Max第35話・ほのか、意外な趣味が判明

 修学旅行後編。冒頭でひかりがよし美先生に怒られますが、あまり意味はありません。一方、ウラガノスに続いてビブリスも京都に登場。二人して京都タワーの上でコントをやったりしますが、少年の身柄を確保する気はなさそうです。その後、なぎさは八ツ橋の試食を食いまくる場面が出ます。店員が藤村にちょっと似ているので、何かそれにからめた話をやるのか、と思っていたのですが、これも特に何もありませんでした。そして、ひかりと二人で人形を見ていたほのかと、なぎさたちが合流。次にどこに行くか迷う三人に対してほのかが、「自分には行きたい所がある」と言ったところで、前半が終わります。
 先週が「映画村紹介」だった事もあり、このあたりでは「修学旅行編」も外れだったか、と思ったのですが、ここから意外な展開を見せます。

 後半の冒頭は、一人で京都に来た少年が観光を楽しみ、それを空からビブリスが見守っています。子供が一人で歩き回っているのに、誰も声をかけないのは不思議ですが、これも、ビブリスが魔力でも働かせているのでしょうか。
 さて、肝心のほのかたちですが、いきなり、道の真ん中みたいな所に五人で並んで立っています。そして、なぎさに「ほのかの行きたい所はここ?」と不思議がられても、嬉しそうに頷くだけ。確かに道の上には線路が描かれ、上にも架線が描かれていますから、普段から路面電車を使う人や、私のような路面電車ヲタにはすぐに電停だとわかります。しかし、普通の視聴者やその父母には何がなんだか分からなかったのではないでしょうか。
 そしてしばらくすると、路面電車(京福電鉄嵐山線・通称「嵐電」)の車両がやってきます。車内で「本当に道路の上を電車が走っている」と驚くなぎさに対し、嬉しそうに「一度路面電車に乗ってみたかった」と喜ぶほのか。中学時代、路面電車に燃えていた身として、思わぬ「趣味の共有」に喜んでしまいました。
 その後、電車は嵐山に到着。紅葉のきれいさに、みな、感動します。このあたりの風景描写がなかなか良く、見ていて自分も紅葉狩りに行きたくなったほどでした。
 その嵐山の観光を楽しんでいたなぎさたちですが、突然、お堂の中からウラガノスが登場。さらに屏風に描かれている虎をザケンナー化させて襲ってきました。このあたりは、600年ほど前にこの京都で活躍していた「一休さん」の頓知話を意識したのでしょうか。この調子で、ぜひとも次はお吸い物の中身だけを蓋を開けずにザケンナー化してほしいものです。
 一方、ひかりは変身せず、少年と遭遇。共鳴しあったりしていますが、結局特に何も起きませんでした。
 普段なら、後は適当に戦って、マーブルスクリューで撃退、という所なのですが、今日はこの戦いの描写に二つほど「名場面」がありました。まず、ウラガノスに追いつかれそうになったなぎさとほのかが、いきなり手をつないで、マーブルスクリューを出そうとします。見ていた時、「へえ、今日は前振り少ないな」と思いました。それを察知したウラガノスはわざわざ「止まって、後ろに下がる」などと口で説明しながら迎撃体勢に入ります。しかしその時ウラガノスが見たのは、「すたこらさっさ」とわざわざ口に出して逃げるなぎさたちでした。つまり、マーブルスクリューはフェイントだったわけです。これには見ていた私も騙されました。しかも、悔しがるウラガノスを、屏風の虎ザケンナーが隣で笑っているのです。
 それにしても、「すたこらさっさ」と口に出す人を見たのは、「タイムボカンシリーズ」の悪役三人組以来、20数年ぶりの事でした。
 そして戦いは続き、今度こそ本当にマーブルスクリューMAXスパークを撃とうとします。しかし、「私たちの目の前に希望を」とほのかが言ったところで、ウラガノスが反撃。一度、二人は体勢を崩されます。その後、再び「私たちの目の前に・・」から言い直したところを見ると、「呪文」には有効期限があるようです。そしてついに、マーブルスクリューMAXが発動。するとウラガノスは「そう何度もやられてたまるかー」と全身から赤いオーラを出して対抗しようとします。しかし、ブレスレットが回転して「スパーク」になると、結局耐え切れずに逃走します。この場面を見て、ふと「キャプテン翼」の森崎くんを思い出してしまいました。
 そしてこの「スパーク」が屏風の虎ザケンナーに直撃。珍しく「ゴメンナー」は出てきませんでした。それにしても、この時期に「関西で虎をやっつける」というのは大阪の放送局であるテレビ朝日製作番組としていかがなものか、などと余計な事まで考えてしまいました。まあ、作った時点ではセリーグの優勝など決まっていなかったでしょうが・・・。
 というわけで、話そのものはともかく、戦いの場面を始め、妙なところで、個人的に非常にツボにはまった作品でした。

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