「魔法つかい」40話

 十六夜リコの母親・リリアが初登場し、リアン・リズとともに、朝日奈家で誕生パーティーを行う、という話でした。
 魔法界の風習という事で、こちらの世界とはかなり違う誕生パーティーになりました。
 凝った描写はありませんでしたが、純粋に家族団らんや家族愛を楽しむことができた話でした。

 十六夜リコの母・リリアが、こちらの世界で活躍する料理研究家、という描写から始まります。
 そして、その驚きが冷めやらぬ前にリリアが朝日奈家を訪れるという展開になりました。
 さらに、リアン・リズも集まって誕生日パーティーとなります。
 その後は、特に、ひねりも伏線もなく、かなり派手な誕生日パーティーが展開されます。
 そんななか、特に、母親のリリアの、娘に対する愛情が丁寧に描かれていました。
 離れて生活をしているにも関わらず、十六夜リコが現在持っている悩みに気づき、それを緩和する話をさりげなくした、というのが印象に残りました。
 その家族愛を理解し、当初はパーティーを嫌がっていた十六夜リコが、戦闘に際して、皆にお礼をいうためにも勝利して戻りたい、と言った、というあたり、彼女の心境を丁寧に描いていたと思いました。
 話の動きは特にありませんでしたが、こうやって家族や身の回りの人の愛情を自覚しながら、少しずつ十六夜リコが成長していく事を自然に描けていたと思いました。
 あとひとつ気になったのですが、魔法界には苗字という概念がありません。一方で、十六夜リコの家族は、皆、「リ」で始まる名前を持っています。
 もしかして、魔法界では、名前の一番最初の文字が「苗字」の役割を果たしているのだろうか、などと思ったりしました。

 次回は、カタツムリニアの高速化にあわせ、津成木第一中学校の授業が終わったら魔法界に行って魔法学校の授業を受ける、という話です。
 予告では、「補習トリオ」の寝姿が描かれていました。という事は「お泊まり会」みたいな話になるのでしょうか。楽しみです。