。もっとも、その「誕生話」でキュアサンシャインが登場したのは2ページだけでしたが・・・。
話は、アニメ同様、ポプリが、「三人目はいつき」と断定し、話しかけます。このあたりは、アニメと同じなのですが、この時点で、つぼみとえりかは、いつきに正体を明かし、闘いの話をする、というアニメと異な展開になります。
いつきは、自分が変身できるかは分からないながらも、闘いに参加する事を決意し、実際にデザトリアンに生身で挑みます。
しかし、つぼみ・えりかが動けなくなるほどのダメージを受けなる中、善戦するものの、いかんせん攻撃はできません。
その無力感に強く感じたときに、ココロパフュームが反応し、キュアサンシャインに変身、というところで、話は終わりました。
事前に、つぼみとえりかが正体を明かす所以外は、アニメと同じ筋立てでした。ただ、つぼみの言動は、漫画版ならでは、という感じでした。
ポプリを可愛がる、いつきを見て「ポプリになりたい」と言います。さらに、プリキュアである確証が持てないなか、ポプリが突っ走ろうとすると、一緒に、いつき抱きつきます。さらに、変身した、いつきを見て、「キュアサンシャイン、想像以上に強い!そしてカワイイです。それにおヘソー!」と叫んでいました。
漫画版でも、普段はおとなしいキャラとして描かれている、つぼみが、いつき事になると、見境がなくなる、という描写は楽しめました。
あと、「おヘソ」については、「5→GOGO」の漫画版でも描かれており、作者の強いこだわりを、改めて感じました。
なお、本書には漫画・グラビアの他に、上北さんの描きおろしが2ページ収録されています。うち一枚は、つぼみ・えりか・いつきが描かれ、作品に対する感想と担当者へのお礼が書かれている、「あとがき」的なものでした。
そして、もう一枚は、「オールスターDX2」を記念しての全員集合絵でした。キャラの大きさは均等ではなく、「無印・MAX>SS>5・GOGO>フレッシュ=ハートキャッチ」と、登場年にあわせていました。
映画を意識しているため、いつきおよびポプリはおらず、17人のプリキュアと、歴代の妖精(なぜかルルンは不在)、そして、満・薫・みのりが描かれていました。
この、満・薫・みのりを見たときは、本当に嬉しく思いました。絵の主題だけ考えれば、この三人を入れる必要はありません。それだけ、作者に愛されているキャラなのでしょう。あらためて、あの名作としか言いようのない描きおろし漫画の事を思い出しました。
ちなみに、映画本編でも、みのりの存在感はかなり大きく描かれています。改めて、彼女をはじめとする、「SS」のキャラがよく作られ、かつ様々な作り手に愛されている事が分かりました。