増子さん話でした。取材不足による「東スポ見出し」をやってしまい、りんを初めとするフットサル部に抗議を受けた増子さんが、「廃刊」を決意します。
そして、あわせてこれまでの疑問であった「なぜ一人だけで新聞部?」という事に対する説明もついていました。それも、一人で突っ走る彼女について行けなくなった他の部員がやめた、という、「なるほどそうだろうな」と思えるような過去でした。
その落ち込んだ増子さんを、のぞみが元気づける、というのが今回の話の流れです。当初は怒っていた、りんも、今回は最初の怒りを引きずることなく、他の四人と一緒に、増子さんの説得にまわります。
このあたり、のぞみの人を元気づける力と、りんの切り替えの早さおよび仲間思いという、一時期うまく描かれていなかった、彼女たちの初期からの良さが非常に巧く描かれていました。
また、久々登場の、おタカさんも、少ない出番ながら、いい味を出していました。
一方、ナイトメアでは、ブンビーが窓際状態になっていました。カワリーノとハデーニャの会話に割り込もうとするも、完全に無視されます。一応、部長席の近くの席は貰ったものの、隣席の仮面キャラに話しかけてもこれまた無視でした。まあ、序盤から、あの仮面を被った「その他のナイトメア社員」は一度も口をきいたことがないのですが・・・。
そんな中、プライドをかけて、出撃するブンビーには、何とも言えない物寂しさがありました。
一方、増子さんのほうは、夕暮れの教室で、創刊当時の仲間達との日々を思い出しながら、サンクルミエール通信を終わらせる決意を改めて固めます。ところがそこにブンビーが登場。結果論的には、彼の一連の襲撃は、刊行継続に大いに役立つ形となりました。
気配を感じたココたちの連絡により、五人が現場近くへ登場。そこで見たのは、道に落ちている増子さんの所有物でした。実際は増子さんはまだ危害を加えられていないのですが、五人はすでに気絶でもしているかと勘違いし、その場で変身します。一瞬、ブンビーがその瞬間を増子さんに見せて正体を明かす、という作戦なのか、などとも思いましたが、特にそんな事はなく、増子さんは変身に気付きませんでした。どうやら、変身時に実際には特に音などは出ることなく、直接見ない限り、何が起きたかはわからないようです。
戦いは、最初は新コワイナーを使ったブンビーが優勢に。そして、「仲間がいないと何もできない」などとプリキュア達に憎まれ口をたたきます。普段なら、「悪役のテンプレート的な台詞」なのでしょうが、部下を失い、組織内でも孤立してしまったブンビーの背景があるだけに、その台詞に込められた複雑な心境を感じることができました。
そして、ブンビーの杭攻撃を、ミントシールドで破壊したあたりから、流れが変わります。さりげない描写ながら、初期のミントプロテクションでは防げなかった杭が、新技の「シールド」では防げるという「強化説明」が入っていました。
戦い終了後に、のぞみは、増子さんに取材を許可(?)します。そして、のぞみがボケ、りんが突っ込み、うららが仕切る、というような役回りで取材が進みます。相変らずですが、のぞみは正体を知られたがっているようでした。
というわけで、りんや、かれんにとっては、かなり疲れる「取材」でしたが、いざ発表されたサンクルミエール通信を見たところ、トップは前回の誤報で迷惑をかけた、フットサル部長のインタビュー記事でした。のぞみと、うららは残念がっていましたが、りんと、かれんはむしろホッとしていた感じでした。
このあたり、誤報を気に病んで廃刊を考えたり、「目玉記事」があるにも関わらず、それでなく、誤報の謝罪記事をトップにするあたり、増子さんの誠実さがよく出ています。少なくとも、週刊誌に代表される実際のマスコミにはまず見られないものでした。
最初に書いたように、のぞみ・りんの良さが非常によく描けていました。また、りんと、のぞみによるボケツッコミも非常にいい味が出ており、大変楽しめる話でした。
さて、今週からエンディングが変更。なんと、昨年のSS後半で使われた名曲「ガンバラスDEダンス」の「プリキュア5版」でした。今回の歌詞も明るくて、聞いていて楽しめるものでした。
ただ、絵のほうは、間に合わなかったのか、止め絵や影絵などが多用されていました。ぜひとも、早く完成版を公開してほしいものです。
次回は、かれんとミルクの話になる模様。以前、かれんがミルクを説得した話がありましたが、その延長でしょうか。そして、のぞみがココ、こまちがナッツに続き、かれんがミルクの担当(?)になるのだろうか、などとも思いました。いずれにせよ、楽しみです。