「ヒーリングっど」第19話

 ラテの病気と、それを受けての新プリキュア登場を描いた話でした。
 前半は、病気になったラテを気遣い、看病する皆の描写が描かれました。
 こんな時にビョーゲンズが来ないように、と謎のおまじないを平光ひなたとニャトランが始めます。
 花寺のどかとラビリンも賛同して、一緒におまじないに加わります。一方、加わらないながらも温かい笑顔でその様子を見て、沢泉ちゆとペギタン手をあわせて同様の願いを祈ります。この描写がまず楽しめました。

 その後も、花寺のどかの両親を含め、皆がさまざまな形でラテを励まします。
 薬を飲む前に食事が必要だと、なんとか食べてもらい、それに対して「ありがとう」と花寺のどかが言う場面が印象に残りました。
 また、沢泉ちゆとペギタンが来て、花寺のどかがお茶を持って来るのですが、人間用の普通のコップと、ヒーリングアニマル用の小さなコップをそれぞれ用意する、という描写も、細かいところまで行き届いていると思いました。
 また、平光ひなたが買ってきたのと同じ布団を花寺たけしが購入し、それを指摘されて残念そうな表情になった父を見た花寺のどかが、「洗い替えにしよ」と気遣う描写にも温かさを感じました。

 ビョーゲンズのほうですが、バテテモーダが来てからの傾向がさらに進み、なんかお互いの無関心度が高まっている感じでした。
 ここでの人間関係がどのようになっていくのかも気になるところです。
 そして、バテテモーダが出撃するのですが、ラテが体調不良のため、額のソウルジェムが反応せず、メガビョーゲンの存在に気づきません。
 結果的に、旅館沢泉への電話連絡で、出現に気づく、という形になりました。
 第10・11話以来となる「成長したメガビョーゲン」の前にプリキュアは大苦戦をします。
 皆が動きを封じられ、ラテが自ら攻撃しますが、もちろん、何の効果もありません。
 その危機にティアティーヌも気づきますが、自らは動くことができません。そこで、かつてのパートナーだったプリキュアの像(?)に願いを託します。
 すると、突如、新プリキュアが登場します。EDでは「精霊少女」と書かれていました。
 新プリキュアのデビュー戦らしく、成長したメガビョーゲンを一蹴します。ただし、止めについてはプリキュア三人に任せていました。
 戦闘が終わっても、ラテの体調はよくなりません。そこで、ニャトランが平光ひなたに、解放された風の妖精さんの力を借りることを提案します。
 その時、「その必要はありません」と言って、先程のプリキュアが現れました。そして、自らボトルを取り出し、それでラテを回復させました。
 外見的には「古のプリキュア」なのですが、「ラテさま」と呼ぶなど、最新情報を持っている事に、皆、混乱します。花寺のどかが「プリキュアさん、あなたは」と声を駆けましたが、返答はありませんでした。

 前半部分での、皆がラテを気遣う描写はどれも非常にいいものでした。あわせて、花寺のどかの両親にとっても、ラテが大切な家族であることをしっかり描いていたのもいいと思いました。
 また、新プリキュアを目立たすために既存プリキュアが活躍できない展開についても、ラテの病気で闘う時点でかなり成長していたと、これまでの設定を色々とうまく使っていたのにも感心させられました。
 その新プリキュアですが、闘いが終わって三人に初めてかけた言葉が「その必要はありません」でした。一般的にはもっと違う言い方が妥当なのでは、と思いました。
 元ネタは暁美ほむらの「その必要はないわ」なのだろうか、と勘ぐってしまいました。
 あと、「プリキュアさん」と話しかける花寺のどかの描き方も、いかにも彼女らしい、と思ったりしました。
 次回は、新プリキュアの素性や設定が色々と明かされる話のようです。どんな描き方をするのか、今から楽しみです。