新敵キャラ「パップル」のデビュー話でした。
いわゆる「バブリー」なキャラですが、メインの視聴者層の親でも、その時代を生で知っている人は少ないのでは、と思ったりしました。
また、ブンビー以来の11年ぶりとなる、タクシーで乗り付けて闘う、を見ることができました。
ただ、このままプリキュアに負け続けると、タクシー代が経費で落ちなくなるのでは、と気になりました。
一方、チャラリートへの制裁が「机を奪われる」だったのも、「ブラック企業」で実際にある話なので、リアリティがあると思いました。
今後、復帰もあると思うのですが、その時に、どのような騒動があるのか楽しみです。
このように、クライアス社の描写は楽しめましたが、それ以外は、かなり引っかかる話でした。
というわけで、この話が面白かったと思った方は、以下は読まないことをお勧めします。
このシリーズの主題は「子育て」と「なりたい未来の自分」だと思われます。
その二つにおいて、非常に雑な描写があり、大変残念でした。
今回、ハグたんを、人間態ハリーが面倒を見るのですが、商品選びに気を取られて、ハグたんが幼女に連れされれた事に気づきません。
幼女なのですから、動きは緩慢なわけです。よほど注意力散漫でない限り、こんな事は起きません。
率直に言って、本気で守る気があるのか、と突っ込まざるを得ませんでした。
あと、同世代の視聴者が多い番組で、あのように「幼女が見知らぬ赤ちゃんを連れ去っても何らお咎めを受けない」というのもまずいでしょう。
書き出すとキリがないのでこの辺にしておきますが、この一連の描写が雑すぎました。
あと、お店での「お手伝い」の描写も、いくらなんでもまずいだろう、と思いました。
もちろん、今回の「ビューティーハリー」をはじめ、昨年のキラパティやかつてのナッツハウスのように、プリキュアが店で働く的な描写はこれまでも少なからずありました。
しかし、率直に言えば、「こんな店、実際にありえないだろう」という存在なので、特に気にはなりませんでした。
ところが、今回のホームセンターは現実世界でも普通に存在する店です。
そこで、バイトの欠勤の穴埋めという名目で中学生を働かせる、という「労基法56条違反」をやらせたわけです。
しかも、それがきっかけでクレームが生じ、社員にストレスを与える、などというこれまたリアルな展開もありました。
「雑誌の企画にしたい」などという母親のセリフを見ると、この「お仕事体験」を定番にするつもりのようですが、それはやめたほうがいいのでは、と強く思いました。
また、「三人のプリキュアが揃った記念に、父親が店長をやっているホームセンターに『デート』に行く」という、今回、野乃はなが立てた企画そのものにかなり無理がありました。
それを大道寺さあやと輝木ほまれに「納得」させるための手段はいずれも、そこでハグたんが笑ったりして、それに二人がメロメロになって思考停止する、というものでした。
これだったら、どんな無茶な設定の話も描けるので、作る方は楽なのでしょうが、視る方としてはかなり引きました。
できれば、こんな筋立ての話は、今回で最初で最後にしてもらいたいと思わざるを得ませんでした。
次回は、大道寺さあやの芸能界話のようです。普通に楽しめることを願っています。