「キボウノチカラ」第1話

 「オトナプリキュア」シリーズが始まりました。
 第1弾である「キボウノチカラ」は、「プリキュア5」(以下「5」と表記)がメインで、そこに「ふたりはプリキュアSplash☆S」(以下「S☆S」と表記)も出てくる、という設定になっています。
 夢原のぞみは小学校の先生になっており、夏木りんはジュエリーデザイナーをやりつつ、サッカーもやっている、という設定でした。
 そして、二人は中学卒業後も友人関係を続けているものの、ほかのプリキュア5メンバーとは音信不通状態、となっていました。
 その二人が行きつけにしている、「Cafe Bar TIME」は、「S☆S」の星野健太・優子夫妻が経営しています。
 健太は赤ん坊を背負いながら、料理を作っていました。

 星野健太が出てくる、というのはネット情報で知っていましたが、まさかこのような形で出てくるとは思わず、衝撃を受けました。
 「S☆S」は、一般キャラの設定や人間関係が豊かに描かれています。
 特にこの星野健太は個性的なキャラでした。
 当初は日向咲に恋心未満的な感情を持っていたものの、日向咲が美翔和也に好意を持っている事を知ると、その気持を捨て、「幼馴染」に戻ります。
 その後は、宮迫学を巻き込んでお笑いコンビを目指す、という位置づけのキャラになります。
 一方で、日向咲とソフト部でバッテリーを組んでいる太田優子は、彼の釣り船での活躍や、お笑いで頑張る姿に魅かれていきます。
 「S☆S」の話では、太田優子の片思い、という形で終わっていました。
 しかし、それから10年かけて、彼女の想いがこのような形で実現させたのです。
 これを第一話から持っていったことに、驚くとともに、シリーズ構成である成田さんのキャラへの愛情を感じ、心底嬉しく思いました。
 ちなみに、星野健太の声優は夏木りんと同じ武内順子さんです。
 そのため、夏木りんが飲みに行くたびに、一人二役を鑑賞できることになりました。これもまた、嬉しく思いました。
 なお、店についてですが、星野優子には、「居酒屋でなくてCafe Bar」という強い思い入れがあります。
 そのため、星野健太が、「居酒屋の大将」的な言動をするたびに、ツッコミを入れていました。
 この夫婦漫才を毎週見れる、というのも大変うれしく思っています。

 話の本編のほうは、今回のラスボスであろう・ベルが、「時間は過去に戻せないが変えることはできる」という考えの持ち主であること、人の影を奪って「シャドウ」という戦闘員にする能力がある事が描かれていました。
 また、夢原のぞみが担任している片桐るみというダンスが上手い児童の父親が事業に失敗し、転校する事になる、という展開になっていました。
 ここで、夢原のぞみは、片桐るみを特待生的な扱いにして学校に残そうと校長にかけあいます。
 しかし、その主張は無理がありすぎ、校長の反論のほうが極めて筋が通っている、と思いました。
 このあたりも、現時点での夢原のぞみの側面なのでしょう。
 また、夢原のぞみの授業などを使って、一度ならず地球温暖化問題が描かれていました。
 これも、ベルの意思と関係があるのでしょうか。
 そして、話の最後では、「プリキュア5」の五人が再集合、さらにそれを記念してCafe Bar Timeに行ったら、美々野くるみまでいた、という展開になっていました。