Max第31話・バルデス、起きて歩いただけで表題になる

 冒頭、禍禍しい雰囲気のなか、大地から人影が立ち上がります。その仰々しさから「すわ、ジャアクキングの肉体が復活か?」と思ったのですが、出てきた顔の影は「一・九分け」。つまり、バルデスが復活しただけでした。しかし、これはよほどの大事件なのか、表題に「バルデス復活」という一言が入っていました。
 さて、話のほうはなぎさのラクロスが主体の話。どうやら、第11話が伏線だったようで、その時にケンカしていた3年の「メグミ」と2年の「マキ」が活躍します。
 相手はゴツい体で有名な「格闘館」。さらに筋力をアップしてきたのを誇示するように、試合前からフィールドで全員でボディビルダーみたいなポーズを取って、なぎさ達をビビらせます。しかし、実はこの筋肉はブラフ、格闘館はその筋肉を生かしたプレイではなく、「なぎさを徹底マーク」という頭脳的な作戦でこの試合に臨んでいたのでした。
 その作戦が効を奏し、なぎさへのパスを奪われて得点されるベローネ。そこでなぎさは、自分を後ろにまわし、成長著しい「マキ」をポイントゲッターにする、という作戦を取ります。ところが、それを実行しようとした瞬間、サーキュラス・ウラガノス・ビブリスが出現し、なぎさはほのか・ひかりとともに、異空間の競技場に強制移動させられます。

 三人がかりで、しかも、大量のザケンナーを地面から湧き出さして攻撃してきますが、言っている事もやっている事もいつもと変わりません。しばらくして、久々のエクストリームルミナリオが発動。しかし、三人は跳ね返そうとせずに、身をかわそうとします。その時、ここ数週間の伏線であった、ひかりの胸のペンダントが発動。その効果なのか、ルミナリオは軌道を変え、逃げた三人を追尾。結局、三人は退散を余儀なくされます。それにしても、あれだけ「ルルンによるペンダントの変化」を伏線にしておいて、新技でなく「追尾機能の追加」というのはいかがなものでしょうか。
 一方、試合のほうは、三人組の精神操作で、皆が「何かが足りない」と違和感を覚えながら、何事もないかのように進みます。これまで、この「試合中に襲撃があり、なぎさがいなくなる」の対処はいろいろあり、中には「幻のなぎさがプレイする」などというのもありました。しかし、こうやってみると、やはり無印第7話の「なぜか急になぎさがいなくなり、仕方がないので補欠を出す」が一番いいのでは、と思えます。
 とにもかくにも、なぎさの新作戦が効を奏し、「マキ」と「メグミ」のコンビで同点に追いつきます。そして、戦いに勝ってなぎさがグランドに復活。ここで格闘館が「最後はやはりなぎさだ」と思って当初の作戦を継続すれば引き分けになった可能性もありました。しかし、主将の指示は「マキ」のマーク。その隙をついて、なぎさが決勝ゴールを挙げて、ベローネが勝利しました。
 ところで表題のバルデスですが、結局話の最後に洋館に向かって歩いただけ。戦いの最中も「いつバルデスは乱入してくるんだ?」と思ってみていたのですが、見事に肩透かしを食らいました。それにしても、冒頭の起床と最後の散歩という、数分の登場だけで表題になるとは、バルデス、おそるべき男です。

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