Yes!第21話

 パルミエ王国の女性キャラ「ミルク」が新登場。いきなり行き倒れかけたところで、のぞみを見つけると、ぬいぐるみのフリをして、のぞみに拾われます。そして、のぞみの鞄の中で、「ニタリ」という感じで笑います。味方のしかも女性キャラで、最初の笑顔がこのような悪人系というのも珍しいかと思われます。
 というわけで、基本的にはミルクの紹介話でした。というわけで、プリキュア五人については、のぞみがミルクに振り回される役で、他の四人は喧嘩腰のミルクの態度の裏にあるこれまでの苦労を気遣う、という役どころでした。
 というわけで、「四人で一人分」という感じではありました。しかしながら、今回の話で一番印象に残ったのは、のぞみが昼食代わりの豆大福を食べようとしたところ、りんが「慌てて食べると喉に詰まる」と言って水のペットボトルを投げた場面でした。さりげないながら、のぞみの行動パターンを知り尽くしている事並びに、それに基づいた気遣いが良く出ていた一こまでした。

 OPが終わるとナイトメアが登場。珍しく、ブンビーがギリンマの事を褒めます。と言っても過去のパルミエ王国攻略の話で、あくまでも「今はダメ」という嫌味のネタでしかありませんが。そしてプリキュアでなく、ココとナッツを狙うように命令していました。ところで、その会話の中で、「かつては夜まで君の家で語り明かした事もあった」などという会話がありました。これを聞いたときは、「飲みの後に帰宅が面倒になり、部下の家に転がり込む迷惑な上司」という会社員的思考による場面と、「かつては二人きりで夜を過ごす仲だった」というヲタ的思考による場面がそれぞれ想像されました。
 さて、のぞみの鞄の中にまんまと潜り込んだミルクですが、早速のぞみの弁当を食べてしまいます。しかし、そんな中、小々田の授業を聞いて、「ココ様の声に似ている」などと周囲の状況も把握しています。
 そして弁当消失にショックを受けた、のぞみは、ナッツハウスで豆大福をご馳走してもらいます。ところが、りんが水を渡し、のぞみがそれを受け取るというほんの一瞬の間に、ミルクがその豆大福を食べ尽くしてしまいました。体に似合わず、恐るべき早食い+大食いです。
 そして動いてしゃべるミルクを見て驚くのぞみですが、その声に集まって来た四人は「ぬいぐるみみたいなのが、動いてしゃべる、それって普通でしょ」といった反応を見せます。この、最初にプリキュアになって皆に広めた(?)のぞみが驚いて、それを四人が「普通でしょ」と返す、というのは面白く思いました。

 そしてミルクは「パルミエ王国お世話役見習い」という身分を明かします。そして水戸黄門の助さんよろしく「王子の前で頭が高い」などと言います。これでココとナッツが王子である事が明かされたわけですが、この二人は「親友」であって「兄弟」ではないはずです。パルミエ王国には王家が二つある、という事なのでしょうか。それとも、今の日本のように、若い人が一定以上の実績を挙げると「王子」の肩書きを持てるような制度(?)がパルミエ王国にもあるのでしょうか。興味深いところです。
 そのミルクの言動に、「食い物の恨み」もあって、のぞみは怒りますが、他の四人はミルクのこれまでの苦労をおもんばかって帰宅し、「邪魔者は退散」の形を取ります。
 しかし、働き者(?)のミルクは、なごむ間もなく、「買い物」と言って飛び出し、心配したココとナッツに「お世話役の世話をする羽目に」と愚痴られます。
 そしてそのココとナッツをギリンマが襲撃して戦いに。今回は、こまちがミントプロテクションも使わずに、手刀や掌打といった手を使った攻撃を連採した事と、のぞみがりんを「お姫様だっこ」していたのが妙に印象に残りました。
 というわけで、ミルクも一応プリキュアの事を認めますが、相変らず強気の発言を続けます。しかし、一安心した事もあって、そのまま寝付く、という形で終わりました。

 久々に話の筋に関わる新キャラが出た、という事もあり、基本設定に沿った描写が目立ちました。冒頭に書いた、のぞみに対するりんの気遣いもそうですが、他にも「通学バスに乗り遅れそうになって、りんにせかされるのぞみ」や「授業を行う小々田」など、放映初期以来ご無沙汰していた場面を久々に見ることができました。
 特にそれらの場面自体には深い意味はありません。ただ、たまにこういった「初期設定場面」を見るとなんか落ち着きます。
 次回も引き続き、このミルク紹介話になりそうな感じです。そのミルクですが、いきなりの「ニタリ」など、かなり個性的なキャラのようです。現時点では変身能力はないそうですが、今後変身するかどうかも含め、どんなキャラになるのか楽しみです。
 もし人間体になるなら、その時は、プリキュアシリーズの仙台エリさん演じるキャラ、という事で、懐かしの「同じ言葉三度くりかえし」をやってほしいものだ、などとも思いました。また、「ミュウミュウ」ファンとして、「やはり『六人目』は白くて耳が長いのか」などと思いもしました。

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