「アラモード」第37話

 映画の宣伝話でした。OPが映画になるのは恒例ですが、EDも映画のものを使い、画面も映画でした。
 なかよしにも映画のプロモーションが掲載されるなど、今回は、映画への力の入れようが例年以上だと感じます。
 自分はもともと映画にいくつもりです。ただ、映画に行こうかどうか迷っていた人が、この話を見て、映画に行くようになるかは、率直に言って疑問だと思いました。

 話の展開は、キラ星シエルがパリで働いていた店のオーナー・ソレーヌがいちご坂にやってきて、キラ星シエルに復帰を勧める、という筋立てでした。
 それはまあ普通だと思うのですが、ソレーヌの論法が「いちご坂は、パリに比べるとあらゆる意味で劣っている。だから、いちご坂でなく、パリでパティシエをやるべき」だったのには、正直呆れました。
 これがいかにおかしいかは、「パリ」を「東京」とか「大阪」に置き換えてみればわかるかと思います。
 商店街の人通りと、シャンゼリゼ通りの人通りを比較した、などという描写は、何かのギャグだろうか、と思いました。
 まあ、とにかく、パリを舞台にした映画を宣伝しろと言われたから、それにあわせた結果、荒唐無稽な「パリvsいちご坂」にしてみたよ、という作り手の心の声が伝わってきたような話でした。

 根本が残念だったのですが、そんななか、ちょっとへこんだキラ星シエルに対し、ビブリーが元気づけた、という描写は面白いと思いました。
 元敵幹部が、一般人的位置づけで、プリキュア側に入る、というのは初めての事ですが、その位置づけがうまくいっています。放映も残り少なくなりましたが、色々な活躍を見たいものです。
 次回は、ペコリンが人間になる話です。妖精の変身話は定番となりつつありますが、あまりパッとしないというのが率直なところです。ぜひ、新境地を開くような話になってほしいものだと思っています。