前半部分の舞・咲が満・薫との別れを悲しむ描写で締められています。いろいろ凝った表現をおり、作り手の力が入っている事が伝わってきます。みのりが薫を忘れたのを驚いた咲の描写については、ちょっと演出過剰だったかな、とは思いましたが。
ただ、それを除けば、非常に上手く「悲しさ」を表現していると思いました。特に、二人がともに夏休みの教室に向かい、満・薫の存在の痕跡が全て消え去ったのを知り、そしてお互いに教室で出会った事により、さらなる悲しみがおしよせる、というあたりは上手いと思いました。教室に二人だけでいながら、それぞれ全然離れた所で涙を流す二人、というのも印象に残りました。
また、前回・前々回で満と薫に「運命は変えられる」と勇気づけた事を後悔する二人、という描写も面白いと思いました。ある意味、「二人が無事なら、何も味方にならずにアクダイカーンの手下のままで良かった」と言っているわけです。この部分からは悲しさのみならず、自分の言ったことに対する責任感、満・薫に対する強い友情および、守れなかった悔しさがより一層強くつたわってきました。
それ以降は、「空の泉の復活」「フィーリア王女による二人の生存を示唆する発言」「新精霊・ムープとフープ登場」「新敵キャラ・ミズ=シタターレの登場と圧倒的な力」「ムープ・フープの力により、新技炸裂」と続きます。このあたりは、まあ新展開に新キャラ・新技登場の回ですからこんなものでしょう。とりあえず、咲の新アイテムを見て「仮面ライダー」を思い出したのと同時に、「今のライダーってベルトが回るのだろうか」などとしょうもない事を考えてしまいました。
むしろ後半部分で一番気になり、かつ心に残ったのはEDの声優紹介。予想はしていたとはいえ、ムープとフープのところに、見慣れた声優さんの名前を確認できたときは、嬉しく思ったものでした。今から「復活の時」が楽しみです。