春野はるかがジュリエット役、クラスメートで演劇部員である平野ケンタがロミオ役で、ノーブル学園演劇会にて「ロミオとジュリエット」を演じる、という話でした。
話の流れは、「配役が決まる」→「最初は春野はるかの演技が下手で苦労する」→「カナタと練習した事もあり上達する」という感じでした。
そして、開演前に戦闘となり、その際に平野ケンタが怪我をします。
その代役にカナタを立てるかどうかで一悶着会ったうえで、結局平野ケンタがロミオを演じ、怪我によるトラブルがあったものの、春野はるかのアドリブで見事それも解決して演劇が成功する、という話でした。
今回のゲストキャラとして、平野ケンタの他に、同じ演劇部だが、舞台に立つのは苦手で監督志望という古屋りこが出てきました。
彼女は、普段はおとなしいのですが、演劇となると我を忘れ、ジュリエット役の春野はるかに強烈なダメ出しをする「鬼監督」になるという設定でした。
その鬼監督ぶりを見た時は、11年前の「無印」でもやはり37話で、美墨なぎさ・雪城ほのかによる「ロミオとジュリエット」があり、その時は、久保田志穂が「鬼監督」をやっていたな、などと思い出したりもしました。
ちなみに、自分の記憶では、プリキュアのアニメで「ロミオとジュリエット」をやったのは、それ以来です。
なお、漫画版では、「ドキドキ」で剣崎真琴が芸能人の仕事としてジュリエットを演じています。さらに、その話の回想として、幼い頃の相田マナと菱川六花が学芸会で演じ、相田マナがアドリブでハッピーエンドにしてしまった場面が描かれています。
一方、今回の話は、春野はるかとカナタ以外のレギュラーキャラはほとんど目立つ場面がありませんでした。
冒頭、七瀬ゆいが懸命に脚本を書き上げ、その際の疲労で「大丈夫?」と心配されると、自分の体調でなく、脚本の出来を心配されたと勘違した描写がありました。
この場面は、七瀬ゆいの熱意が伝わる、非常に良かったと思いました。しかしながら、その後、彼女が脚本で工夫したと思われる描写が劇中にはなく、残念に思いました。
さらに、話の中心となったゲストキャラ二人も、古屋りこの「監督やっていると人格が変わる」が目立ったくらいで、あまり個性を感じませんでした。しかも、この「監督やっていると…」もある意味定番ネタです。
というわけで、果たして数年後のプリキュアで「ロミジュリ」が描かれた時、果たして自分はこの話を思い出すだろうか、と思わざるを得ませんでした。
せっかく個性的なキャラが揃っている本シリーズです。どうせ演劇をやるなら、クラス対抗にせず、プリキュア全員が一つの劇に登場する、単行本の描きおろし漫画のような形式を取れば、と思いました。
そして、過去シリーズの学園祭での名作のように、二話かけて作れば、シリーズ史に残る名作がになっていた可能性もあったのでは、と勿体なさまで感じました。
さて次回は、クローズがノーブル学園の生徒「黒須くん」に変身して、春野はるかを騙そうとする話です。
単なる「一作戦」なのでしょうか。それとも、終盤に向け、春野はるかとクローズが心を通わせるきっかけになる話を作っていくのでしょうか。非常に気になるところです。