「ハートキャッチプリキュア」は、アニメ45話とほぼ同じ内容でした。ただし、薫子の変身は、デューンとの闘いで苦戦している四人を助けるために力を振り絞って、という形になっていました。こちらのほうが、アニメより筋が通っており、かつアニメでこの演出をすれば、かなり盛り上がったのに、と思いました。
また、アニメ同様、「元デザトリアン」の人たちが植物園に集まります。おかげで、漫画版では初めて、ななみ・かなえ・番くんなどを見ることができました。
いずれも短い出番ながら豊かな表情で描かれており、その上手さに感心すると同時に、漫画版でも彼女・彼らの活躍をみたかったものだ、と強く思いました。
そして、昨年同様、最後の闘いに挑む所で話は終わり、「続きは単行本で」となりました。どのような最終回が描き下ろされるか、今から2月7日が楽しみです。
「GO!GO! なかよし団」は、地獄少女の単行本宣伝企画で、双方の作者・担当が激辛スープカレーで勝負する、という話でした。第1話で使った、「ゲストが勝てば、誌面で宣伝できる」という「対決方式」を採用し、「地獄少女」の二人は、「GO!GO! 地獄団」を名乗っていました。
スープカレーには七種類の辛さがあり、誰がどれを食べるかをクジで決める、という趣向です。そして、いじられ役であるタナカ氏が一番辛いのをあててしまい、途中で真っ白に燃え尽きてしまいました。
その「燃え尽きぶり」を「あしたのジョー」最終回のパロディで描き、作者のハタノさんが丹下段平のコスプレをしていました。毎度ながらネタの濃さに感心しつつ、「なかよし」読者の誰が分かるのだろうか、と思いました。
というわけで、タナカ氏は最後まで燃え尽きており、オチも「地獄団」が担当。「また、勝負しましょうね」と挨拶したあと、「それまで、なかよし団が続いていたらですけど」と言う、という内容でした。
ここのところ、「タナカオチ」が続いてやや単調だっただけに、このように変化球を使うのもいいと思いました。
なお、冒頭の「自己紹介」は、タナカ氏が「好きなAKB48は、まゆゆ・ゆきりん」だったのに対し、ハタノさんが「好きな関取は栃乃洋」だという、これまた独特すぎる感覚がにじみでるものでした。
その「地獄少女R」は、殺人事件ネタでした。今回は、警察の逮捕の直後に「地獄送り」が発動する、という筋立てになっており、珍しいパターンだと思いました。また、中学生にあっさりバレるような証拠を残す犯人と、その状況で「自殺以外考えられない」と結論を出した警察、という描き方には別な意味で感心させられました。
それはともかく、せっかくなのですから今月は、「激辛カレーを食べさせられて殺された担当の恨みを果たすために、漫画家が地獄通信にアクセスする」というネタにしたほうが良かったのでは、と思いました。
新連載の「恋と軍艦」は、家庭不和により、東京から地方の港町に越してきた遠藤香菜が主人公、という話でした。転居先になじめず、家庭の問題にも悩んでいる香菜は、41歳の町長に恋をします。そして、ある晩、迷い込んだ家には、町長と同じ香水を使っているものの、えらくファンキーな外人が住んでいた、というところで第一話は終わりました。
とりあえず、ヒロインの恋の相手が自分と同じ年、という設定には驚きました。最後に出てきた謎の外人とあわせ、どのような中年男性が描かれるか楽しみです。
同時に、ここ数ヶ月に連載開始となった他作品と同様、このような作品が、なかよしの読者に受け入れられるか、不安でもありますが・・・。
読み切りから新連載となった「甘い悪魔が笑う」は、ヒロインの母の依頼で、主治医が一心を「テスト」する、という話でした。とりあえず、一心は頭が良くて周到だ、とは思いましたが、キャラとしてどのへんが面白いのかは今ひとつわかりませんでした。
「私に××しなさい!」は晶が絶好調でした。水野さんの秘密をあばき、返す刀で、雪菜の風邪に気づかなかった時雨をバッサリやっつけ、さらに雪菜を抱きしめます。
ぜひとも、この調子で、晶と水野さんの希望がかなえば、と思っています。あと、最後の場面で雪菜が晶の背中に腕をまわす描写は、さりげないながら巧いと思いました。
「さばげぶっ!」は、実は鳳は女子生徒のアイドルで、彼女に勧誘された園川が、勘違いからいじめられる、という展開でした。異色を売りにしている作品なだけに、定番ネタである「いじめ」をやる、というのは逆に驚きました。
あと、いくら顔が良くても、校内をモデルガン持って走り回っている人がアイドルになる学校、というのはちょっと変すぎるのでは、と思いました。
「ARISA!」は、「30人31脚をやるとか?」と言ったのに本気で反応し、呆れた松本を消そうとした、玖堂くんの天然ボケぶりに感心させられました。あの「反論」がなければ、皆で校庭に出て30人31脚が始まったのでしょうか。ぜひともその場面を見たかったものです。
「キミノネイロ」は、前回初登場したネイロの姉・音羽が話を進めていました。ストーカー紛いの粘着質でかつ、人気漫画家、というのはかなり強引な設定だと思いました。まあ、鈴木のキャラが全然立たないので、メインキャラを追加する、というのは妥当かと思いました。
「園芸少年」は何だかよく分からないまま話が終わりました。打ち切りの原因は原作者でも漫画家でもなく、この小説を、なかよしで漫画化しようと考えた担当氏にあると思っています。
「野ばらの森の乙女たち」も最終回でした。結局、元の鞘におさまったわけです。もし最初から、このカップリングで終わらせる予定だとしたら、もっと前から、初美がさくらをどう想っているか、を描いておくべきだったのでは、と思いました。
あと、告白しようとして、いきなりボタンを外しだす、という描写も、少々直截的すぎるのでは、と思いました。
それぞれ面白いキャラクターだったので、「禁断の恋のドロドロ」ばかり描かず、日常の逸話などを通じて、もっと各キャラを深く描けば、読み応えのある話になっていたではないでしょうか。そういう事もあり、やや残念さをおぼえた最終回でした。