「アラモード」第42話

 立神あおいのバンドリーダーである園部が脱退を表明し、立神あおいが悩んだという話でした。
 その彼女を元気づけるために、プリキュアの皆がパジャマパーティーを企画し、それが立ち直りのきっかけとなります。
 そして、前回のエリシオとの遭遇では、彼の術中に落ちた立神あおいが、今回は、執拗な攻撃を跳ね返して勝利した、という成長も描かれていました。

 率直に言って、筋立ては今ひとつピンときませんでした。
 立神あおいのバンドで、園部がリーダーである描写など、これまでありませんでした。しかも、この脱退問題、決着をつけずに終わらせてしまいました。
 単に、「悩める立神あおい」を描くために、バンドネタの定番である脱退騒動をはめこんだ、という印象でした。
 また、戦闘においても、エリシオのネチネチした攻撃描写が長く、見ていて楽しいものではありませんでした。

 一方、パジャマパーティーにおける枕投げや、その後も「好きなスイーツがなくなったら」という問答は巧く描かれていたと思いました。
 あと、六人の布団が放射状に敷かれていたというのも興味深いものがありました。普通はあんな敷き方はしないと思うのですが、あくまでも六人それぞれの距離関係は皆同じ、という事をカップリングが好きな視聴者に主張したいのかな、などとも思いました。
 できれば「バンドの悩み」は、「ミサキとの再勝負に向けて、勝ち目が見えないと困る立神あおい」程度の短い描写に抑えておいて、このパジャマパーティーにもっと時間を割けば、大変いい話になっていたのでは、と思い、勿体なさも感じました。

 次回は有栖川ひまりの話です。オーディションに出る話のようです。日常のキラパティや苺坂で彼女が活躍する話を見たかった、というのが正直な感想です。いい話になることを願っています。

 追記・改めて見て、枕投げの場面で、一人、枕を投げない有栖川ひまり、という描写の丁寧さに感心しました。