「ヒーリングっどプリキュア」は春の映画タイアップで、前作・前前作のプリキュアが出てくる話でした。
予告でこれを知ったときは、正直「映画宣伝なのか…」と少々残念に思っていました。しかし、予想に反し、「ヒーリングっど」の一つの話としてしっかり成立しつつ、過去作のキャラもきちんと活かした、素晴らしい作品に仕上がっていました。
まずは、「HUGっとプリキュア」の野乃はなが平光アニマルクリニックに保護した子鹿を連れていきます。続いて、「スター☆トゥインクルプリキュア」の星奈ひかるが、犬のイエティを旅館「沢泉」で入浴させるために連れていきます。
こうやって、過去作のキャラを描きつつ、二人の家庭設定を紹介した、という描き方は流石だと感心させられました。
また、沢泉ちゆのしっかり者ぶりやリーダーシップ、平光ひなたの人懐っこさやノリの良さも伝えていました。
花寺のどかは全体的には「歴代主人公枠」という扱いですが、その役目をこなしつつも、子鹿に対する心遣いなどが丁寧に描かれていました。
結局、野生動物も入れる、新露天風呂を作る、という展開になります。そこで、他のプリキュアが勢揃いしました。
大コマで温泉づくりを皆でやるのですが、そこで薬師寺さあやのメカマニアぶりや、香久矢まどかの生徒会長ぶりなどが描かれているのも上手いと思いました。あと、にゃトランとマオの猫仲間、というくくりも面白いと思いました。
そして、無事に完成した野生動物も入れる温泉で、皆でくつろぐ、という形で話を締めていました。
映画宣伝という要請をしっかりこなしつつ、「ヒーリングっど」の第2話としても十二分に楽しめた、素晴らしい話でした。
「東京ミュウミュウ オーレ」は、前回のラストでミュウミュウに変身した六本木彩人が、戦闘に加わらない、という意外な展開になります。
その彼を、うまく日向あんずが説得して、参戦させた、という展開でした。
最後は渋谷葵が決めますが、その過程で、六本木彩人はもちろん、代々木静と神田龍成にもきちんと見せ場を作っていました。
こんな感じで、渋谷葵と日向あんずを軸にした展開を今後も見たいものだと思いました。
最後に、敵である三人組が初登場します。日向あんずが標的のようですが、彼女の事を「ホモ・サピエンス」と呼んでいたところを見ると、別過程で進化を遂げた「人類」なのでしょうか。
その三人組も、だいたいミュウミュウと同世代のイケメンでした。ある意味、没個性的です。「無印」のパイやタルトみたいなキャラがいても良かったのでは、と思ったりもしました。