前回、音符を全て集めたマイナーランド勢による、「楽譜貼り付けの儀式」から始まりました。ファルセットは大喜びをしていますが、バスドラとバリトンは、「ノイズが復活したら自分たちは用済みとして処分されるのでは?」と心配しながら小声で会話し、それをファルセットに怒られていました。
ちなみに、ファルセットは「ノイズ様、ついに集めました」などと言っていましたが、最後の方はほとんどノイズが一番集めていたように見えます。そのあたり、ノイズはどのように思いながらファルセットの口上を聞いていたのだろうか、などと思いました。
一方、響たちは、アフロディーテに音符を全部奪われた事を話していました。しかしながら、アフロディーテは平然と微笑んでいます。なお、テレビ電話(?)の後ろでは、メフィストがチラチラと顔を出していましたが、会話はありませんでした。
これを見たときは、メイジャーランド支配の血統はあくまで、音吉→アフロディーテというもので、メフィストは婿養子的存在なのだろうか、などと思いました。
それはともかく、アフロディーテは、本物のト音記号はモジューレの中にある、と言います。それと同時に、マイナーランドでは、楽譜に入っていたト音記号が消えていました。
続いて音吉が登場し、ダミーのト音記号を作って音符に混ぜて撒いていた、と明かしました。
プリキュア達は驚き、アコは「ママ、何で教えてくれなかったの?」と抗議します。すると、アフロディーテは視線を一周させたあと、「敵を欺くにはまず味方から」と言いました。
その事実は、ノイズよりファルセットにも伝えられました。その「伝え方」はノイズが頭の上に乗って、髪の毛をかきむしる、というものでした。それを知ったファルセットは「謀ったな、アフロディーテ」とガルマの真似(?)をします。そして、八つ当たりでバスドラとバリトンに雷撃を浴びせたあと、モジューレ奪取を命じました。
一方、学校では、サッカー部の助っ人をしている響が和音のアシストでシュートを決め、奏はスイーツ部で聖歌にほめられて喜んでいます。それを、エレンとアコは焼き芋を食べながら見ていました。アコは「こんな事やっていて」と心配しますが、エレンは「悪の心の持ち主はモジューレに触れないから・・・」と余裕を持っていました。
なお、和音がやっているスポーツは先週に続いてサッカーでした。以前は他の種目もやっていましたが、やはり「なでしこ」ブームの影響でサッカーに専念するようになったのだろうか、と思いました。
その一方、モジューレ奪取を命じられた二人ですが、道端に道路工事の標識を立て、子供用のシャベルで道を掘っています。バスドラの立てた「落とし穴作戦」との事ですが、その現場をプリキュア達に見つかり、アコにあっさり作戦を看過されました。
それに対し、二人が驚くのですが、その中で、バリトンが「明晰な頭脳。メフィスト様とは違う」と言ったのが面白いと思いました。
引込みがつかなくなった二人は、「温泉を掘っている」とごまかそうとします。そして、その直後、水道管を破ったのか、水が湧き出て、二人は飛ばされました。
そして気絶したバスドラは、自分が温泉を掘り当て、プリキュア達に褒められている、という夢を見ます。その中で、エレンが「元上司として誇らしい」と言っていたのが印象に残りました。一緒に闘っていた時は不仲が目立ちましたが、心の奥では、そのように意識していた、という事なのでしょうか。
続いて、バリトン考案の「音吉人質作戦」を決行しようとします。しかし、調辺家のチャイムを押して入ろうとし、またもやアコに「作戦」を見破られます。そして結局、音吉が調理しようとした魚を盗んだドラネコから魚を奪い返すのを手伝わされる、というオチになりました。
それにしても、「お魚くわえたドラネコ」というのをアニメで見たのは初めてでした。あんなのは、10時間後に始まるアニメのOPにしか存在しないと思っていただけに、驚きました。
というわけでバスドラとバリトンの作戦は失敗し、またもや雷撃を受けた後、マイナーランドに連れ戻されます。そして、ファルセットは「俺が行く」と言い、二人は「なら最初から」と愚痴っていました。
そして翌日の午後、皆がラッキースプーンでお茶をしていると、和音が息せき切って現れます。驚く響に、「聖歌先輩が緑と青の大きい男たちに連れ去られた」と響に伝え、時計塔に皆を案内します。そして、四人で入るのですが、ここをかつてアジトにしていたエレンが先導する、というのは細かい部分を上手く描いていると思いました。
そして、五線紙に捕らえられたいた聖歌を救出しますが、敵の姿は見えません。いぶかしく思いながら時計塔を出ると、ファルセットが現れ、闘いを挑みました。和音と聖歌の前で堂々と、「キュアモジューレを渡してもらおう」などと正体ばらしをしているのですが、響たちはそれについては特に驚きません。もしかして、判明していても別にかまわない、くらいの気持ちでいるのだろうか、とも思いました。
とはいえ、和音と聖歌に去るように言い、それを見届けてから変身しようとしました。
ところが、その時に和音と聖歌が急遽戻ってきてモジューレを奪い、ファルセットに渡します。そして、二人の目は怪しく光っていました。そして、ファルセットは「二人はノイズ様の力に操られているのだ」と高笑いします。
響・奏・エレンは驚きますが、アコは平然としています。そして、両ポケットから本物のモジューレを取り出しました。そして、「こんな事もあろうかと偽物を作っておいた」と言います。
そして、エレンに何故それを隠していたかと尋ねられると、先ほどの母親の真似をして視線を一周させ「敵を欺くにはまず味方から」と言いました。
しかし、和音と聖歌が人質になっている以上、形勢は変わりません。結局、二人の安全と引き換えに本物のモジュールを渡すことになりました。しかし、そこで響が和音に友情を、奏が聖歌に先輩への敬意をそれぞれ呼びかけます。すると、二人の理性が戻り、モジューレをファルセットに渡す中間地点で動きを止め、倒れこみました。
そこからモジューレの争奪戦となりますが、偶然、それが脇で見ていたバスドラとバリトンの前に落ちます。ファルセットが「お前たちなどどうなってもいい。拾え!」と命じる一方で、響とエレンは二人の身を案じる発言をします。
そして、二人がモジューレを拾うと、ノイズの力が浄化され、姿が初期バージョンに戻りました。ただし、耳には洗脳器具がついたままでした。また、バリトンが元の顔に戻った事を喜ぶような描写はありませんでした。
そして、二人はファルセットへの怒りを表明し、四人にモジューレを渡します。しかし、その直後、ノイズの力を受け、再び今の姿に戻ってしまいました。
それを見た響は「仲間にこんな事するなんて、絶対に許せない」と言って変身します。これを聞いた時は、先週、マイナーランドとの闘いに和音を筆頭に友達を巻き込んだのは何だったんだ、と突っ込みたくなりました。
そして、バスドラ・バリトンとの闘いとなりますが、先程助けられた事もあり、プリキュアたちは本来の力を出せません。しかし、クレッシェンドトーンに諭されて、スイートセッションアンサンブルクレッシェンドを放ちます。しかし、バスドラとバリトンに当たったようですが、その直後、ノイズの力でプリキュア達も弾き飛ばされました。
そして、マイナーランド勢は去って行きます。その際に響は、バスドラとバリトンに礼を言いました。しかし、普通の敵としての返答しか帰ってきませんでした。
その夜、それぞれ明かりの消えた自室で、心配そうにモジューレを見ている四人、という描写で話は終わりました。
前半は、先週に続いてのギャグ的なノリでした。そして後半は一転、和音と聖歌を敵が利用する、というシビアな展開になりました。
「プリキュア」で敵が一般人を操る、というのは、「ハトプリ」のデザトリアンを別にすれば、無印の14話以来かと思われました。さらに、その時操られた級友の一人を、響の声優さんが演じていた、というのは奇妙な縁を感じました。
それはともかく、そのくだりで、響が「和音と聖歌先輩は関係無いでしょ」と言ったのは違和感がありました。何しろ、先週この二人を闘いに巻き込み、敵に存在を認知させたのは他でもない響だったからです。
そのような突っ込みどころはありましたが、まあ、先週の引きで和音と聖歌を活躍させ、さらに彼女たちが洗脳から醒める経緯を見たバスドラとバリトンが一時的にノイズの呪縛から外れる、という作りは巧いと思いました。おそらくは、二人の味方化の伏線なのでしょう。
他にも、バスドラが夢の中でエレンに「元上司として」と褒められたり、時計塔の中でエレンが道案内をするなど、前半の「セイレーン設定」も上手く使っていました。ただ、その流れを活かして、バスドラたちへの呼びかけも、響でなく、エレンを主体にすればより面白かったかも、と思いました。
他にも、アフロディーテとアコの親子共通の癖描写など、細かい所で色々と楽しめました。
次回は、アフロディーテが人質にされ、ついにモジューレのト音記号も奪われる、という展開のようです。このまま一気に最終決戦モードになるのでしょうか。