「トロピカルージュ」第40話

 卒業イベントでトロピカる部が演劇をやる事を決め、その脚本として、かつて一之瀬みのりが文芸部時代に書いた「マーメイド物語」が選ばれる、という話でした。
 文芸部時代、先輩に酷評されたことで、自らの作品に嫌悪感に近いものを感じるようになっている一之瀬みのりが、自分のプリキュア名であり、作中の重要なアイテムであるパパイヤ農園を訪れます。
 それがきっかけで、「マーメイド物語」を書き直そうと決意した話でした。

 今回の話では、一之瀬みのりの劣等感みたいなものが描かれていました。
 「マーメイド物語」を酷評されたのがきっかけで、彼女の強みである「たくさんの本を読んでいる」が「経験に基づかない知識」と自分で思うようになってしまったわけです。
 その克服という意味で、これまで色々と調べて知識はあるものの、食べたことがなかったパパイヤを食べる、という流れになったのかと思いました。
 そして、その「パパイヤを食べた経験」から、自分がこの一年弱、トロピカる部やプリキュアとして得た経験を活かし、「マーメイド物語」の完全版を描けると確信した、という流れになっていました。
 もちろん、この展開は非常に筋が通っています。
 ただ、自分的には、「マーメイド物語」に対する先輩の酷評自体がパワハラ的ないいがかりだと思っています。
 実際、夏海まなつは、今回も含め、大変おもしろいと語っています。
 それもあって、「経験が入っていない」という指摘に対し、経験を積んで対処する、というよりも、そもそも、先輩の指摘自体がおかしい、という形で自信を取り戻す話を見たかった、とは思っています。
 もちろん、本編そのものはいつも通り面白かったので、これはあくまでも自分の思い入れによるものなのですが…。
 次回は、今回の話をふまえ、一之瀬みのりが作った話を、どのような芝居にするか、という会議が行われるようです。
 次期的にも、トロピカる部にとって最後の大イベントになるわけです。
 どのような話になり、どのような演劇になるか、楽しみにしています。