黄歩鈴初変身に、キッシュ初登場、そして青山雅也がDVキャラ前回、という詰め込み過ぎた話でした。
そして青山雅也のDVキャラぶりがあまりにも強烈で、黄歩鈴もキッシュも霞んでしまったという感じでした。
しかも、20年前のキッシュ登場話では、動物園デートでDVキャラである含みを書いただけですが、今回は、一気に「いちごは僕のネコだから」までやってしまいました。
話数の都合もあるのでしょうが、結果として、青山雅也というキャラの凄さを、存分に描いた話になってしまいました。
「にゅー」で新たに加わった逸話として、動物園にある猫カフェみたいなところで、桃宮いちごが猫にかまれると、その「理由」を説明したり、怪我をした猫を手当するなど、という、青山雅也の描写がありました。
その「猫にかまれた理由」の解説の上から目線ぶりも、彼のキャラがよく伝わってくると思いました。あと、猫を手当した件ですが、施設内なのですから、怪我を発見したら飼育担当者に連絡するのが当然です。
この逸話をなぜ追加したのかはわかりませんが、「キャラを立てる」という意味では適切だとは思いました。
ただ、見ていて気持ちのいいものではありませんでしたが…。
そして、二度目のデートで、さっきまでの「桃宮さん」から一転して「いちごは僕のネコ」発言が出てきます。
時間を短縮した結果、よりその異常さが伝わる描写となっていました。
それにしても不思議なのですが、20年前でも、この言動は「DVなのでは」と指摘されたものでした。
そして、数年前、パルシィに漫画が掲載された際、この話のコメント欄には否定的なもので溢れたものでした。
当然ですし、20年前は「普通」だった描写が、今では「ありえない」になったものはいくらでもあります。
たとえば、同じく20年前に大ヒットした「のだめカンタービレ」では、最近出た復刻版で、当時の「セクハラ描写」が描きなおされる、という事がありました。
そういう背景もあり、2022年放映の「にゅー」では、青山がかつてように、露骨なDVをやるキャラとして描かれる事はないだろう、と予測かつ期待をしていました。
それだけに、むしろ20年前よりも強烈にDVキャラとして描いた今回の話には、すくなからぬ衝撃を受けました。
土日の朝放映でなく、深夜放映だから、という考えなのでしょうか…。
いろいろな意味で「進化」を期待していただけに、残念でなりませんでした。
それにしても、改めて、この「高圧」と「優しさ」を使い分ける青山雅也の描写は、DV夫やモラハラ夫を象徴した描き方だな、と別の意味で感心しています。
加えて、今回、特に前半はかなり残念な作画がありました。
20年前のアニメには、「邪神作画回」や「邪神脚本回」という絵や話が破綻している話がありました。
その「邪神」も「にゅー」では継承する、と宣言したような話だったと思いました。
とりあえず、おざなりな初変身・初登場にされた、黄歩鈴とキッシュが、今後、どのような形でキャラ立ちさせるのか、気になっています。
そして、次回は藤原ざくろさん初変身回です。20年前は、「神作監」という言葉を生み出した話でした。
今回も、変身シーン作監は同じ石野聡さんです、20年の時を経て、どんな「神描画」を見れるのか、大変楽しみにしています。