Yes!第28話

 題名はこまちでしたが、内容的にはこまちとかれんの話でした。夏祭り屋台用の新商品企画を任されたこまちが、羊羹入りかき氷を企画します。ところが、偶然空腹で通りかかったガマオにその氷を盗み食いされ、かき氷が作れなくなる、という所から話が進みます。
 こまちは何度かあきらめそうになりますが、それを元気づけたのは、かれんでした。その際に、なぜ二人が仲良くなったか、という回想が出てきます。そこでの、こまちの描写が彼女らしく、それがきっかけで二人が友人になった、というあたりが巧く描けていました。さらに、その時の励ましを忘れずに、かれんがこまちを元気づけて、急なトラブルを乗り越える、という展開も楽しく視る事ができました。

 ナイトメア本部では夏休み明け(?)のブンビーの懸命のプレゼンをカワリーノは聞き流します。勤め人としては、ちゃんとプロジェクタも描いているのが、何となく嬉しく思いました。あと、カワリーノにちゃんと話を聞いて貰うためには、画像だけでなく、プレゼン用アプリを使う必要があるのでは、などとも思いました。そこでカワリーノはガマオの名を出すのですが、別に何かするわけでもない模様です。ギリンマに続く「黒仮面の生け贄」を選んでいたのでしょうか。
 で、そのガマオですが、秋元家の氷を盗み食いした後、なぜかお祭りの喧噪から外れた所でお面屋を開いていました。そして、商品の中には「コワイナーお面」もありました。バレたら確実にナイトメア本部に粛正されそうな行為です。まあ、ただでさえ祭りの場所から外れているうえに、あんな不気味なお面を売っては誰も買わないでしょうが。やはり、人集めのためにも、プリキュアお面を売るくらいの融通がほしかったものです。それにしても、あの出店料、どこから工面してきたのでしょうか。まさかガマオに目をつけたカワリーノが裏で早速行動して出資をした、という事なのでしょうか。

 さて、今回の話で一番印象に残ったのは、最初にも書きましたが、「こまちとかれんの出会い」でした。一年生の時、急な社会科見学先でのトラブルに、かれんと級友が教壇付近でもめている時に、こまちが離れた席から、いきなり話に加わり、諦めないことを主張します。そして、言行一致で、かれんと二人で会社まわりをします。そして何度も断られた末に、ついに代替の見学先を頼むことに成功。これをきっかけに、二人は名前で呼びあう仲になった、という逸話でした。
 こまちといえば、ナッツハウス宣伝の話で、級友に声をかけられなかった、という場面がありました。おそらく、当時も普段の彼女はそんな感じだったのでしょう。それが、このような時に、思わぬ行動力を発揮する、というあたりの描写が巧いと思いました。また、夕暮れの中、懸命に会社を回る、という絵は視覚的にも印象に残る物でした。
 今度は逆の立場となって、かれんがこまちを元気づけると同時に、近隣の氷屋を調べまくります。余談ですが、その業者一覧の住所が「海原市夕凪」となっていたのは、「スプラッシュ☆スター」ファン的には非常に嬉しいものでした。
 結局、その時と違って代替の氷屋は見つかりませんでした。しかし、かれんは即座に発想の転換をうながします。そして、皆の意見を元に、「氷の代わりに夏みかんを使って和風アラモードにする」という解決策を見いだしました。
 それがヒットして出店は大盛況。それに関連してのぞみがガムテープを補充しようと店に戻ろうとした時に「ガマオお面店」と遭遇し、戦いに入ります。そして、こまちの努力をバカにするような発言をしたガマオにかれんが怒り、新技・アクアトルネードが炸裂。コワイナーを無事撃退しました。

 なんか久しぶりにキャラをじっくり描いた、という感じの話を見る事ができ、非常に楽しめました。やはり、「プリキュア5」ではこういう話をたくさん見たいものです。
 また、視覚的にも、浴衣を着た五人ならびにココとナッツの描写が良く、そちらでも楽しめました。特に最後の、割烹着姿の、かれんとこまち、というのもなかなかいい味が出ていました。
 次回も和服シリーズで時代劇物のようです、プリキュア側はもちろんですが、悪代官(?)ブンビーの活躍にも期待したいところです。

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