「魔法つかい」第11話

 十六夜リコが朝日奈家に住み、ナシマホウ界の学校に通い始める話でした。
 「ナシマホウ界」における設定や友人紹介が主題という感じでした。
 最初に、朝日奈家にお世話になる所から始まるのですが、前回のラストで突如現れたハデーニャ教頭が、リコの保護者のような感じで、堂々と後ろからついてくる、という描写は、冒頭から楽しめました。

 一番印象に残ったのは、十六夜リコがこちらの学校に入ると知って、「ニガテな魔法の実技がない。これなら学年トップ間違いない!」と喜んだ、という描写でした。
 この、彼女の極端なまでの負けず嫌いな性格は、やはりリズに対する劣等感から来るものなのだろうか、それとも他に理由があるのだろうか、などと思いました。
 今後、この異世界の学園生活で、十六夜リコがどのような振る舞いをし、それを朝日奈リコがどうフォローするのか、と今から楽しみになりました。
 また、クラスメートが三人登場しました。一人は、1年の時からの朝日奈みらいの親友・長瀬まゆみです。彼女については、仲がいい、という事しか明かされていませんでした。
 もう一人は、その長瀬まゆみ並びに、朝日奈みらいとの仲の良さ(?)を強引にアピールしていた大野壮太でした。
 初登場の場面を見た時、「いきないクラス替え発表の場面で、女の子二人の手を握る男なんているか?もしかしたら、『フレッシュ』の三人組や『プリンセス』の伊集院キミマロを上回る、シリーズ史上最大のウザい男子キャラか」などと思いました。
 そんな事を思ってEDを見たら、プリキュア史上初となる、自分と同じ苗字のキャラだったので、何とも言えない気分になりました。
 そしてもう一人は、十六夜リコの転入早々、いきなり魔法やモフルンの歩行を見てしまう、という魔法目撃が得意な(?)勝木かなでした。
 今後も、「魔法疑惑」を追及するキャラになるのでしょうか。もし違う作品に出ていたら、「いきなり秘密がバレちゃったね。クラスのみんなには内緒だよ!」的な展開になり、タイムトラベルを繰り返した挙句、最後には悪魔になってしまったかもしれないな、などと思ったりもしました。

 戦闘においては、四パターン目の形態である「トパーズ」が登場しました。お菓子をイメージしたデザインが面白いと思いました。
 あと、ナシマホウ界にいる間、二人が同居する、という展開も気になりました。プリキュアが同居するのは、桃園ラブと東せつな以来です。
 どのような同居生活が描かれるのか、また、それにより、十六夜リコの複雑な性格がどのように描かれるのか、など、この展開にも興味をおぼえました。
 あと、十六夜リコが自分の「苗字」を朝日奈みらいと初めて会った想い出を元に決めた、という描写も印象に残りました。
 次回は、いよいよ十六夜リコがナシマホウ界の学校で「デビュー」します。彼女の気負いや、それに対する朝日奈みらいのフォローやクラスメートの反応がどのように描かれるか、楽しみです。