HeartCatch第45話

 冒頭は、前回のラストである、「デューン、植物園に降臨」の再放送でした。
 OP終了後、デューンが薫子に、封印された力を返してもらおう、と言い、つぼみとえりかがその前に立ちふさがります。えりかは、「沙漠の王などと言うのに全然迫力がないのに偉そうな事ばかり言って」などと挑発していました。

 それがきっかけで闘いが始まりますが、デューンは皆の攻撃をあっさり受け流します。つぼみのブロッサムインパクトが直撃しましたが、なんの影響もありません。
 そしてすかさず反撃に。ゆりの間合いにあっさり入り、赤いオーラのようなものを放つと、一撃で変身解除かつ気絶させてしまいました。同様に、他の三人も倒してしまいます。
 それを見て、今度は薫子が攻撃します。四人と違って少しは攻防が繰り広げられましたが、結局、同様の結果になりました。それを見たコッペが、怒りの表情で挑みましたが、これまた一蹴されてしまいます。
 そしてその時、沙漠の使徒本部が空から飛び、中からサバーク博士が「お迎えにあがりました」とアナウンスしてきました。
 薫子が気づくと、そこはかつてデューンと闘った、心の大樹のふもとでした。そこで、デューンが「50年前に奪った私の力、返してもらうぞ」と言い、薫子の胸のペンダントを奪います。
 それが割れると、デューンの体が変化します。ただ、少々背が高く、声が低くなっただけで、容貌や衣装はさほど変わりませんでした。
 本来の力を取り戻したデューンは、心の大樹の防御をあっさり壊し、続いて心の大樹を枯れさせます。同時に、世界中にデザートでビルの種が降り注ぎ、建物が倒壊し、沙漠化しました。
 そして、人々が逃げまどうなか、ビルの広告がスクリーンと化してそこにデューンが映り、全人類に勝利宣言をしていました。
 四人が意識を取り戻したのは、植物園の温室でした。そこに、妖精たちがやってきて、世界が沙漠になった事を告げます。驚いた四人が自分の家に行くと、それぞれ砂に埋れ、人の気配はありませんでした。
 いつきは、家の前にクリスタルがいくつか建っているのを見て、「これは・・・」と言います。えりかは、「何なのよ」と言いながら、砂を掘り返し始めました。つぼみは、両親の姿を幻で見たあと、現実に気づき、愕然とします。そして、わずかに残った花を手に取りますが、その瞬間、その花も砂と化してしまいました。
 そして四人は再び植物園に戻りますが、そのとき、えりかといつきは人の気配を感じます。その直後、ももかが、えりかに駆け寄り、抱きつきます。驚く、えりかに、ももかは泣きながら元気だったことを喜び、それに反応して、えりかもウルッときていました。
 その後、さつきをはじめ、「デザトリアン経験者」が続々と現れます。一度心の花を奪われた人は、免疫みたいなものができて、デューンの攻撃を防げた、という事なのでしょうか。
 さつきが元気だった事を喜ぶ、いつきに対し、「そんな顔をしている、いつきのほうが心配だよ」と言い、それを聞いた、いつきは元気な表情を取り戻しました。
 一方、つぼみに対し、かなえ・ななみ・番・園芸部部長たちが、次々と元気づけます。すると、つぼみは薫子の話を思い出し、「くじけてしまいそうな自分の心に堪忍袋の緒が切れました!」と自らを鼓舞します。
 その時、デザートでビルが出現します。皆を植物園に避難させた後、四人は変身して迎え撃ちました。
 そして、つぼみといつきの「ダブルインパクト」で、後ろのビルを壊して攻撃する、などと言った派手な立ち回りを見せた後、最後はオーケストラで撃退しました。
 闘いが終わり、薫子がどこにいるか、という話が出ます。その時、コッペが虚空の一点を指差し、さらに、えりかを背負いました。
 そして、えりかが「目指すは敵のアジト!いざ出発」と言い、で撃しようとすると、皆が声をかけます。そして、ももかが「頑張って下さい!」と声をかけ、続いて、さつきが「どうか怪我をしないように」と言います。それを聞いた、えりかは、ややきょとんとした表情で「はい」と言い、いつきも「ありがとうございます」と返していました。
 続いて、かなえが、「皆さんの写真を撮らせてください」と言います。ゆりの「許可」がきっかけで、皆は同意します。すると、かなえは「それじゃ、笑って」といつもの調子で写真を撮り始めました。
 そして、皆が見送る中、空へと飛び立ちます。惑星城でそれを知ったデューンが、「心の大樹は枯らせたはずなのに」といぶかると、薫子が「まだ心の大樹は全て枯れていない」と言いました。
 そして、サバーク博士が「プリキュアを倒してご覧にいれます」と宣言すると、素っ気なく「任せたよ」と返事します。そして、薫子に「プリキュアが最期を一緒に楽しもうじゃないか」と言って高笑いしました。
 惑星城に入った皆は、スナッキー達をなぎたおします。コッペも大暴れで、眼力でスナッキーを退散させたりしていました。
 そして、惑星城の中心に向かう、という所で次回への引きとなりました。

 前半部は、話が進んでいくだけで、えりかのデューンに対する憎まれ口と、大魔王ゼノンよろしく、全世界の人間に宣言をするデューンくらいしか印象に残る場面はありませんでした。
 しかし、後半は一転して、見ごたえのある、深い展開になりました。
 まず、無事だった皆が出てくる直前、皆が変わり果てた自宅から戻ってくる場面があります。ここで、つぼみが落ち込みを見せると、えりかが肩を叩いて励まします。自分も辛いのにも関わらず、そのような気遣いを見せる、という彼女らしさを短い時間で描いたのは、巧いと思いました。
 そして、えりかとももか、いつきとさつき、それぞれの家族再会の場面も、それぞれの想いがよく伝わってきました。
 また、一話限りのキャラだった園芸部部長・アヤを登場させ、彼女が尊敬している薫子の話を思い出し、つぼみが立ち直る、という流れにしたことにも感心させられました。
 そして、出撃の直前の緊迫した場面で、かなえがプリキュアの写真を撮るという、初登場時の念願をついに叶えた、というのも、彼女らしさがよく出ており印象に残りました。
 他にも、群衆場面で、ももかがちゃんと「モデル立ち」していたなど、他にも細かいところでの描写に丁寧さを感じました。
 ただ、ここまであからさまな状況で、正体を隠し続ける、というのはどうかと思いました。せめて、ゆりとさつきくらいには明かしても良かったのではないでしょうか。もっとも、さつきの「見送りの言葉」は、正体を知ってのうえ、という解釈もできましたが・・・。(追記・四人が飛び立った後の、皆が口々に応援する場面で、ももかが「えりか」と言っていた事を後日確認しました。少なくともこの二人は、気づいていると考えてよさそうです)
 次回は、クモジャキーとコブラージャの退場話です。二人の「らしさ」を描き切り、かつ不幸な結末にならない事を強く願っています。

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