「魔法つかい」第10話

 舞台を「ナシマホウ界」に移しての話でした。
 「ナシマホウ界」の科学技術に驚くリコ、並びに、偶然出会ったリコと朝日奈今日子による、朝日奈みらいの話が印象に残った話でした。
 冒頭、行きと違って、実は「カタツムリニア」が夜行列車だった、というところから始まります。
 そのため、リコは、四人分の「ヤドネムリンの殻」という名前の寝袋を取り出します。

 自分が10代の頃は、このような固定クロスシートを使った夜行急行が全国各所を走っており、大いに利用したものでした。
 この描写を見た時は、そのような夜行の旅を思い出し、懐かしく思いました。

 さて、その「ナシマホウ界」に着くやいなや、二人ははぐれます。
 そして、リコは道路の中央分離帯に落ちて、自動車やバイクに驚きます。
 その中に、一台、「痛車」が混ざっていました。リコがそれを見てどう思ったのか、気になりました。
 また、リコはバイクのことを「自動二輪車」と呼んでいました。もしかして、魔法学校では、「ナシマホウ界」の道交法の授業でもあるのだろうか、などと思いました。

 それはともかく、リコは偶然、朝日奈今日子に会い、家に招かれます。
 そして、同じ人とは気づかずに、二人して「娘自慢」「友達自慢」に花を咲かせていました。
 本人のいないところでは、普通に「友達」と言うリコが面白いと思いました。
 他にも冒頭でも、本当は朝日奈みらいと一緒にいたいために校長に頼んだのに、本人のいる前ではそれをごまかす、という描写もありました。
 一応、「名前呼び」になったわけですが、まだまだリコには、朝日奈みらいに対する照れみたいな感情があるようです。そのあたり、今後どのように描かれるのだろうか、と楽しみに思いました。
 あと、戦闘では、スパルダがサファイヤモードの二人を見て、「今日は青か、いいねえ」と言ったのが面白いと思いました。やはり同じ「ヘソ出し」なので、親近感をおぼえたのでしょうか。

 次回は、リコがナシマホウ界の学校に転入する、という話です。
 もしかすると、このシリーズでは、「二つの学園生活」が描かれるようです。そのへんの人間模様がどうなるかなど、いろいろと楽しみです。