なかよし2009年2月号

 「プリキュア5GOGO」は今月が最終回。春休みのある日、のぞみが企画・進行して、皆で行なう朗読会の準備をする、という所から始まります。こまちが作った話を、うららが朗読し、りんが飾り付けをする、というアニメ同様、「将来の夢」を強く意識した役割分担になっています。ちなみに、かれんは、万が一体調を崩した子供が出た際の看護役でした。
 続いて、回想として、エターナル滅亡が紹介されます。ただ、館長に攻撃を加え、一方でフローラが異世界の生物たちと幸せそうにしている、という場面が描かれただけに止まっていました。一方、ココは旅に出て、パルミエ王国はナッツが治めているとの事です。
 その直後に小々田が、のぞみの元に戻ってラブコメモードに。しかし、キスする直前(?)に、パルミエにいた三人が乱入(?)し、再び朗読会の準備に。その時、五人の手首になぜか蝶が止まり、くるみと共に「Yes!」とポーズを決めて話が終わりました。

 とりあえず、「プリキュア5」シリーズの三つの主題である、「夢に向かって進む」「敵と闘う」「のぞみと小々田の恋愛」をそれぞれ描いて、最後には「蝶が手首に」という、変身の原点を描いて締めた、という形でした。
 アニメの主題をまんべんなく描いていて、ソツなくまとめた感じですが、逆に言えば、漫画ならでの良さ、というものがなかったようにも思えました。
 「GOGO」の新キャラがらみでは、まどかとシロップの話など、面白いのもありました。ただ、数ヶ月にわたって、のぞみ対くるみを描き続けるなど、連載全体を振り返ると、単調な印象が否めませんでした。
 まあ、後半では増刊には掲載がないなど、他の仕事で忙しく、「プリキュア」に割く時間があまり取れなかった事も原因なのかもしれません。また、既存の七人に新キャラ二人を、少ないページ数で描くのが難しい、というのもあったのかもしれません。
 次回の「フレッシュプリキュア」も上北さんが描かれるとの事です。キャラも減ることですし、ぜひともかつて見せてくれた、各キャラの良さをじっくり描いた作品にしてほしいものです。

 安藤なつみさんの新連載「ARISA」は、三年前に別れた双子の少女の再会から始まる話です。いろいろな含みがあるようで、まだ学園いじめものなのか、SF仕立てなのかも分かりません。絵柄も、前作「キッチンのお姫様」とはかなり変わっていました。
 まだまだ何とも言えませんが、とりあえず、これでこの雑誌は、双子の人が描く漫画が三本に、双子を題材にした漫画が一本と、やけに双子づいているな、と思いました。
 その新連載を押しのけて表紙を飾った「しゅごキャラ!」ですが、何と休載でした。年末は単行本が三冊出ましたし、かなり忙しかったのでしょうか。なお、代原の手配も間に合わないくらいギリギリの休載決定だったのか、代わりに掲載されたのは、かつて増刊にのった「なぎひことの出会い」話でした。

 「小川とゆかいな斎藤たち」は、成田さん話でした。一緒にエレベーターに閉じこめられた小川さんに対し、怒ったりやさしくしたりと、成田さんのさまざまな言動及び表情を見ることができた話でした。
 いろいろと、小川さんの良さを知ることができながら、最後は結局これまで通りに戻る、というオチでしたが、これも意地っ張りとでも言うべき個性なのでしょう。
 作者の彼女に対する愛情を感じる事ができたいい話でした。今後、二人の関係がどう変化していくか、楽しみです。

 「マジカルダンス」は版権キャラ中心で、リンはどちらかと言うと引き立て役みたいな感じでした。毎度の事ですが、あれだけ絵が上手いだけに勿体ない気がします。あと、最後にディズニーキャラと決めた技(?)が「キャプテン翼」のスカイラブハリケーンだったのは少々笑いました。
 「こどもじゃないから!」は、ある程度、キャラや設定が馴染んできた感じです。面白さを感じる一方で、なんだかな、という描写もあるという、評価しづらい作品ですが、とりあえず、「これどんなキャラだったけ」と思わずに読めるほどにはなりました。
 この調子でだんだんと面白くなっていくのか、それともまとまりきれずに終わるのか、何とも言えません。折角ですから、いい作品になってほしいものですが・・・

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