春野はるかのドレス製作を中心に話は進みます。
しかし、この回の「主役」は天ノ川きららだと思いました。
ドレス製作に頑張る春野はるかを応援したり心配したりする様子、さらに、自分が春野はるかにどう思われているか、を戦闘中ですら気にしていた、天ノ川きららの描写が印象に残った話でした。
ドレス製作に頑張る春野はるかですが、その分、勉学が疎かになります。それを、海藤みなみに知られ、「ドレス製作中止命令」を受けてしまいました。
落ち込む春野はるかに対し、天ノ川きららは、「みなみん、こわー」と冗談半分の口調で言い、さらに、新作ドーナッツの話で、元気づけようとします。
それに対し、春野はるかは、ドーナッツの話には反応しません。そして、『やる気出た」と言って、ドレス作り・勉強の両方とも遅くまで頑張り、授業の遅れも挽回しました。
そして、パーティの前日にギリギリ完成直前、となりました。
その日の夕方、天ノ川きららが、春野はるかの部屋を尋ねます。すると、春野はるかは「お仕事、早く終わったの?」と尋ね、天ノ川きららは、それを聞いて、困ったような、微妙な表情を見せていました。
短いやりとりでしたが、もしかして、春野はるかが心配で、仕事を切り上げて帰ってきたのかも、などと思いました。
そして、パフのミスで、ドレスが一部作り直しとなります。天ノ川きららは、自分も手伝うと言いますが、春野はるかは、一人で作ると主張し続けます。
結局、天ノ川きららが折れる形になり、その話を海藤みなみに、愚痴のような形で伝えます。
道理からすれば、手伝いを受け入れるべきところですが、海藤みなみは、春野はるかの行動を支持しました。天ノ川きららも食い下がりますが、考えが変わりません。
その直後、ゼツボーグが現れます。天ノ川きららは、春野はるかに伝えないよう、アロマに言います。これは、海藤みなみも了解し、先週に続いて、二人での変身になりました。
この二人の同時変身の冒頭は、「ふたりはプリキュア」に通じる所があって、気に入っています。
しかし、天ノ川きららの気遣いにも関わらず、春野はるかは現れ、変身して闘います。プリンセスになるには、ドレス作りも学業もプリキュアも全て頑張らなければならない、と宣言していました。
そして、闘いながら、海藤みなみが自分の事を理解してくれた事に感謝する発言をします。
それを聞いた天ノ川きららは、二人は理解しあえているのに、自分は蚊帳の外にいたような疎外感を感じ、寂しさを感じます。
しかし、続いて、春のはるかは、天ノ川きららに元気づけられた、と感謝する発言をしていました。それを聞いた、天ノ川きららは、心底安心したような表情を見せていました。
その時点で、海藤みなみともども、ゼツボーグが作った壁で動きを封じられていました。そこで、エレガントモードとなって、必殺技トゥインクルハミングで壁を壊します。
それによって動きを取り戻した海藤みなみがゼツボーグにダメージを与え、続いて春野はるかのフローラルトリビヨンで勝利、となりました。
つまり、天ノ川きららは、自分の必殺技を、「春野はるかのサポートのさらにサポート技」として使ったわけです。
そして、ドレスは完成し、それを見た天ノ川きららは、思わず春野はるかに抱きついて喜びます。
しかし、改めて春野はるかに手を握られてお礼を言われると、「あたしは、ただ、はるはるのドレスが完成すればいいと思っただけで…」と目をそらして言います。
その時、顔が赤かったのをパフに指摘されると、ちょっと取り乱し、「別にはるはるの事を心配していたわけじゃないんだから」と、「ツンデレ」な発言をし、そこで話は終わりました。
もともと、天ノ川きららのは、有名モデルで、春野はるかに憧れられていた存在でした。そして、一緒にプリキュアをやろうと言われた時も、天ノ川きららは、「上から目線」的な対応をしていました。
ところが、その第5話の途中から、天ノ川きららが逆に、春野はるかに惹かれるような言動を見せるようになっていました。
今回の話では、それが顕著になっていました。
そして、戦闘中においてすら、春野はるかと海藤みなみの信頼関係から自分が疎外されているのでは、と心配していたほどでした。
その結果、天ノ川きららの「片想い」みたいな位置関係が構築されつつあります。
このあたりの、天ノ川きららの心境が、さまざまな表現で描かれていました。その描写が非常に印象に残った話でした。
今後、このあたりがどのように描かれていくのか、非常に楽しみです。
ところで、春野はるかは、プリンセスへの憧れを原動力とした頑張りで、ドレス作り・学業・プリキュアと全ての事をこなしきりました。
その過程における、頑張って疲れきった描写は、非常に迫真に描かれていました。そのため、ミシンを使っている描写では、「疲れて手元がくるい、自分の指を縫ってしまうのでは」と見ていて本気で心配したほどでした。
ただ、これだけ無理した頑張りでハッピーエンドになったのは、これがノーブル学園だったからです。もしこれが、見滝原中学校だったら、一直線に魔女化ルートをたどるだろうな、とも思いました。
あと、久々に台詞があった、七瀬ゆいが、プリキュア目撃談について語った、というのも気になりました。これも何かの伏線だったのでしょうか。
次回は、今回完成したドレスを着てのパーティーです。予告では、風紀委員長の如月れいこの照れたような笑顔が印象に残りました。
あと、サイトを見る限り、海藤みなみに関する設定が明かされる話であるような感じでした。このあたりが、どう描かれるかも楽しみです。