春野はるかがファッションショーに出演する、という話でした。
当然ながら天ノ川きららに指導を受ける流れになるのですが、そこでの春野はるかの実直さと、天ノ川きららの気遣いが印象に残った話でした。
また、戦闘と、春野はるかのファッションショーが同時刻に行われます。そこでの、七瀬ゆいの役割設定と行動の描き方に感心させられた話でもありました。
演技指導の際に、天ノ川きららは、甘やかしもせず、なおかつ角の立たない程度の厳しさのある言い方をしていました。その言葉遣いの加減が適切だと感心しました。
一方、普段の天ノ川きららとの会話なら「うん」と言うところで、春野はるかは「はい」と返事をしていました。このあたりも、いかにも春野はるからしい、という印象を受けました。
また、その厳しさを含んだ指導により、春野はるかが着実に上達している事を、海藤みなみに語らせていました。これについても、毎度の事ながら、その話で脇に回ったキャラの出番の作り方が上手いと思いました。
さらに、撮影している際に、ファンにサインを求められ、その時の対応を帰りに社長に指摘された場面も印象に残りました。ここでのファンへの対応の変化が、シリーズ序盤での春野はるかへの対応の変化と重なっているように感じたりもしました。
そして、いよいよ春野はるかの舞台の日となります。ところが、そこに向かおうとした天ノ川きららの前に、フリーズとストップが現れ、戦闘になってしまいます。
なお、出撃の前に二人はシャットと会います。同じ組織といえ、ライバル的な位置づけである二人に対し、シャットが「いい人ぶり」を全開にしていた描写も印象に残りました。
それはともかく、遭遇戦のような形で天ノ川きららは戦闘に入り、その気配を感じた海藤みなみと紅城トワも、舞台を抜けだして、そちらに向かいます。
一方、春野はるかは衣装のサイズが会わなかったり、化粧が間に合わなかったりというトラブルを、先日の撮影で天ノ川きららが見せた機転を応用して解決していました。
また、化粧せずに舞台に立ち、先日の天ノ川きららのアドバイスを思い出します。さらに、ただ一人、観客席に残って応援してくれた七瀬ゆいが掲げた寄せ書きに書かれた「スマイル」という文字を見て元気づきます。
そして、審査員が感心するような最高の笑顔、さらにはプリンセスらしい品のいい振る舞いを見せ、見事、ショーを終えました。
前回、「春野はるかだけ化粧が下手」という描写を見た時は、単なる「主役いじり」だと思っていました。しかしながら、実はこれが今回につながっているわけです。その深さに感心しました。
また、戦闘が始まっているなか、七瀬ゆいは、唯一、春野はるかの応援のために残ります。そして、自らが提案した色紙を見せ、春野はるかの笑顔を引き出しました。
戦闘現場に行く必要がない、という七瀬ゆい独特の設定を最大限に活かしていると思いました。このチームの中に一人、「変身しないプリキュア」がいる、というのが、非常にいい設定になっていると思います。
というわけで、春野はるか・天ノ川きらら・七瀬ゆいの三人の描写が、非常に印象に残った話でした。
次回は、記憶を失って人間界に来ていたカナタ王子の話のようです。終盤に向け、彼がどういう位置づけになるのか、そして、記憶喪失キャラとして、どのように描かれるのか、気になっています。