プリキュアコレクション「S☆S映画版 チクタク危機一髪」プレ感想

 最初の三作まで、プリキュアの映画版には上北ふたごさんの描きおろしコミックスがありました。
 その三作が「プリキュアコレクション」として再販されました。そこで、「S☆S チクタク危機一髪」を買いました。
 本屋で手に取り、表紙を見た瞬間に衝撃に近いものが走りました。そこで描かれていた絵は、映画の中で屈指の名場面だったからです。上映されて8年半経っていますが、見た瞬間にすぐに分かったくらい、印象に残っている場面です。
 これまでの単行本の表紙で、このようにTVや映画の名場面が使われた事はなかったのではないでしょうか。

 しかも、この場面、この単行本には収録されていません。それだけ、上北さんにとっても、映画に出てきたあの場面は印象に残っていた、という事なのでしょうか。
 その場面というのは、前半でケンカした事もあって敗れ、さらに離れ離れになっった二人が再会したという所から始まります。
 二人は背中合わせになって立ちます。そして、ケンカの事をわび、そして改めてお互いがそばにいることの大切さを再認識、それについて話します。
 そして、背中合わせのまま、手を繋ごうとします。ところが、一度指が触れ合うと、まだ気まずさが残っていたのか、お互い手を離します。
 しかし、直後に再び手を近づけあい、今度はしっかりと手を繋ぐのです。
 すると、その動作だけで、アイテムも掛け声もポーズもなしに変身が始まるのです。

 この手の動きは非常に短時間で行われており、映画館では気づきませんでした。ところが、この場面を見た時は、何とも言えない感情が体の中を走りました。
 当時は自分でも理由が分かりませんでした。それがDVDで見て初めて気付き、自分が感動した理由がわかり、衝撃を受けたものでした。
 その名場面を、この表紙にもってきたわけです。見た時は、あの映画館での感動が、再び体の中を走り抜けていきました。
 そして、上北さんだから当然ではあるのですが、その表紙における咲と舞の表情、ブライトとウィンディの美しさ、そして手のつなぎかたと、いずれも最高のイラストでした。
 これだけで1,026円払った価値があったとまで思ったほどでした。

 なお、その場面の詳細は、映画の感想で書いています。興味がありましたら、お読みいただければ幸いです。
 また、色々と忙しいので、全体の感想は、来週の水曜までに書く予定となっています。