Yes!第17話

 各キャラ話が二巡目に入りました。今回は、りんの恋愛話でしたが、どちらかと言うと、「失恋」した後の描写のほうが印象に残った話でありました。
 いろいろ頑張って、何とか相手に鉢を渡すわけですが、直後に部屋から奥さん(?)が出てくるという、ある意味定番みたいな形で、りんの恋は終わります。しかし、そこで心の中では辛いのに、何とか笑顔を作り、プレゼントするつもりだったアクセサリを、自分の分とあわせて渡します。このあたりの頑張りには彼女らしさを感じました。
 あと、オチのところで、みんなが気遣う中、いち早く店が空だという事に気づき、それを指摘していました。このあたりにも、立ち直りの早さ並びに、しっかりしているした性格である事を感じました。家事話の前々回でも思いましたが、色々な点で、先輩二人より「大人」な部分が少なからずあります。

 ただ、全体的に見て、かなり脚本の冴えない話ではありました。
 特に前半部分は、「恋する乙女・りん」という描写が続くのですが、あの「ヨン様風キャラ」を、りんが好きになった理由に関する描写がないので、あまりピンときませんでした。
 あと、のぞみが恋であることを気づいた時、「そう言えば小さい頃」と言って気づくのですが、ならばその回想の描写もあれば、と思いました。少なくとも、会話の予行演習やや玄関の前を行ったり来たりするのを描くなら、そちらのほうに回しても良かったのではないのでしょうか。
 また、戦闘時の「水道の力を使っているので、無限に近い力で五人を圧倒したコワイナーを、ココとナッツが水道の元栓を締めてエネルギー源を断つ事によって動きを止めて形勢逆転」というあたりは、ギャグのつもりなのだろうか、とまで思いました。
 運動部ネタの13話でもそうでしたが、りんのキャラ属性を紹介するのに精一杯で、その設定を元にした彼女の魅力が描ききれてないようです。第2話や8話みたいに、彼女の友達思いな所とか、意地っ張りなところを普通に描けば、ずっと面白い話になるのではないでしょうか。
 あと、今回の話には、あの「アクセサリー作成機」を宣伝する、という商業的な目的があるはずです。しかし、それを使った結果があれでは、営業的にどうなのか、とも思いました。まあ、これは余計なお世話ですが・・・。

 一方、ナイトメアではギリンマに対してついに最終通告がなされます。とはいえ、何か特別な事をするわけではありません。前半部最後で、りんが「ヨン様風キャラ」の部屋に行く所を見てほくそ笑んでいる場面を見た時は、「まさか、りんを陥れるための、美形キャラをわざわざ偽造して仕組んだ壮大な作戦なのか?」とも思いましたが、ただ単に「既婚者(彼女持ち?)」である事を知っていただけ、というオチでした。
 もしかしたら、偶然りんが恋している事に気づき、それを元に相手の男の素性を調べ、「これで失恋確定だな。後は落ち込んだ時に襲ってやれ」というのが「作戦」だったのでしょうか。もしそんな悠長な事を考えていたとしたら、肩を叩かれるのも無理はないな、と思いました。
 ただ、りんたちに戦闘時に語りかけた言葉には、ちょっとした哀愁を感じました。実は現時点で絶望の淵に断たされているのは自分です。そして、これまで負け続けのプリキュアに対し、最後かもしれない戦いを挑むわけです。とはいえ、これまでとの違いは「水道を使うことにより、動力を供給され続けて戦いながら巨大化するコワイナー」くらいしかありません。りんやのぞみに対し、「夢や希望など」とバカにしたような事を言いつつ、実はその「わずかな希望」や「昇進する夢」に必死にしがみついているのは自分のほうなわけです。その姿にはもの悲しいものを感じました。
 今回は普段以上の危機感を口にして去っていきましたが、次回に粛正されてしまうのでしょうか。
 その次回ですが、かれん宅に増子さんが押しかけ、他の四人が変装して取材に協力だか邪魔だかをするという、お笑い系の話になりそうです。ギャグを楽しみつつ、かれんに関する面白い描写があれば、などと思っています。

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