第21話・みんとの鋭い突っ込み

 みんとが夢の中に出てくる鳥との会話を通じて、とある重要な事に気づく、というところから始まります。
 その重要な事の一つは、「東京ミュウミュウ」の根源に関わる「カフェミュウミュウの営業の意義」という点。仕事をしない事をいちごに指摘されたみんとは、「あくまでもこれは、ミュウミュウとしての『地球を守る活動』を隠しているだけ。そこで仕事をするかどうかより、時間どおりにここにいる事のほうが重要だ」と言い返します。
 これは確かに正論ですが、つきつめて言うと、「ならば、なぜカフェの営業なんかしているんだ?」という根源的な問題につながります。確かに開始当初は「仲間を見つけるため」という建前はありました。しかし、それも5人が揃った時点で意味を失っています。
 つまるところ、「メイド服を来た美少女5人が変身する」という初期設定のためだけにこの「カフェミュウミュウ」は存在している事を、アニメスタッフに代わって(?)暗に突っ込んでいます。

 その発言にもかかわらず、いちごは翌日も青山にかまけて勤務時間中にサボります。それに対して激昂するみんとですが、れたす・歩鈴はともかく、ざくろさんまでがみんとをたしなめます。それにキレたみんとは帰宅し、翌日、宅配便でメイド服と変身用の首飾り(?)を送り付けました。
 あまりの過激な反応に驚くいちご・れたす・歩鈴。一方、白金は我関せずと地下の研究室でミュウアクアがどうこう言っています。

 そこにざくろさんが登場。白金に、「自分はあまり重いものを背負いたくない、だから貴方にフラつかれると困る」と言います。私なりに解釈すると「能力的には自分が『東京ミュウミュウ』の現場監督兼GMをやるのは可能。たとえば、これから自分の意志でみんとを連れ帰るのも簡単だ。しかし、そのような役割は面倒なのでやりたくない。だから、GM的立場である白金が、ちゃんとこういう時は、指示を出せ」となります。
 さんざん書いていますが、ざくろさん(特にアニメ版)は、戦闘・作戦立案・データ分析から、戦いの意義についての理論だてまで、あらゆる点で他の6人を上回っています。なぜその能力を存分に発揮しないか、についての説明がこの「重いものを背負いたくない」なのでしょう。

 そしていざみんと邸に来たざくろさんは、みんとの飼犬まで自在に操ってあっさりみんとを説得します。この時のみんとの「たった5人で何ができるのか?」も正論。もっとも、これが通ると、ミュウミュウのみならず、多くの「たいていは東京周辺でしか活動できていないヒーローがなぜ地球を侵略者の魔の手から救えるのか」という、「ウルトラマン」の頃からの重大な突っ込みが成立してしまいます。
 ざくろさんは、それに正面から答えず、わざと飼犬を攻撃するふりして、みんとに体を張って守らせ、その姿から「守るものがあったようね」などと論点をずらして言いくるめてしまいました。文字通り、掌の上で踊らせている、という感じです。まあ、みんともそれはそれでいい、と思っているかもしれませんが。
 こうしてみんとは戦線復帰。ちょうどその時残る三人はキメラアニマに苦戦をしていたのですが、これまたざくろさんの指示による、みんとといちごの協力攻撃であっさり撃退します。
 というわけで、今回も、ざくろさんの圧倒的な能力が存分に発揮された話、と言えるでしょう。

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