「トロピカルージュ」第21話

 トロピカる部夏合宿の「準備回」でした。
 合宿先であり、夏海まなつの故郷である「南乃島」の紹介、そこで何をするかを語り合うプリキュアたち、合宿に持っていく荷物などが描かれていました。
 敵方も含め、夏休みに期待する心境が面白く描けていた話でした。 

 夏休みの予定を語りあうところから始まります。
 皆は、海で遊ぶ楽しさを語りますが、 これまでずっと「休み」であり、しかも海が珍しくもなんともないローラは、正反対の反応を見せます。
 それに対し、南乃島に関するいろいろな話で、ローラの気分を和らげる、夏海まなつたちの言動でまず楽しめました。
 なお、南乃島のお祭りで、「とうきび」という言葉が出てきました。
 これは、北海道限定だと思っていただけに、ちょっと驚きました。
 店をやっている人が北海道から移住したのでしょうか。それとも、実はこの話の設定は、地球が超温暖化して常夏になってしまった近未来の北海道だったのかも、などと考えてしまいました。
 そして、明日からの合宿に興奮して眠れない夏海まなつとローラが描かれたあと、いよいよ当日の朝になります。
 涼村さんごはコスメを大量に持ち込み、その重さに倒れそうになっていました。また、一之瀬みのりは、自分が読む本と、皆に読ませたい本をこれまた大量に持ち込んでいました。
 一方、滝沢あすかは、背負う荷物は小ぶりで、両手には皆のために作ったお弁当と、自前の枕を持っていました。「枕が変わると眠れない」キャラとのことでした。
 なお、敵方の三人は、暑さでいずれもやる気がなく、バトラーの「先に戦闘に出た人が夏休み」とい言われて、出陣を争う有様でした。
 毎度ながら、この独特のやる気の無さが、毎回、いい味を出しています。
 さて、戦闘になりますが、チョンギーレがゼッタイニヤラネーダ化したのは、夏海まなつの荷物でした。
 それによって、戦闘しながら、夏海まなつが何を持ってきたかがわかる、という描き方は楽しめました。
 また、持参した水鉄砲が発射されるたびに、虹が出る、という描写には感心させられました。
 なお、各プリキュアに見せ場があるのですが、一之瀬みのりは、かつての必殺技だった、ぱんぱかパパイヤショットを、つなぎの技として使っていました。
 構成の都合で、戦闘を長く描く必要があったためでもあるのでしょうが、この使い方も面白いと思いました。
 そして、勝利し、急いでフェリー乗り場に行き、滝沢あすかのお弁当を堪能したあと、南乃島に到着、というところで話は終わりました。

 合宿の準備だけで丹念に一話かけて描いていました。
 自分的にプリキュア史に残る名作の中に、「S☆S」と「ハートキャッチ」の学園祭回があります。いずれも、二話構成で準備で一話、当日で一話、となっていました。
 それだけに、この「準備回」そのものはもちろん、続いて描かれる次回に大いに期待が持てる話でした。
 しかしながら、来週は放送休止とのことで、かなり残念です。
 予定されているイベントが中止されれば、一週繰り上げて放送されるのでしょうか。
 そうなってほしいと思うほど、次回を楽しみにしています。