前回、太陽の力まで吸収して復活という、驚異的な設定で登場したデウスマストとプリキュアとの闘いが繰り広げられると思っていました。
ところが、それに対抗して花海ことはが巨大化して対抗します。さらにプリキュア二人を弾丸のように使うという、なかなか見られない戦闘の末、あっさりデウスマストを倒してしまいました。
所要時間は10分にも満たないという圧勝でした。
例年のパターンですと、ラスボスが最終形態になれば、一度くらいプリキュア全員が吹っ飛ばされ、変身解除になるとしたものです。
しかし、今回は、不利らしい不利になることすらない、完勝でした。
結果的に、太陽がその後も普通に輝いていたわけですし、デウスマストの「太陽を吸収した」は自らの勘違いだったようです。とんだ虚仮威しだったと言わざるを得ません。
というわけで、デウスマストは、ラス前の前半途中で退場という、プリキュアラスボスの最速敗退記録を更新してしまいました。
しかしながら、デウスマスト復活に伴う、魔法界とナシマホウカイの混在はかなり深刻でした。
その結果、花海ことはが地球より大きくなるという「神化」を果たし、その修復作業を行う事になりました。
そして、魔法界とナシマホウカイは、いったん完全分離で、カタツムリニアでも行き来できない事になってしまい、朝日奈みらいと十六夜リコも離れ離れになる、という事になりました。
個人的には、ショッピングモールの店員さんや、そこでパソコン叩いていた会社員など、魔法界から留学していた人たちの大量失踪がナシマホウカイでの社会問題になったのでは、と心配になりました。
そして、月日は流れ、6年ほど経ちました。朝日奈みらいは大学生となり、優秀な成績を挙げているとのことです。
充実したキャンパスライフを送っていましたが、中学時代の友達と集まった帰りに、勝木かなが魔法つかい探しの思い出を語ったのがきっかけになったのか、無性に十六夜リコと会えない寂しさを募らせます。
そして、十六夜の月を見て、涙ながらに再会を願います。
すると、その時、「修復作業」が完了したのか、十六夜リコ、さらには花海ことはとの再会がかない、モフルンも再び会話をはじめました。
再会を喜ぶ四人の幸せ一杯の笑顔が描かれて、話は終わりました。
どうやら、これが実質的な最終回という位置づけのようです。
当初は全49話の構想で進めていたのが、突如放送中止がなくなり、一話増やす必要が生じた、という事情でもあったのでしょうか。
そして、大人になったプリキュア達が描かれる、というのも異例でした。
ただ、その結果、二人は6年間も離れる羽目になったわけです。
闘いが終わった翌朝、校門で会った、朝日奈みらい・勝木かな・長瀬まゆみの、不安そうな顔、そして、寂しさを含んだ笑顔は、非常に印象に残りました。
また、その直前に開かれていた、勝木かなの「魔法つかい探索レポート」の詳細さにも感心させられました。
ただ同時に、その場に十六夜リコがいない、という設定になった事への残念さも拭えませんでした。
そして、朝日奈大吾のスマホに表示された、十六夜リコがいなかった津成木第一中学の卒業式写真を見た時は、強い寂しさを感じました。
もっと早く修復が完了し、朝日奈みらいと十六夜リコが、それぞれの学校で並んで卒業記念写真を撮る、という展開でも良かったのでは、と強く思いました。
というわけで、メインのストーリーは完結しました。
次回は、番外編的な「最終回」になるようです。また、新プリキュアとの「引き継ぎ」もありそうです。
どんな話になるのかわかりません。ただ、十六夜リコがずっと持っていた「将来の夢は立派な魔法つかいになること。ただ、その先は?」という疑問に対して、彼女がどのような解答を得たのか、という事だけは、きっちりと描ききってほしいと願っています。